イオナ 「艦体を構成するナノマテリアルが書き変えられてこちらの命令に従わない、こんなことが出来るのは」
400&402「ウィルスを仕込んだ、こうした芸当ができるのは同一フォーマットの私たちだけ、401は沈むしかない」
コンゴウ 「勝手に401を沈めるとは、どういうことだ?そもそもなぜあの海域にいた、報告をもらった覚えはないぞ」
400&402「私達は貴女を監視していました、タカオと同様に401に同調する可能性があった」
コンゴウ 「・・・私が、か?」
400&402「報告は以上、哨戒行動に戻りなさい、コンゴウ」
コンゴウ 「・・・・・・・・・」
タカオ 「・・・何で、何でアンタはそんな平気な顔をしているのよ!何時ものイオナ姉さまーはどうしちゃったわけ!」
ヒュウガ「・・・平気な分けないでしょう、私はイオナ姉さまの意思を継がなくちゃいけない、もしもの時にために」
イオナ「当該区画の中には艦内の酸素供給システムがある」
群像 「かまわない、パージするんだ」
イオナ「艦内気温大幅に低下、直ぐに室温を調整する」
群像 「いや、今は極力エネルギーの消耗を避けるべきだ」
イオナ「ん・・・(寒い時にお約束なデータを拾う」
イオナ「私は、擬似的に体表温度を上げることが可能・・・だけど、」
群像 「そうだな、エネルギーは節約すべきだ」
イオナ「(残念そうで複雑そうで呆然とした表情を浮かべる)」
群像 「生命維持に必要な機能をすべてカット、艦の中枢機能の保護に注力しろ」
イオナ「・・・それは、艦長命令?」
群像 「ああ」
イオナ「私、は」
群像 「生きろ・・・イオ、ナ」
イオナ「群像・・・?群像起きて、群像」
タカオ 「・・・まったく、本当にアンタってば。
これじゃあ私が入る込む隙間なんて、どこにもないじゃない」
ヒュウガ「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来霧にはありえない行動。
まさか、イオナ姉さまがそんな選択をするなんてね、そしてアンタも。
アンタを構成しているナノマテリアルを使えばイオナ姉さまの体を再生することは可能。
でも、今度はあんたが体を失う事になる、硫黄島の備蓄ナノマテリアルがない今再生することは・・・」
タカオ 「そうでしょうね、それが艦長の――――千早群像の望みなら」
イオナ「生きて、る」
マヤ 「コンゴウはアドミラリティコードに従っていればいいんだよ、コンゴウはアドミラリティ・・・」
コンゴウ 「マヤ・・・何を言っているマヤ、マヤ!」
イ400&402「無駄です、重巡洋艦マヤに感情プログラムは実装されていない。彼女は私たちが作った監視ユニット」
コンゴウ 「そんな、馬鹿な。嘘だろ、マヤ。お前は私の、わ、たしの・・・」
神回