闇が深くなる夜明けの前に~機動戦艦ナデシコ×銀河英雄伝説
SFとはサイエンス・フィクションの略ですが、
サイエンスの部分が先鋭化しすぎて小説がまるで科学論文のようなありさまと成りました。
俗にSF「すごくふしぎ」と揶揄され、
SFが読者からするとあまりにも難解なものと成り、結果SFブーム終焉の一つの要因であることに間違いないでしょう。
そんなSFものですが、「銀河英雄伝説」は今日でも根強い人気を誇り、
今もなお数多くのSSが書かれており、今晩は銀河英雄伝説のSSを、それもクロスオーバーネタのを紹介します。
タイトルから分るようにクロス先は90年代のアニメ「機動戦艦ナデシコ」です。
ストーリーはナデシコがジャンプをした際に気づいたら、未来。それも数万隻の艦隊戦が行われる世界にいた、
というように世界移動型クロスSSで、ユリカは自由惑星同盟の保護のもと帝国軍と戦います。
『ビュコック提督、まだ終わったわけではありません。
緒戦では敗れましたが充分に戦える戦力があります。
まだ嘆くには早すぎますよ。我々には幸運の女神もいることですしな』
『おお、そうじゃったな。ミスマル提督のおかげでウランフは助かったのだからな』
『ええ、よくがんばってくれました。まさに戦女神です』
一斉に各艦隊司令官の視線がユリカに集中した。
白い制服に身体を包んだ駆け出しの女性艦隊司令官は気恥ずかしそうに頬を染め、肩をちょっとすくめてかしこまった。
「いえ、私が至らないばかりにウランフ提督にはご負担をおかけしてしまいました。
より早く救援に駆けつけることができれば犠牲はもっと少なかったでしょうに……」
『そんなことはない。貴官の行動と勇気がなければウランフもどうなっていたかわからんじゃろ。
ボロディンも早々と撤退などできず、わしの艦隊はもっと犠牲を出していたかもしれん。
ミスマル提督、貴官は流れを変えるために最大限努力してくれた。
もっと自分の行動と能力に誇りを持ってよいのじゃよ。貴官は立派な艦隊司令官じゃ。
ここに集う艦隊司令官はみなそう思っておる。いや、貴官を認めておる。まだ全てが終わったわけではないが感謝しておるよ』
ビュコックが頭を下げると、各艦隊司令官も同意したようにユリカ向かって敬礼した。
「ありがとうございます。まだまだ力不足ですが最後まで責任を全うさせていただきます」
ユリカは感動し、同時に身の引き締まる思いがした。凛々しい敬礼で司令官たちに敬意と感謝を表明した。
と、こんな感じに帝国領侵攻作戦に艦隊司令として参加し、歴史を変えてゆきます。
銀英的派手な艦隊戦も読めるし何よりも長編で2年以上連載し、今もなお連載しております。
ぜひ、見てください。
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SFとはサイエンス・フィクションの略ですが、
サイエンスの部分が先鋭化しすぎて小説がまるで科学論文のようなありさまと成りました。
俗にSF「すごくふしぎ」と揶揄され、
SFが読者からするとあまりにも難解なものと成り、結果SFブーム終焉の一つの要因であることに間違いないでしょう。
そんなSFものですが、「銀河英雄伝説」は今日でも根強い人気を誇り、
今もなお数多くのSSが書かれており、今晩は銀河英雄伝説のSSを、それもクロスオーバーネタのを紹介します。
タイトルから分るようにクロス先は90年代のアニメ「機動戦艦ナデシコ」です。
ストーリーはナデシコがジャンプをした際に気づいたら、未来。それも数万隻の艦隊戦が行われる世界にいた、
というように世界移動型クロスSSで、ユリカは自由惑星同盟の保護のもと帝国軍と戦います。
『ビュコック提督、まだ終わったわけではありません。
緒戦では敗れましたが充分に戦える戦力があります。
まだ嘆くには早すぎますよ。我々には幸運の女神もいることですしな』
『おお、そうじゃったな。ミスマル提督のおかげでウランフは助かったのだからな』
『ええ、よくがんばってくれました。まさに戦女神です』
一斉に各艦隊司令官の視線がユリカに集中した。
白い制服に身体を包んだ駆け出しの女性艦隊司令官は気恥ずかしそうに頬を染め、肩をちょっとすくめてかしこまった。
「いえ、私が至らないばかりにウランフ提督にはご負担をおかけしてしまいました。
より早く救援に駆けつけることができれば犠牲はもっと少なかったでしょうに……」
『そんなことはない。貴官の行動と勇気がなければウランフもどうなっていたかわからんじゃろ。
ボロディンも早々と撤退などできず、わしの艦隊はもっと犠牲を出していたかもしれん。
ミスマル提督、貴官は流れを変えるために最大限努力してくれた。
もっと自分の行動と能力に誇りを持ってよいのじゃよ。貴官は立派な艦隊司令官じゃ。
ここに集う艦隊司令官はみなそう思っておる。いや、貴官を認めておる。まだ全てが終わったわけではないが感謝しておるよ』
ビュコックが頭を下げると、各艦隊司令官も同意したようにユリカ向かって敬礼した。
「ありがとうございます。まだまだ力不足ですが最後まで責任を全うさせていただきます」
ユリカは感動し、同時に身の引き締まる思いがした。凛々しい敬礼で司令官たちに敬意と感謝を表明した。
と、こんな感じに帝国領侵攻作戦に艦隊司令として参加し、歴史を変えてゆきます。
銀英的派手な艦隊戦も読めるし何よりも長編で2年以上連載し、今もなお連載しております。
ぜひ、見てください。
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