穢れた聖杯《改訂版》
ゴルゴ13が第4次聖杯戦争に参加する話です。
間桐雁夜が戦場カメラマンとして活動していたさい知ったゴルゴ13に依頼する。
すなわち聖杯戦争に勝ち、聖杯に釣られて現れた間桐臓硯の抹殺。
ゴルゴ13という非常にアクの強いキャラと、
Fateというこれまた癖の強い作品でありながら、違和感なく読めます。
聖杯戦争開始後は雁夜にキャスター、メディアを召還させ、
貴族の繋がりからゴルゴ13参加の話を聞いたロード・エルメロイは別のランサーを召還。
そして、現在行き成り言峰綺礼が遠距離からの狙撃で死亡し今後の展開が楽しみです。
アサシンの宝具妄想幻像ザバーニーヤはアサシンを分裂させる能力を有しているが、
それは本来は一体であるはずの自身を等割するものであるため、分割すればするほど一人当たりの能力は低下する。
分裂した個体の戦闘能力は、下手をすれば綺礼をも下回るだろう。ならば、綺礼でも対抗できない狙撃に対応することなど到底不可能だ。
マッハ12の狙撃に対して彼らにできることは、精々衝撃波に対する肉の盾ぐらいなものだろう。
仮に分裂していなかったとしても、暗殺者のサーヴァントにマッハ12で飛翔する弾丸を迎撃するだけの能力があるとも思えないが。
結論から言えば、この場所から放たれたマッハ12の20mm弾を防ぐ手段は言峰綺礼には存在しないということになる。
ゴルゴは、手元のディスプレイに表示されている温度、湿度、風量と風向、レーザー測距儀で正確に測定した距離を合わせて照準点を補正する。
そして、ゴルゴは手元のトリガーを引き、超音速の化け物を解き放った。
同時に、雷でも落ちたかのような凄まじい爆音が深夜の冬木の街を奔った。
僅か0.17秒後、ゴルゴの瞳が捉えていたのは、
黒いカソックを着た男がいたはずの場所にできたクレーターと、眼下に広がる衝撃波の爪あとだけだった。
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