消滅国家のウィキパディア
SSではありません。
ウィキペディア風に架空の国家を描いた作品です。
それだけでも各世界観をしっかりと描写しており十分楽しめます。
何せ日本が徳川幕府と大日本帝国で分裂した話や、
メキシコ帝国が2049年まで存在する話などなかなか刺激的な設定が数多くありす。
ぜひ見てください。
徳川幕府の近代史
・はじまり
徳川幕府は江戸時代末期の黒船来航とその後の尊王攘夷運動によって日本全土の統一を幕府は失い
日本は天皇による新政府方と幕府方に分かれる事になった。1868年にこの状態は完全に常態化し両陣営は新たな国名を名乗った。
関東地方を分断するように南側を支配し京都を暫定首都とした新政府方が大日本帝国を建国。
北側は幕府を会津に移した徳川幕府が支配する日本共和国が正式に樹立された。
両国は互いの正当性を主張し対立しそれは現代まで続く結果となった。
日本共和国はフランス・オランダ・ロシアと協力関係を構築し
大日本帝国もアメリカ・イギリス・ポルトガル等の国々と協力関係を構築した。
日本共和国と大日本帝国は互いに軍拡を行い両国の軍事力は20世紀に入る頃には列強と肩を並べる存在となった。
・身分解放の御触書
両国が分断された当初、幕府は国家の近代化に務めていた。
そこで打ち出されたのが身分の解放だった。
ただし完全な身分の解放は武士の存在意義を大きく失う事であった為、
幕府はまずを廃止する事にした。
一部では反発もあったがこの政策は問題なく実行され国民の身分を名目上は武士・町民・百姓の三つのみに分けた。
この体制は1985年まで続いたが、地方の発展と人口増加に伴い町民や百姓の区別が曖昧になった事から
その後はさらに改革が進められ最終的には武士と町民の二つとなった。
・日日清戦争による朝鮮半島支配
1894年7月25日から1896年3月にかけて主に朝鮮半島をめぐり大日本帝国と日本共和国と大清国の間で戦争が行われた。
当初は朝鮮半島を巡って大日本帝国と清との間での戦争であったが朝鮮半島が大日本帝国によって支配される事を警戒した日本共和国が
大日本帝国に奇襲攻撃をしかけ参戦し幕府海軍は朝鮮半島の間にあった対馬を攻撃占領、
そこを起点に大日本帝国による朝鮮半島の海上輸送網を寸断した。
幕府陸軍も朝鮮半島へと侵攻し1896年、幕府は朝鮮半島を事実上支配下に置いた。一方、大日本帝国は台湾を取得した。
・第一次日幕戦争
1898年、大日本帝国は一連の幕府による攻撃や挑発に対してついに痺れを切らし日本共和国へと侵攻。
大日本帝国軍は陸路と太平洋側から軍艦8隻を派遣し侵攻を開始。
その結果、幕府軍は関東平野にて敗走し幕府が実効支配を続けていた江戸の南南西地域(関東の平野地帯)を失う事になった。
しかし、それでも山間部の戦いは幕府が征し幕府は山梨県と長野県の一部地域を占領した。
・第一次世界大戦
1924年、幕府は大日本帝国と第一次世界大戦に連合国陣営として参戦した。
この戦争によって日本共和国は国連から南洋諸島の委任統治領を取得した。一方、大日本帝国は南タンガニーカを取得した。
・ナチスドイツとの協力
幕府はナチス政権下のドイツと協力関係をとった。
幕府軍はこれまでフランス式の軍隊の形式がとられていたが当時、
ドイツを訪問していた大老や外国奉行によってドイツの急速な軍拡を垣間見た幕府は
ドイツ式の軍隊を作り上げる事で軍隊のさらなる強化ができると考え軍の制服や戦車を含めて技術供与や軍事顧問団の受け入れなどを受けた。
・日本海海戦(2,26事件)
大日本帝国海軍の艦隊が日本海において偶発的に幕府海軍と衝突し発展した海戦で幕府海軍が勝利を収めた。
なお、この戦争は世界で始めて航空母艦が本格的に使用された事で知られており世界初の本格的な航空母艦である江戸級航空母艦『江戸』
『会津』『武蔵』が使用され大日本帝国海軍との戦いにおいて猛威をふるいその後、世界中で空母の開発競争が巻き起こった。
これらの空母は当時の幕府の将軍である徳川鷹春が第一次世界大戦中に使用された航空機を見て周囲の反対を押し切り建造させていた。
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