パエ-リャ

木製カトラリ-

パンと、鍋なしで味噌汁

2014-12-16 08:59:31 | Weblog
パンと味噌汁の相性が良いのは知られているが、どの様に確保するかの問題が残る。以下の記述は小人数を対象に手軽に用意できる手法の提案だ。

パンはフランスパンに限らないが、私はフランスパンを勧める。買う事も出来るが家庭用のパン製造機でやればよい。問題は食パン型のフランスパンが出来上がる事だが、食感は紛れもないフランスパンなので文句は言わないことだ。問題はそれより味噌汁サイドにある。

良く言われることだが、味噌汁は沸騰させない。然し、鍋を使うと沸騰する事が多い。然も鍋を使うと洗わなければならない。食洗器を使えば良いが、沸騰させてしまうとこびりつきを前処理する手間もかかる。

なので、以下のようにする。

お湯を沸かす。味噌汁用のお椀ではなく、広口のコ-ヒ-カップ等にフォ-クで生味噌を入れる。出汁入りの味噌でないなら、粉末だしなども予め入れておく。そこに熱湯を注いでフォ-クで味噌を溶けば出来上がりだ。お湯の熱量は味噌とカップと具に吸収されるので、絶対に沸騰状態にはならない。問題は具だ。

野菜は基本的には葉野菜が適している。グツグツ煮る訳ではないので細切りにすればよい。野菜で一番手軽なのはミョウガだろう。洗う手間も最小限だし、熱量の吸収も最小限に留まるので熱々の味噌汁が出来あがる。

若し、大根とか固めの野菜が好きなら、別途予め熱湯に入れておくこと。それでも硬いままならチンしてしまう。魚でも構わないが、肉類ならベ-コンが手軽だ。

私の一番のお勧めはキノコの味噌汁だ。一番手軽なのはシメジ、軽く水洗いして茎を割いて入れるだけで良い。お湯が既に沸いているなら30秒ほどで味噌汁が完成する。

実は、似たような事を修学旅行で京都の旅館に泊まった時に経験した。粉末赤だしの味噌椀に大きなやかんからお湯を注いで出来上がりだった。具は恐らく乾物だったのだろう。

また、英国にも似たようなものがある。ねっとりしたこげ茶色のペ-スト状ス-プの元にお湯を注ぐだけで、私はあまり好きではなかったが、インスタントス-プには違いがない。

次回は川魚の干物の話をする。干物は海の魚だけとは限らないのだ。