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PCの遠隔操作-3 「他人のパソコン」としての操作とスクリ-ンショット-made easy

2015-07-25 08:04:03 | Weblog

ここではリモ-トサポ-トの操作手順を見てみよう。以下は東京でリモ-トデスクトップを開いた画面で、 実は鹿児島で開いても違いはない。

この画面ではふたつあるオプションのどれも未だ選択していないので、特に目につくのは今までの「マイパソコン」での接続履歴の表示位だ。この稿ではマイパソコンは使わないで、「リモ-トサポ-ト」を試みるが、展開するメニュ-の内容は驚くほど単純だ。

例えば、鹿児島の(親の)パソコンに遠隔アクセスしたくて、東京側で青枠で囲まれた「アクセス」ボタンを押すと、その時点で鹿児島側が東京側の接続希望を知らなければ、PCの電源を入れてないか、あるいは電源を入れてあっても「アクセスコ-ド」を生成していないことが当然考えられる。だから、当然のことながら鹿児島にアクセスコ-ドを教えてもらえと言うメッセ-ジが出る。

以下の画面がそれだ。実は、この画面は既に鹿児島からアクセスコ-ドを入手していても出てくる汎用的な画面になっている。

なので、この時点で既にコ-ドを知っていれば入力出来るし、入力すれば直ちにセッションが開始される。一応、鹿児島側でのコ-ド生成の画面を見てみよう。

これが、鹿児島側で 「リモ-トサポ-ト」ボタン を押した結果だ。この12ケタのコ-ドを今度は東京に何らかの方法で伝えて、東京側では画面の「アクセス」ボタンを押して、その12ケタのコ-ドを入力する訳だが、その時にはそのコ-ドを記憶するかと言う質問は出ない。

「リ-モ-トサポ-ト」はあくまで必要があって他人のPCを直接操作するものなので、毎回許可のためにアクセスコ-ドが必要になるからだ。

PCの遠隔操作については、それだけでしかない。かいつまんで言うと順序としては:

1. 操作される側で、若し「マイパソコン」扱いを受け入れるなら、画面の右下の「リモ-ト接続を有効にする」ボタンを押して、PINコ-ドを決めて入力するか、或は、遠隔操作を希望するなら画面の右上の「アクセス」ボタンを押してアクセスコ-ドを生成して、操作する側に何らかの方法でそれを伝える。

2. コ-ドを伝えられた側は、「リモ-トサポ-ト」の場合は、そのすぐ下に見えている「アクセス」ボタンを押して入力するか、或は「マイパソコン」として遠隔操作するのであれば、単純にアイコンを押すだけだ。(PINを既に記憶してある状態)

どちらの場合でもその瞬間に遠隔操作が可能になる。

多少、「複雑?」な問題があるとすれば、「マイパソコン」の遠隔操作で、この「遠隔操作シリ-ズ」では、基本的には鹿児島の内部記憶装置は空の状態であることが想定されている。

なので、鹿児島の親に見せる画像や文書などは、全て東京のデ-タで、然も「クラウドに既にアップロ-ドしてある」ものに限られる。(東京のPCのデ-タを鹿児島のPCの記憶装置にコピ-する事は一切、行わないし、遠隔操作のセッションの最中にそれが可能だとも思えない)。

なので、このシリ-ズが自分用の Aide Memoire であることを考えると、その辺の記述も付け加えるが、その前にスクリ-ンショットについて多少記述を残して置く。

スクリ-ンショットの取得には市販の物、ネットで手に入る無料の物など色々あるが、大抵はプルダウン等の場面で失敗してしまう。ソフトを起動すると、メニュ-が引っ込んでしまうからだ。ファンクションキ-を使っても出来ない。確かに、ネットで調べると、そのような場面を解決する特殊な無料ソフトはあるが、一番簡単なのはキ-ボ-ドの「プリントスクリ-ン」キ-を押して画面を記録して、それをウインドウズの原始的なお絵かきソフトなどにペ-ストしておいて、必要に応じて更に別の、例えば「スキッチ」みたいなソフトで利用する事だ。

この場合、いきなり「スキッチ」とかのソフトにペ-ストしようとすると上手く行かないので、あくまでも最初は原始的なお絵かきソフトに収納する事が「コツ」だ。何故かはわからないが「生活の知恵」だ。確か、お絵かきソフトはBMPなので、保存したファイルは「スキッチ」などのアプリでも問題なく受け入れられるからだ。

 

 

 

 


PCの遠隔操作-2 「マイパソコン」としての操作

2015-07-24 13:28:04 | Weblog

ここで、鹿児島の画面を見てみよう。前回のセッションは終了して、今回は未だリモ-ト接続を行ってない状況では以下の画面が現れる。

遠隔サポ-トを行う予定がなく、鹿児島のPCを東京から見ての「マイパソコン」にするには、前回、PINコ-ドを登録してないと、改めてPINコ-ドの設定が必要になる。以下の画面が出現する。

鹿児島でPINが入力されると、準備完了で、以下の画面がそれを表している。PJCTRが使われるPCの登録名だ。

このように、PINコ-ドは初回、鹿児島で生成されて、何らかの方法で東京にその番号を伝えなければならない。

この後、暫く時間がかかるが(10秒くらい)、東京での準備も整うと以下の画面になる。

 

この時に東京側でPINを入力する画面が次だ。

つまり、一度鹿児島で入力されたPINを東京側で記憶する事が出来る仕組みだ。

いずれにせよ、この場面で東京がPINを入力すれば、鹿児島のPCは即時、東京のマイコン化する事になる。

次は、リモ-トアクセスの場合のプロンプトを見て見る。


PCの遠隔操作-1 スティックPCと鹿児島の居間のTVと動画の再生との関係

2015-07-24 13:27:57 | Weblog

 

この記事では aide memoire  として、グ-グルクロ-ムのアプリを使い、TVのHDMIポ-トにスティックPCを差し込んで、ポケットWIFI経由で出来る事を高齢者対策としてまとめる予定だ。

例えば、状況としては、自分が鹿児島出身で、現在東京で就職しているが、故郷の年老いた親達ではPCの操作ができないので、子供達の成長記録の動画とかをネットで送りつけて、それをどのようにしたらパソコンの画面に表示できるかを電話で説明するというような問題を一気に通り越し、

いっそのこと鹿児島の居間にあるTVの大きな画面で親の手を煩わせずに見せてあげたい、その為にはどのようなシステムを構築して実際的な運用をどのように行えば最適なのか、構築と運用にかかるコストの面も含めて、どの様にすれば良いかと言う課題を根掘り葉掘り模索していく。

その過程で、aide memoire を作成するために必要となるプルダウンウィンドウやポップアップウインドウのスクリ-ンショットをどのように出来るだけ簡単に取得するか、というような付随的な問題も取り込んでしまう。

すでに、2台のノ-トパソコンでのシミュレ-ションは終了した。然し、最低限の一時的な作業は鹿児島側でも必要になるので、全ての場面をスクリ-ンショットで確認しながら進める事にする。

基本的なシステム構成は簡単で、以下のようになる。

1. 操作される側のパソコンと、遠隔操作する側のパソコン。この場合、遠隔操作される側のパソコンとして、スティックPCを想定している。そのパソコンの表示装置はスティックPCを差し込んだTV画面になる。

スティックPCは安いが、初期設定ではキ-ボ-ドが必要なので市販のものを買うか、最初から付属しているものを選ぶこと。TVは必ずHDMIのポ-トがある物を使う。最近では19インチで2万前後なので、もう少し大きくても構わないだろう。

2. その両方にインスト-ルされた遠隔操作のアプリ、市販の物、無料の物、色々あるが、ここでは Google Chrome に追加で使える無料アプリを想定している。

3. インタ-ネット環境、鹿児島の場合には、固定回線でなく、携帯用の無線ル-タ-のほうが望ましいかもしれない。東京で買って、全てをセットしてから鹿児島に持って行けばよいからだ。いずれにせよ、東京も鹿児島も両方がネットでつながれている事が必要だ。

 以上のような環境にあれば次のように進む。

操作される側のパソコンでクロ-ムを起動する。すると典型的には以下のような画面が出現する。

アプリボタンを押すと以下の画面が出て来る。

 

ここまでで特に判りにくい部分はないはずだ。必要なアプリの正式名は 「Googleリモ-トデスクトップ」 になる。このアプリを起動すると次のような画面に切り替わる。

この画面には幾つもの異なるオプションが紛らわしく同時に表示されているので、詳しい解説が必要だろう。

この画面が言っているのは以下の二つだ。

1: どこか距離的に離れた所にある他人のパソコンを遠隔操作できる (リモ-トサポ-ト)

2: どこか距離的に離れた所にある自分のパソコンを遠隔操作できる (マイパソコン)

ここではまず、「マイパソコン」の話から始める。この画像ではマイパソコンと言っているが、実際上は「マイリモ-トパソコン」と呼んだ方がより正確に意味を理解できる。で、この画面では既に「マイパソコン」機能を試してしまったために、PJCTRと言う名前のついたリモ-トパソコンがマイパソコンの枠内に登録されているのが判る。

ここには、同じアイコンが二つ見えるが、上のアイコンは押すと、そのまま遠隔地にあるPJCTRと言う名前で「マイパソコン」として既に登録されている「自分のパソコン」に、この表示を見せているPCが瞬時につながる仕組みだ。その後は、通常のように遠隔地にある自分のパソコンを利用する事が出来る。(この項は更に追加記述する)

でも、下のアイコンは押しても何も起こらない。この表示を見せているPCをマイリモ-トパソコンとして接続可能にする事だけが出来る。

「リモ-ト接続を有効にする」ボタンを押すと、PINを入力するように促される。なので、10桁位の適当な番号を入れればよい。で、この番号を、遠隔地に置いてある、そのPCの固有のPIN番号として登録する事が出来る。

その意味する事は実に大きい。

後述する「リモ-トサポ-ト」では、PINの替わりに、システムによって(リモ-ト接続する度に)鹿児島で自動生成されるアクセスコ-ド(12ケタの数字)を「接続の度に東京で入力する事」が必要になるが、(ただ、解決策もあるので後述する)、「マイ(リモ-ト)パソコン」では一度、鹿児島で一度だけPINを入力するか、或は東京でPINを入力してメモに書き留めて置いて、宅急便でスティックPCを鹿児島に送れば、接続の度に番号が変わることはない。

然も、一旦「スリ-プ状態に入った」PCを遠隔操作では起こす事が出来ないので、そうならない様にPCの電源管理設定を変えろとの、親切なメッセ-ジも同時に表示される。

リモ-トサポ-トでのコ-ドの受け渡しの解決方法としては、電源管理は同じだが、一番最初のアクセスコ-ドを使い続けるために、更に電源を落とさない事が必要になる。高齢者が毎回PCを起ち上げて、アクセスコ-ドの生成まで辿り着く事は想定しにくいからだ。

この場合、PCの冷却ファンは暫くすれば止まるので消費電力は無視できるか、あるいは必要コストと考える事も出来る。万が一、ベアリングの摩耗でファンが故障しても必要経費の範囲で処理すればよいだけの話だ。高齢者の残りの寿命との戦いを考えれば、許容できるコストでしかない。

で、「マイパソコン」は遠隔地の自分のパソコンを操作する訳で、何か見たい文書や動画があれば、それらは全てパソコンの物理ドライブに格納されてなくてはならない(だろう、推測)。インタ-ネットで遠隔地の自分のパソコンにアクセス出来るだけでもあり難いのに、その上、更に、その遠隔地パソコンからネット検索などを行って、その結果をインタ-ネットで見るのは(今は)出来ないと思う。(後で、確かめて見る)

(ついでながら、リモ-ト接続は両方向同時に可能なのか、今の時点では判らない。今後の根掘り葉掘りを待つしかない)

この点で、リモ-トサポ-トの場合は違うのを確認済みだ。一言で言えば、東京のPCから鹿児島のPCを操作して、鹿児島のPCが取り込んだクラウドの静止画や動画を、鹿児島のTVの画面にそのまま映す事を問題なく東京から行える。

リモ-トサポ-トの設定は、「共有」ボタンを押すと、この画面を見せているPCを遠隔サポ-ト用に提供できるようになる。押すと、自動生成されたアクセスコ-ドが表示されるので、その番号を鹿児島から東京に電話とかで教えればよい。東京では同じ画面で、逆に「アクセス」ボタンを押せば、鹿児島で表示されたアクセスコ-ドを東京で入力するように促されるので、鹿児島から教えてもらったアクセス番号を入力すると、瞬時に鹿児島のデスクトップが東京で見られる。

(この場合も、両方向同時の交信が出来るのかは不明だが、鹿児島の音声を東京に出力するのは出来る)

共有接続のシミュレ-ションを行う場合、通常は最初に2台のPCを並べて行うと思うが、時々、紛らわしくなってしまう。ただ、リモサポでも、マイコンでも、操作される方を先に起ち上げる事を忘れなければ、それ程面倒な操作ではない。むしろ、ファイルの共有の設定とグ-グルドライブの関係の方が問題なので、それも根掘り葉掘りする予定だ。

と、ここまで記述して来たわけだが、既にリモサポとマイコンとはどこが違うのだろうと思い始めている。前述した疑問点も含めての話だが。。。

次のエントリ-では個別のメニュ-展開の内容を記述していく。

で、今日の午後、ビ-ルを飲みながらリモサポとマイコンの違いを根掘り葉掘り、考えた。一言で言えば、遠隔操作で出来る事の内容に違いがある訳がない。他人のPCであれ、自分のPCであれ、遠隔操作できるのであれば、物理ドライブにも、仮想ドライブにもアクセス出来るはずだ。

唯一の違いはパスワ-ド的なアクセスコ-ドとPINコ-ドの違いだ。自分のパソコンを遠隔的に操作するのに、一々コ-ドが変わる必要はない訳で、鹿児島の両親にTV経由で画像や文書を見せるには「マイパソコン」だけを使えば良いとの結論がおのずと出て来る。

問題は、鹿児島での画面表示のON/OFFに伴う電源の管理と、信号の入力元の切り替えで、入力切替はTVのリモコンにボタンがあるので問題ないだろう。TVの電源がPCの電源と同期すれば最高だが、それは今は無理だろう。ただ、TVの電源はリモコンで落とせるから、表示用の電力消費は問題にはならないだろう。

スティックPCには電源ボタンがある。物理的なボタンなので、東京にいて鹿児島のスティックPCの電源を落とす訳にはいかないので、こればかりは必要なら鹿児島の親に頼むしかない。システムのシャットダウンは、これも必要なら東京で出来る。スリ-プモ-ドに入れない様に設定しても、CPUは殆んど無負荷状態になるので、メモリ-の大部分も同じで、冷却ファンは停止するだろうから、回転用の動力に使われる電力消費は最低限に収まるだろう。

となると、

システム運用の電力消費に関して;

1. 結論的にはTVの画面はTVのリモコンで消すが、「マイパソコン」状態は24時間、365日維持し続ける。

システム利用の様態として考えられるのは;

1. TVのリモコンで、随時入力先を変える癖を親に付ける。難しくはないだろう。BS,地デジ、HDMIしかない訳だから。そのために、随時、仮想ドライブに新しい内容を追加して置く。そのような画像には背景が判る様に、出来るだけ注釈を入れておく。

2. 必要に応じて、「今から電気紙芝居を見せるからTVの電源を入れて、入力をHDMIに切り替えて」と鹿児島に電話する。そして、必要に応じて、電話で説明を加える。スカイプは同時には使えないだろう。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


徒歩での道案内 -3 アンドロイドアプリと Google Map との関係

2015-07-08 11:21:27 | Weblog

以下は特定のアプリ、「矢印ナビ」の特徴をおおよそ示すものだ。他にも同様の道案内アプリは世界中を見渡せばあると思うが、直感的に使えるので優れていると思う。これはバ-ジョン1.3で、最初のバ-ジョンはもっとオプションがあったが、特に必要ないものばかりだったので、これが最適かも知れない。

初期画面は以下。

現在地のみの表示で、誤差は大きい。GPSと基地局の電波は両方届いている、室内での表示場面だ。なので、表示や矢印合わせは不十分な場合がある。

地図上の長押しで目的地にピンを立てた場面が次になる。住所で目的地の設定も出来る。

勿論、住所から検索して目的地を設定する事も出来るが、長押しの方が手っ取り早い。

このメニュ-では、「その他」以外のボタンにはサブメニュ-はない。「その他」の中身も実質上地図の代わりに航空写真を選べる位しか、他のオプションは存在しないので、道案内に使うボタンは、「矢印表示」と「コンパス開始」しかない。

まず、現在地から目的地に矢印を向けて見る。次の画像だ。

地名の特定を避けるためにぼかしているので、ピンがはっきりと見えないが、根元に向かって矢印が伸びている。次に、これにコンパスも加えて見ると、次のようになる。

 画面に対して矢印の向きが変わった。この時点で、矢印は磁石の北方向ではなく、現在地から見た目的地の方向を指している。なので、矢印を直近の道に平行にすれば、即道案内になる。

地図を拡大してみる。

この表示は概ね正確だ。このスクリ-ンショットは屋内で取得したものだが、矢印の下側の道まで、約4,5mと言うのは非常に正しいし、スマホの向きをもう少し変えて道と矢印を平行にすれば問題なく歩き出せる。

この道は本当の生活道路で、極近所の人達しか使わない細い道で、ナポリの裏道の細さと思えばよい。

結論的には、矢印ナビも当然 Google Map を使うわけだが、起動の速さ、オプションの少なさ、直感的に使えること、これらを考えると徒歩での道案内はグ-グルの道案内機能より優れていると思う。

経路は表示されない。と言うか、経路図を示されて、それが道案内だと言われても困る。本当に必要なのは100m、200m先の案内でなくて、今ここで右に行くのか、それとも左かに対する答えだからだ。上の図は、右に行ってはいけないと明確に指示している、優れものだと思う。

以上とは別に、 google map でのマ-カ-付地図に関して、全く偶然の発見があった。以下の3枚の画像で示す。

今となっては、あまり意味がないが、ずっと保管場所が不明だったマ-カ-付の地図は、

これを押して見て判った。次に展開する。

パソコン地図の保管場所はブックマ-クだった。これはCドライブの、普段は非可視化されたファイルに格納されている。コントロ-ルパネルで視覚化すればパスは以下の通りだ。

C:/users/ユ-ザ-名/AppData/local/Google/chrome/user data/default/bookmarks

とんでもない所に格納されている訳で、探し回っても見つからなかったのも無理ない。然も、この存在を裏付けるように、矢印ナビの表示にも以下のような部分がある。

携帯端末でもピンを立ててマ-カ-付地図にしたものをブックマ-クに保存できると、ここでも言っている訳で、考えてみればシステムデザイナ-が当たり前に使う場所かも知れない。今頃判ってもありがたみはないが、知っていて損はないだろう。

結論的には、こうなるのだろう。

1. 広域の道案内はパソコンで通常通りに

2. 街中などの限られた地域の経路の下調べは Google Map の道案内で頭に入れておく程度に

3. 実際の街歩きの場面では矢印ナビを使う

 

 

 


徒歩での道案内 -2 Google Map との関係

2015-07-04 08:51:16 | Weblog

アンドロイドの道案内アプリを見る前に、もう一度 Google Map を使って、何処までスマホ上で、細かい徒歩での道案内が可能か検証してみたい。画面は全てスマホのスナップショットになっている。パソコンへの画像転送は100円ショップで買った充電・転送ケ-ブルを使用している。

まず、次の画像が案内開始前の地図表示になる。

この時点ではスケ-ルの問題もあり、矢印も出ていないので大雑把な情報しか得られていない。大きくズ-ムアウトした場合の典型的な画像が以下になる。

海などの大きな目標を認識するには役に立つ画像だろう。地中海沿岸では使える場面だ。で、案内開始ボタンを押した直後の画面が以下になる。

この画像で留意すべき点は地図のスケ-ルではなく、表示されている二つの矢印の向きだ。赤い矢印は磁北を指しているが、青いガイド用の矢印は現在、東を向いている。青い矢印の向きはスマホの向きを変える事によって、絶えず地図上の青い道筋に合わせないと、ガイドマップとしては使えない。

上の画像はまだスマホの向きを合わせてない状態で、そもそも、そのような方向合わせを出来るのは設定のお蔭だ。

 

青色矢印の向きはスマホの方向と連動するので、スマホを回転させれば出来るようになる。なので、地図上に見えている道路の方向と、更に理想的には航空写真などから判断できる目標物の位置関係が、青い矢印の向きと合えば、正しい方向に歩く事が出来るはずだが、土地勘がゼロの場合、瞬間的な判断は難しいかも知れない。

 

上の画像は現在地に最大限ズ-ムインした状態だ。この場所は完璧に土地勘があるので言える事だが、現在地の誤差範囲は6,7mある。薄青色の円型ディスクがその範囲で、この地図は一言で言えばズ-ムインしすぎていて、周りの曲がり角とかが良く見えないので、初めの1歩を踏み出すには不適だろう。

この画面の使い方としては、画面上の「短かくて青い矢印」が「地図上の白い矢印」と平行に、手に持っているスマホの縦長の方向に進みなさい、となる。

短い青い矢印の方向は、常にスマホの縦長の方向と完全に平行になるようにシステム設計されているからだ。そして、上の画像はスクリ-ンショットなので、画像の左端の縦のラインが手に持っているスマホの左側の端のラインと同じになる。

だから、この青い矢印は本来もっと長く表示されるべきなのに、短くて、少しとんがっているだけで使いにくい。そのために、この画面では白い矢印と完全には平行に出来なかった。然も、白い矢印ももっと長くする必要があるだろう。

つまり、理想的にはスキッチで書き込んだ赤い矢印位、長い矢印が欲しい訳だ。 これはとても重要な事だと思うし、そもそもが根掘り葉掘りなので、しつっこく言うと以下のようになる。

スマホの画面では白い矢印の方向など、本来どうでも良い。直近の青い道路にスマホの端を合わせれば良いからだ。何がどうでも良くないかと言うと、スマホの端の方向を、どれだけ正確に白い線に平行に出来るかが問題で、仮に5,6m先に二差路があって、その間の角度が15度しかないのに、肝心のスマホの先端が、青い矢印と白い矢印を正確に平行に出来ないために、二差路のどちらに向いているのか良く判らなければ、道案内の意味を持たないからだ。

上の画像の場合、本来進むべき方向より、少しだけ左寄りの方向が手に持っているスマホの先頭の方向になってしまう。矢印が太くて短いのでそうなってしまう訳だ。直ちに改良すべき点だろう。

これは案内開始直後の場所の航空写真で、矢印の向きは未設定(つまり、スマホの先頭方向が東を向いている)、そして位置の誤差範囲が恐らく25m程あるが、逆に周りを見渡せば、同じような距離の間に道路の曲がり角などがギリギリデ見えるので、次にどうすればよいか判りやすい場面だ。

然し、これは日本の住宅地の場合であって、外国の街中で同様の航空写真の助けを得られるかは事前に確かめる必要がある。仮に、航空写真があったとしても、現在地から使えそうな目標物が視認できるかは判らない。大きな町では障害物があるからだ。

以下は地図上でズ-ムアウトした場面だ。この地図で判ることは、(誤差範囲の知識が必要だが)、間もなく左に曲がる必要があると言う事で、前方がたまたまT字路なので、右か左かは切実な問題だし、もう少し、円の大きさが小さければ役に立つだろう。 

 

結局、地図のスケ-ルとの関係は、自分の現在地の範囲をどれだけ正確に同じ地図上に表示出来ているかの問題に行きつく訳で、その意味で携帯基地局のビ-コン信号を拾えなければ、苦しい。内部的な三角測量が必要だからだ。

更に具体的に言うと、この現在地は近くに他の道路が密集している場所なので、この場所でGPSの信号だけが頼りだと、T字路そのものにぶつからない可能性も非常に大きいからだ。丸の中心が自分のいる所では必ずしもない。

以下は、逆方向から見た航空写真。

 これも実際にはあまり約には立たないだろう。もし、ある程度の土地勘があれば、そしてある程度の目標物が見えれば以下のような表示も使えるかも知れないが、時と場合に依るだろう。そもそも土地勘がないからこその、ナビな訳だし。

仮に、こんなところで次のような文字情報を見たら、かえって混乱するかも知れない。

このような文字情報は地図画面の下の方をスライドすれば出て来るが、誤差の大きさにもよりけりで、10m離れた隣の道路の話かも知れない。

結局、徒歩での道案内では、現在地の誤差を地図上で相対的に極小化する事が望ましい訳だが、誤差の円型範囲は地図の表示範囲とは関係なく大きさが決まっているので、ズ-ムアウトする事で、より大きな地域に対して相対的に正確な現在地が判っても、目の前の路地とかでどうするかと言う問題は解決してくれない場合がある。銀座の表通りでは使えても、神楽坂の路地では上手く道案内が出来ないような場合だ。

ただ、そうは言っても、今まで見て来た限りでは Google Map がスマホでの徒歩ナビに使えない訳ではないと言う印象は確かに受けた。

次の記事ではアンドロイドアプリの道案内の様子を見てみよう。このアプリは直近の数日間来日していた台湾の友人のスマホで、台北の街中で実際に使えるかの実験が行われる予定になっている。