かなりの被害の模様。現時点で死者が3000人あまりと報道されているが、これからどんどん数字は増えていくだろう。
マグニチュードの話は出ているが、現地の震度の報道がない。そういう数値がそもそもないのだろうか?
トルコには30年以上昔、仕事で何度も行った。場所はアンカラなので今回の被災地からは遠く離れていた。建築中のビルなどを目にすることもあったが、これで大丈夫?というような構造ばかりだった。
シンガポールなどもビルの柱が細くて心細くなったものだ。ここは地震はほぼないとは思うが。
海外の地震報道を見るたびに、日本に住んでいてよかったと思う。
日本は古いビルを壊してどんどん新たしいビルを立てていく。外国からは、ものを大事にしていないという批判も浴びるようだが、常に現行の耐震基準を満たす建築物が建っていくのはやはり安心だ。
30年ごとに式年遷宮する伊勢神宮の例があるので、日本人は立て直しには抵抗感はあまりない。これも先祖の知恵だったのかもしれない。
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今週はいろいろと忙しくて面倒感が先に立つ。やはり帳簿や税務申告関係の作業というか頭の整理がストレスになる。
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トルコ語のサイトで地震のニュースをいくつか見た。最近はコメント欄の各国語のコメントが瞬時に和訳できるのでとても助かる。なぜかiPadでは訳が出るが、パソコンでは出ない。不思議。
そのコメントを見ると、ほとんどが「神よ助け給え」といったようなもの。宗教心が強いのはいいけど、神頼みではなにも解決しないよ、と言いたくなる。この点、宗教に淡白は日本人は神頼みなどせず、具体的に何をすればいいか考えるから強い。それが耐震設計や法令整備につながってきている。
キリスト教には「神は自ら助くるものを助く」(God helps those who help themselves. )という言葉があるが、イスラム教にはないのだろうか?
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トルコ地震。続報がどんどんネットに上がってくる。
こちらの映像。0:33あたりでビルが倒れている。まるでマッチ箱をパタンと倒した様だ。基礎はいったいどうしているのだろう?
トルコ南部地震死者3700人超、各国が支援表明|TBS NEWS DIG
VIDEO
日本の場合、かなり深くパイルを打ち込んで基礎を固めるので、こういう倒れ方はしない。神戸の地震ではゴロンとひっくり返ったビルがあったが、かなり古い工法で作られていたのだろう。現行工法ではありえない。
一戸建ての場合、基礎は作るけど、ウワモノを基礎のコンクリートにガチガチに固定することはないようだ。ちょっと余裕をもたせて揺れを逃がす工法が採られているようだ。
もう20年前になるが自宅を建築するとき、毎朝現場を見に行った。まだ仕事が始まっていない時間帯だ。
そのとき、家構造部の下部がコンクリートの基礎にガッチリと固定されてなくて、変なか弱そうな金具で緊結されていたので、不安になった。手抜き工事かと。そこで前勤めていた会社の同期仲間の建築士にあわてて聞いたら、現在はそういう工法が普通で、そういう金具を使ってある程度の揺れを許容しているとのこと。説明を聞くとなるほどと納得できる理由があった。
昭和前半の木造建築などは、上物は地上に置かれた石っころの上にポンと置かれたきりだった。これも下手に固定するよりは、固定しないで揺れを逃がす知恵だったのだろう。
しかし高層ビルともなるとこんなわけには行かない。映像で見たトルコのビルはまさに地面にポンと置かれたきり、という風情だ。この災害を奇貨として、建築工法の全面的な見直しをして欲しい。
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例の強殺強盗団事件。主犯格と思われる4人のうち二人がもうすぐ日本に着く。
今日帰国組の今村磨人(きよと)容疑者が、日本に連れて行かれると「死刑になるのが怖い」と言っていたらしい。
そこで?と思って調べたら、なんとフィリピンでは死刑は2006年に廃止されていた。だからこの連中はのほほんとフィリピンにいたのだ。それが日本への送還となって思惑が外れた。それがショックということなのだろう。本当にクズだな。
これは死刑廃止の議論にも一石を投じることになるだろう。
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今日は見積案件が2つあった。一つは簡単だが、もう一つは難しかった。見積作業がということですが。
今(5時45分)やっと終わった。肩が凝る。
インターナショナルな仕事なので豪州のお仲間のお力を借りることになる。もちろん受注すればだが。
今日は20年近く使っていたDahle のシュレッダーが壊れてしまい、その修理で手こずった。調べてみたらもう代理店はサポートしてない。古すぎて。仕方ないので応急処置のようなことでお茶を濁すことにした。
十分元は取ったので新品を買えばいいのだが、とても頑丈で重いシュレッダーなのでゴミに出すのが大変。なんとか騙して使いたい。どうせ後2年くらいした私も仕事はする気がないし。
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そうそう。一昨日、セブンイレブンのトムヤンクンラーメンを食べた。なかなか美味しかった。特にスープ。くせになりそう。ただし、麺はアジアなら当然、ということでコシがなくて物足りない。
やはりコシとなると日本のラーメンとイタリアのスパゲッティしかないね。
中国、ベトナム、タイ、インドネシア。いずれもコシという概念がなく、とくにそれを珍重もしないようだ。
誰か日本人シェフがコシのあるタイラーメンをこしらえたらどうだろう?