昨日の夕方、大分の放送局で「ポチたま」の最終回をやっていました。3月の終わりに放送があったそうですが、私は見損ねていました。その中でタレントさんのかつて飼っていた犬の話やセラピードッグの「チロリ」の話がありました。タレントの方の話でも涙が出そうになっていましたが、「チロリ」の話の時には涙が止まりませんでした。捨て犬として殺処分寸前だった犬が訓練を受けてセラピードッグとして活躍した話ですが、その中で訓練中に老人の杖に反応して訓練を辞めてしまったという話には、ついペコのことを思い出してしまいました。と言いますのは、うちのぺこも捨て犬でした、両手に乗るくらいのころのことです、体育館でバレーの練習に子供たちを連れて行っていた時に小さな捨て犬がうろうろしていたのです。子供たちには絶対拾ったら駄目だからね、と言っていたのですが、バレーが終わって帰ろうとすると、長男の腕の中ですやすやと眠っていました。これでは捨てなさいと言えなくて飼うことにしたのです。その後実家に見せに連れて行った時のことです、車の座席の下からいくら引っ張っても出てこようとしないのです。たぶんどこからか車で連れてこられて捨てられたのかなと家族で話しました。
その頃、長女は動物が嫌いで、子猫も触れず、阿蘇の熊動物園(今はカドリードミニオン)の小動物のコーナーでは、なにが来ても怖がって私はずっと長女をおぶっていました。その長女もペコが来てから動物もだいぶ慣れてきまして、奥さんの仕事場の馬の世話をボランティアでやっていたこともありました。今でも「ペコがもし死んだら私絶対泣くよ」と言っています。我が家のセラピードッグです。
最近、尿に血が混ざっているような感じがしていたので、昨日動物病院に連れて行きました。膀胱のエコーを見たのですが、特に悪いところはなかったようです。でも最近は目も悪くなって、耳も悪くなり昔は忍び足で帰っても見つかっていたのですが、最近は車で帰っても気がつかないことがほとんどです。年なのでしようがないところもあるのですが。先生からは年の割には元気がいいですねと言われ「ほっ」としました。
先ほどの「チロリ」の目を見ていると本当に優しい目をしていました。ペコも何かしてほしいときなどは、こちらの目をじっと見ています。その目をみるとかわいくてしようがないですね。