着付けの気づき

着付けの個人教室を行っている先生が、着付や着物に対するこだわりの思いを中心に語ります。

治療と向き合いわかったこと

2023-08-17 19:49:39 | 腱板断裂
昨日某新聞の読者からの投稿欄で、
「いつも明るい義母が腱鞘炎を長いこと患っている、そんな中、自分も腱鞘炎になってしまった。その耐え難い痛みを経験して初めて義母の長年の辛さ、痛みがわかった」
と記されていました。
「確かに・・・」

私も3年程前に腱鞘炎の一種であるパネ指になり(右手の薬指と左手の中指)耐えがたい痛みを経験しました。当時経験していない方に話してもどこか他人事で、わかってもらいにくいのは確かでした。幸い私の場合は手術をして治る種類のものでしたので、手術をしていただいたお陰で現在(術後約2年経ちました)まだ左手に関しては若干の違和感があるものの、日常生活や仕事に支障がないところまでには回復しています。

さて、現在は肩の腱板断裂の術後1ヶ月が経ったところで、術後の肩の痛みから可動域制限があり、リハビリ中の身です。まだ日常生活ですら不自由です。こちらについても発症理由は腱鞘炎の時と同じく
「長年の使いすぎと加齢によるもの」
とのことです。
こんなことになるなんて本当に想定外なことでした。やはりこの痛みも、経験してみればこそわかるということですね。

また、それと同時に私の場合、
「喉元過ぎれば何とやら…」
というのが腱鞘炎の痛みです。
この症状で辛い思いをしていた時は、こんなことでは今後、仕事は出来ないと思い、深く落ち込みました。ところが、手術して治してもらって良くなるや、また普段通りの仕事をバリバリしていた自分がいました。腱鞘炎の手術後、お仕事をお休みしたのは1ヶ月ほどでしたが、現在治療中の肩の場合は術後半年後に力仕事を伴うような仕事に復帰できるか…といったところのようですし、再断裂という不安もつきまといます。今後の仕事の続け方については年齢的な身体への負担なども大いに考えていかなければなりません。

「自分の身に起こること全てに意味がある」
とは言いますが、改めて本当にその通りだと思います。今回の経験は私自身への戒めとも考えて、無駄にせぬようしっかり治して乗り越えていきたいです。

川口着付個人教室
 http://www.wbcs.nir.jp/~yoko


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腱板断裂術後1ヶ月が経過しました

2023-08-12 11:19:32 | 腱板断裂
右肩腱板断裂の手術後1ヶ月が経ち、腕を固定していた装具も外されおかげさまで大分可動域が広がってきました。

時間をかけてゆっくり、気をつければ包丁を扱えるようにもなりましたし、お皿も工夫すれば洗えるようになりました。ただ、少しは自力で上げられるようになった右腕も、何の支えもなく上げたままキープし続けることはちょっと難しいですし、重たいものを右手だけで持つことはNGとされています。術後すぐには出来なかったことが少しずつできるようになったことには感謝せねばなりませんが、お仕事復帰となるとまだまだ難しいことが明らかで何ともやるせない思いです。改めて、着付けって肉体労働だったんだな、と思います。

お金を頂戴できるレベルの着付けというのはれっきとした技術なので、いわゆる、数多の技術職につかれている他の業種の方々がそうであるように、続けていないと技術が萎えてしまうのは明らかで、そのことも今一番恐れていることです。最近はたくさんの着付け師さんたちがYouTubeをアップされているので、その方々の動画をみてシミュレーションしたりヒントをもらったりしています。そんなことをしていると、やりたくてしょうがない!という衝動に駆られます。でもできるわけもないし、無理してみてもいけません。我慢我慢!

ここ数十年の間で、こんなに長いこと着物や帯に触れることができないこともなかったことですが、きっとこれも私に与えられた意味ある試練だったと、いつかわかる時が来るのでしょうか。
今日もリハビリで整形外科通いです。

川口着付個人教室
 http://www.wbcs.nir.jp/~yoko


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