着付けの気づき

着付けの個人教室を行っている先生が、着付や着物に対するこだわりの思いを中心に語ります。

バネ指手術後3ヶ月の状況について

2021-11-25 18:37:21 | バネ指手術
久しぶりにバネ指手術後の経過ブログです。
先日、術後(3ヶ月)の経過観察のために整形外科を受診しました。

以前のブログでもつづった通り、手術直後からバネ指の症状は無くなりました。
傷口も塞がりましたのでお陰さまで9月より仕事をボチボチ開始しているものの、まだ100%回復というのには程遠く、多少の痛みや違和感はあります。

インターネットで腱鞘炎の手術後のことについて、「術後2ヶ月を経過してもまだ痛みや違和感がある方が20%程度居る」と書かれた文献を見つけました。それが信憑性の高い情報かどうかはわかりませんが、私はしっかりその20%の中に入っています。逆に80%の方がその時期に寛解しているのだとすると、私は回復が遅い方なのかな、と心配していました。
しかし先生からは
「順調に回復してますね、傷口もとても綺麗です。多少の痛みや腱のツレ、ギシギシ感はゆくゆくは治ってきます。日にち薬です。取り敢えず今回をもって治療は終了で良いと思います。何か変わったことが起こったり、気になることがあったら来院してください」
と言われました。

確かに手術直後からみると、ほんの少しずつですが、確実に快方に向かっています。

今まで私は、受けた仕事は基本的には断ることをせず、ガムシャラに現場に出続けてきていましたし、研究などでの自主練も頑張って続けていました。が、やはり無理は禁物ですね。お陰さまで着付けの技術は向上したのでしょうが、自分の身体が悲鳴をあげるほど頑張り過ぎてはいけないな、とつくづく思いました。病気や怪我をした時の自然治癒力は自分でコントロールすることができず、自分の努力ではどうにもなりません。そのことによるもどかしさも痛感しました。

今回の仕事のブランク期間の間、私なりに考え始めたことがあります。
私の仕事、特に着付け師としての仕事においては腰紐や帯を締める時に力をかけなければなりませんが、手だけでなく足腰などに今までほど負担をかけないで、しかもクオリティを下げずにできるように出来ないかということです。

着付け師は意外と身体が資本の商売です。
気をつけて上手に身体を使っていこうと思います。

川口着付個人教室
 http://www.wbcs.nir.jp/~yoko


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バネ指(左手中指)の手術も無事終わりました その4

2021-09-29 14:25:26 | バネ指手術
左手中指の手術、抜糸も右手同様無事に終わりました。
右手薬指の手術からは丁度3週間遅れで行った左手の手術、やはりバネ指からは解放されましたので手術を受けて良かったと思いました。
手術から12日目の抜糸日、病院の先生から「傷口の回復は順調」と言われました。
先に手術を受けた右手の方は傷口も塞がりましたので、絆創膏も外されました。
が、手術を受けた右手薬指も左手中指も指の第二関節から下の部分が痛み、また指を曲げた時に違和感があります。
先生にそのことを話すと、
「術後にこんなところが痛むのは100人に1人くらいじゃないのかな?」
「今回は指の一番太い腱鞘(指の付け根)を切開しているけど腱鞘は、
(指の第一関節の下のところと第二関節より下のところを指され)そこにもここにもあるからひょっとすると(私の痛みを感じている第二関節より下を指され)こっちの腱鞘も炎症を起こしているのかも…、注意しながら様子をみていきましょう」と言われました。
「何を注意したら良いのでしょうか?」と尋ねると、
「川口さんサイドでは何もないよ、注意して観察していくのはこっちだから。
ま、メスをいれているんだから回復にはある程度時間はかかるよ、無理しないで過ごしてください、今度は3か月後に来てください」とのことでした。
また手術しなければならなくなるようなことは避けたいと思いながら病院を後にしました。

左手の手術後約1ヶ月強(右手の手術からは約2ヶ月)経った現在も左右とも術後の痛みと違和感は続いています。
ただ、先に手術した右手の方が左手よりは少しマシです。
また、同じ痛い中でも少しずつですが快方に向かっているような気はします。
やはり一気に改善するのでは無く日にち薬なのかな、と思います。

9月よりコロナ対策をしながらボチボチ仕事も開始しました。
無理をせず過ごします。
主人にも家事を大分手伝って貰うようになり、感謝です。
早く良くなりますように…。

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バネ指(右手薬指)の手術が無事終わりました その3

2021-08-29 21:31:25 | バネ指手術
 〈手術翌々日です〉
痛み止めの薬を飲むほどの耐え難い痛みはありませんでした。やはり手を握ると痛みが出ますが、バネ指状態から解放されたことは嬉しい限りです。
夕方シャワーを浴びましたが、水に濡らすのはやはりちょっと怖かったので、絆創膏がついたままビニールの手袋+ゴム手袋で防御しました。最後に手袋を取って、先生に言われた通り恐る恐る手に石鹸をつけ、流水で洗い、綺麗な布で拭いてから絆創膏を付け直しました。石鹸をつけてもしみることもなく、ホッとしました。
暫く様子を見ます。
 
〈術後6日目です〉
病院に行き経過を診ていただきました。
日に日に回復しているような気はしますが、まだ傷口と薬指の第二関節より下に強い痛みを感じており、手を強く握ることが出来ません。
先生にもその旨を伝えましたが、
「そんなにすぐには治らないよ、でも順調に回復しているので次回(術後12日目に当たる日を提示され)抜糸しましょう」
と言われました。一方で、その間放置していた左手の中指のバネ指は、症状が悪化し痛くて曲げることも出来ない状態になっていましたため、
「こちらの指も早急に手術をお願いしたい」
と申し出ました。すると、
「手術室の空き状況、諸々確認しておきます。抜糸で来院した際、改めて手術日を伝えさせてもらいます」
と言われ、病院を後にしました。
 
〈術後12日目です〉
病院に行き、予定通り抜糸していただきました。
傷口はまだ塞がっていないように見えます。メスを入れた周りの皮膚も赤くなったままです。糸を抜く際に少し痛みを感じましたが一瞬で終わり、また今までと同じように絆創膏をつけられて終わりました。傷口の扱いは、暫くの間は抜糸前と変わらないそうです。
相変わらず手を握ると傷口と薬指の第二関節より下に痛みを感じます。先生には
「日にち薬だね」
と言われました。一方、左手の中指のバネ指手術は8/19(右手の薬指手術の3週間後)に決まりました。この頃には右手も少しは楽になっていることを祈ります。

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バネ指(右手薬指)の手術が無事終わりました その2

2021-08-29 21:23:57 | バネ指手術
 〈手術翌日です〉
夜中は、痛みで眠れないようなこともなく、ぐっすり眠れました。
しかしながらやはり傷口の痛みはあり、ぐーっと力を込めて手を握りしめることは出来ません。ただ手術前の、バネ指状態での痛みはなくなりました。
朝ごはん作りは、不自由でした。包帯がぐるぐる巻きの状況では炊事用のゴム手袋に手が入りません。食器の後片付けなどは全面的に主人がやってくれて助かりました。
 
食後病院に行くと包帯が取られ、何と患部は絆創膏だけになりました。
「経過は順調です。明日のお昼過ぎくらいから患部を濡らしても大丈夫ですよ(術後48時間経てば良いとされるらしいです)。絆創膏が剥がれたらその都度市販のものでいいので付け替えてください。その時は石鹸をつけて良く流水で洗って清潔な布で拭いてからね。ただ湯船に手をつけるようなことはしないで。バイ菌が入りやすい状態になるから」
と言われました。
え?もう水に濡らしていいの? しかも石鹸つけていいの? 痛み止めや化膿止めの薬は出ないの? 絆創膏を貼り替えるときは消毒するとか、塗り薬つけるとかしなくていいの?
と思い、確認しましたが、
「不安なら痛み止めの薬も出すけど、市販の痛み止めの薬があるならそれでも良い。石鹸をつけて流水で流せば消毒薬はいらない」
とのこと。
「抜糸するまで10日〜2週間だけど、その間でまた一回傷口を見せてもらいたいから来て」
とも言われ、術後6日目の日に予約を入れていただきました。抜糸まで病院には数回は消毒に通うものだと思っていましたので、何とも呆気にとられました。
 
ぐるぐる巻きにされていた包帯が取られたことで、ゴム手袋がはめられるようになりました。家事もできることはしますが、雑巾を絞ること、包丁での千切りなどは痛みが出てしまいます。なるべく痛みが出ないような手の使い方をして、患部にバイ菌が入らないように気をつけながら家事をしました。

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バネ指(右手薬指)の手術が無事終わりました その1

2021-08-29 21:09:29 | バネ指手術
右手薬指バネ指の手術が無事終わりました。
お悩みの方の参考になればと、経過をお伝えしたいと思います。
 
〈手術当日です〉
大病院の手術室に通されたのは、朝10時半頃でした。
ベッドの上に仰向けに寝ると、心電図の機器、血中酸素計、点滴と手術の準備です。腕から先は布で遮断されて見ることはできませんが、右手薬指の付け根に何箇所か打たれた麻酔の注射がとても痛かったです。その後すぐに手がしびれ感覚がなくなってきたと思うや否や、手術は始まりました。
 
薬指付け根が切開されたと思われた後に
「手をグーパーしてみて」
と言われました。グーパーしてみると、バネ指症状が無いのに驚きましたが、この時はひどく手がしびれているという感覚の方が強かったです。局所麻酔のため手術中痛みはなく、意識は手術の初めから最後までしっかりとあり
「早く無事に終わって欲しい」
とだけ願っていました。すると間もなく手術終了を告げられました。手術室内に居た時間は30分ほどだったのではないかと思います。え、もう終わったの?という感じでした。
でも手は包帯でぐるぐる巻きにされ、誰がみても「あの人大怪我してる」と思われる体裁でした。右手のしびれはひどいですが、そんな中でもバネ指症状が無いのはわかります。手術をお願いして良かったと直感しました。
 
その後看護師さんから
痛み止めと化膿止めのお薬(食後に飲むようにとの指示)が1日(3回)分出され、
●今日1日はなるべく手術した手を心臓より高い位置にすること
●2〜3時間程度はしびれが続くであろうこと、しびれが切れたら痛みが強く出だすであろうこと
●患部は濡らさないようにすること
●おかしいと思うことが起こったら夜間であっても病院に連絡すること
●明日また病院に行って患部の経過を診てもらうこと
などの説明を受け、会計を済ませて帰路につきました。
 
お昼ご飯はサンドウィッチにしました。お箸を使わなくて済むからです。
看護婦さんの言われるように、手のしびれがあり、その後しびれが少し引いて患部が痛み出しました。何とここでうっかり、昼食後お薬を飲み忘れていたことに気づきました。慌てて飲むと少しして痛みが和らいできました。お薬を飲んでいれば痛まなかったのかもしれません。
包帯ぐるぐる巻きの状態では、夕飯作りにも支障が出ます。そこで主人に全面的に手伝ってもらうこととなりました。流石に疲れましたので、身体を拭いて早めに布団に入った初日でした。


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バネ指の手術をすることになりました

2021-07-27 22:44:37 | バネ指手術
手の使い過ぎから発症するとされる腱鞘炎の一種、バネ指になりました。
右手の薬指と左手の中指の2本です。
手をギュッと握って開くときにその指だけ自力で開くことがなかなか出来ず、無理矢理開こうとするとまさしくバネが入っているかのようにパッキーンと開き、痛みが伴います。

この症状が出始めたのは約1年前くらいからです。
痛みに耐えかねて整形外科を受診しました。指の付け根に痛み止めの注射を受けると、暫くして痛みが嘘のように消えました。
しかし3ヶ月ほどするとまた症状をぶり返す、また病院に行く、注射を打つ…、そのことを左右の指で2回ずつした際、先生からは
「この注射は腱を弱めるからあまり短期間のうちに何回もするのはお勧めできない。もしもまた痛みが出たら手術も視野に入れた方が良いかもしれない」
と言われました。

そして今年の5月のゴールデンウィークを過ぎた頃、右手薬指と左手の中指が、また同じ症状で痛み出しました。
このバネ指というもの、自然に治ることもあるとのことで、病院から教わったストレッチを一生懸命試みて様子をみていましたが、治る気配が全くありません。

やはり手術をした方が良いのだろうか…?
インターネットでバネ指手術をした方の術後の経過や感想などについて調べまくりました。そして手術をして良かった方、しなければ良かったと思われた方、様々な情報を視野に入れつつ、再度病院に行きました。
すると、やはり先生からは手術を勧められました。
色々な不安はありつつも、手術での治る可能性に賭けたい気持ちが強くなっていましたので
「お願いします」
と申し出ました。
但し、一度に左右の指をいっぺんに手術するということになると何かと不自由なので、取り敢えず症状の重い右手からお願いすることになりました。
手術後、抜糸までが10日から2週間、その後は日にち薬だということです。

指を酷使する仕事の方…ピアニスト、美容師、着付師などにこの症状が多いようです。
実際に私がこの手術を受けることになりましたので、私と同業の方をはじめ同じ症状で悩まれる方への参考になるかと思い、手術前後の経過をこちらのブログでお伝えしていこうと思っています。

私の着付けのお仕事は手術(今月29日)後から8月いっぱい、お休みさせていただくことにしました(お急ぎの方を除いて)。
では良くなることを念じて…
暫しご迷惑をおかけいたします。

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