
10日前にお預かりした板金修理が完成しました。
上得意のA社様は全車、車両保険に加入なさっていますので
今回も保険を適用しての修理でした。
ご入庫の際、反対のドア下のサイドシル部にも
いつ付けたか分からないかなり大きな凹みがありました。
今回のこのリアドアは修理不能なので当然、新品交換で

ちょうど中古ドアが見つかりましたのでこれを使い
浮かせた分で反対のサイドシルも直して差し上げることにしました。
こんな場合、事前に保険アジャスターにその旨連絡して
許可をもらおうとしても

「聞かなかったことにします」と言って
見て見ぬ振りをしてくれるだけです。
中古を使えば安いのだからそれで出す、が建前だからで
こちらとすれば隠してやると
何となく悪いことをしているようで嫌だから、と思って正直に言うのですが
聞かされる方とすると“迷惑な話”なのであって
嬉しいことではないのです。

もっともA様の場合は法人のフリート契約で
支払い修理金額で来年度保険料が決まりますので
どちらにしても結果は同じなのですが…。
一般の方のノンフリート契約ですと
別件は2件に数えられてしまいますから
等級バックが原則

このように保険で下りる金額で別の破損を直して差し上げる
または自己負担がある場合はその分を軽減して差し上げることが
悪いことだとは全く思っていませんしお客様は必ず喜んでくださる

こうして罪悪感を感じさせるような対応は何とかならないのでしょうか。
なんともならないでしょうね
