保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

“いい加減”な修理

2009年05月27日 | クルマ販売と板金修理の実録



自社工場をなくして外注修理に変えてからも
入庫数はかなり減少してしまいましたが
固定客の皆様に板金修理のご依頼をいただきありがたいことです。

その中で唯一
できなくなってしまった仕事がありますが
それはいい加減に直すことです。

この場合の「いい加減」は
決して「でたらめ」とか「どうでもよい」という悪い意味ではなく
「いい塩梅」という意味で
“いい”にアクセントを置いて発音する“いい加減”です。

年配の方を中心に常連のお客様は結構多くいらして
反射神経の衰えからか、しょっちゅうあちこちをブツケテしまい
その都度、万単位の高額なお支払いはできないし
どうせすぐにまた凹めてしまうから、というご要望にお答えして
独自に始めたメニューでした。

今日のお客様もそのうちのお一人で
「また塀にぶつけっちゃった」そうですが
これをまともに修理をすると10万円はイッテしまいます。

エンドパネルが5cmは押され
左右のフェンダーが開いてしまっていて
コーナーパネル、リアバンパーは交換です。

これを3万円位で
大ハンマーで中からたたいたり
バンパーの変形は熱で戻したりして
“遠目に判らない”程度にして差し上げていたのです

もちろん事前にお客様との「意思の疎通」が大切で
期待なさっている“塩梅”をしっかりと把握しないと
あとで苦情の雨アラレに見舞われることになります。

つまりは外注ではこなせない仕事である上
何よりもK君がいなくなって若いパワーがなくなった今の体勢では
とてもできません


やむを得ず
中古部品を使った普通よりは安いお見積りをお出ししましたが
ご依頼が来るかどうかは分かりません…。

 









 

コメント
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