保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

磨き

2009年05月29日 | クルマ販売と板金修理の実録

ヤフオクへの出品車も店頭展示車も
外装に関しては“一生懸命見ない”ようにしています。

もちろん許せないキズや凹みは直しますが
それでも懸命に目をつむる努力をします。

半年前までは を頂いて直す立場にいましたので
気にし出したらキリがなくなって
内装仕上げにこだわってその上…、では
仕上げ日数がさらに倍は余分にかかるのだから
これはもう商売としては成り立たなくなってしまうからです。

集中するといつの間にか、気付かないうちになっている
こうした腰や膝に負担がかかる姿勢も
長く続けるわけにはいきません。

「磨き」にしても板金塗装屋の作業は
ワックスの類の油分は使わず
コンパウンドだけでも 種類は使って
塗装の一番上の層であるクリア膜を数ミクロン削り落しますので
もちろん厚さは薄くはなりますが
新車の輝きを取り戻すと言っても
あながち過言ではありません。

このため基本的には
コーティング等のベースを作る作業になり
この上になんとかコート剤を塗布しますので
薬剤は数千円なのに費用総額が数万円になる理由は
このベース作りの磨き作業が大変 なことによります。

だからこの磨きをせずに直接ワックスやコーティングをしても
成分が引っかきキズなどに塗り込まれるので乱反射を防ぐため
一見綺麗に見えるようになるのですが
ある種のゴマカシの域を出ないのです。

シミやシワはそのままで
上に塗りたくって目立たなくする化粧であって
取れればまた現れてしまいます

当店の持っている道具、材料ともに全て
こうしたゴマカシのできないものばかりですので
やりだしたらその頃の感覚を思い出して止まらず
だから適当なところで一生懸命止める努力をします。

言うなれば“中途半端な状態”で我慢するわけですので
セールスポイントで謳うことはできませんが
他店の外装レベルは充分に超えている と思います。


ヘッドライトの“くもり”は見逃すことのできないものの一つで
この場合はコンパウンドの前にさらに2段階の磨きが必要ですが
間違いなくすっきりとした透明度を取り戻すことができます

 





 




 


 






 

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