保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

リコールに思う製造者の責任

2010年02月10日 | クルマ販売と板金修理の実録

プリウスがなにやら、世の中を
騒がしているのを見るにつけ思うことがあります。

そもそも設計や製造段階を原因とする不具合の無償修理には
リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3段階があります。

リコールは「配達証明便」で新車販売ディーラーから案内が送付され
国に対してもその実施率が報告されるはずで
一時的な当店の“商品車登録車”にもちゃんと届きますが、一方
位置付けや拘束力、具体的運用の仕方のはっきりしない
改善対策やサービスキャンペーンの案内が届くことはありません。

このため何も知らない中古車ユーザーまたは販売業者は
それに該当していても自腹を切ってその部分を修理することになります。

パワーウィンドウの開け閉めができなくなり
巻き取り式レギュレーター交換をする時など
現在付いているものと少しでも見た目が違う部品が着たら
それはよく壊れるから何らかの“改良を加えた部品”であって
これなどは見た目ですぐ判ります。

一方、三菱GDIエンジン車のエンジンオイル食いやブスブス感
ホンダ初期型CVT車のジャダーなどは
メーカーやディーラーは間違いなくよく出る不具合であることを
知っていながらも無償で直すなどは原則、しないはずです。

保証期間内だからしょうがなく、か
ウルサイまたは大切なお客様以外には…。

それはそうでメーカーからディーラーに着くそれらの情報は
間違いなく“社外秘”なのですから。

そこには「あらゆる入庫の機会を捉えて交換する」と添えられていますから
ほとんどユーザー自身も知らないうちに処置が施されているのです。

どちらも製造する側の責任であって
もちろんお乗りになる方でないことは当然ですが
中古車とは言え、販売する者の責任でもないと思います。

利益追求が主たる目的であるメーカーが
いつまでも造ったものに対して責任を持つことは
難しいかもしれませんが、だからと言ってその情報を隠匿して
お客様や販売者にそれを負担させてよいのでしょうか。

せめて問題のあることを把握して改良を加えたのなら
リコールのように直接的に安全性や環境悪化に結び付く不具合でなくても
それに気を取られて事故ってしまうことも多々あるはずですから
その部品については保証期間に拘わらず無償で供給するのが
製造する側の責任ではないか、と思えてなりません。

 

 






 

 


 

 


 

 



 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする