サーブ、軽トラ、ヴィッツと、今週初めから保険扱いの板金修理が
立て続けに入庫して代車不足に陥っています。
このヴィッツのE様の奥様は1月5日に
こちらの過失が9割の事故を起こされ
僅かなキズなので春先に直されるつもりでいらしたのですが
なんと全く同じ個所を破損なさるという
なんとも“効率的”な事故を起こされました。
今回は自転車との接触の後、ブロック塀に突っ込みましたので
もしかしたら人身扱いになるかもしれませんので
そんな悠長なことを言っては申しわけないのですが
クルマの修理のだけを見れば
1月の事故の分でたとえ1割でも保険金が下りますから
今回修理のご負担はその分、軽くなるわけです。
確か去年の秋にも側溝に脱輪してタイヤをバーストさせていますので
2、3ヶ月毎に1回はなにかを起こしていて
さすがに今回は人身事故となると
ご主人にコッピドク叱られるわ、被害者宅にお詫びに行くわで
その心理的ダメージは物損の比ではありません
お客様のこうした事故で私が気にするのは
被害者の方の「年齢」です。
70歳を過ぎた年配者にケガをさせると
治療期間が思わぬほど長くなることがあり
いくら保険に入っていても示談になるまでは
精神的負担が続くことになるからです。
保険会社に任せっきりで顔を出さずにいると
「誠意がない」と示談に難色を示す被害者がいたりして。
遠い昔ですが、私自身の経験で
68歳のオバサンを接触により転倒させただけで
パート先の休業補償を含めて
2年半で490万円を保険会社に払わせたことがありました
あっちが痛い、こっちが痛いと
“加齢による持病”との区別がつかなくなってしまうのでしょうが
その点、被害者が子供さんの時の直りの早さは驚異的で
これも私の経験ですが
書類上「全治2ヶ月の重傷」になる単純骨折でさえ
2ヶ月を待たずに完治してしまいました。
起こしたくて起こす事故ではありませんが
もし人身事故の相手が選べるのなら、子供さんはあまりに痛々しいので
“休業補償のない10代後半の男子学生”にすべきです。
(不謹慎なことを言って本当にすみません)