保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

「畑の水やり」と「雨の日の蟻」

2012年05月18日 | 自然農法による自給用野菜作り

畑への水やりはタップリとしなければなりません。

この“タップリ”も抽象的であって
1平方メートルに〇リットルなどの具体的な数字は見たことがありません。

それはそうで、土の質・乾燥度や野菜の種類などでも変わってくるのでしょうから。

ただ、水は思っているより地中に浸み込み辛いことは、どしゃ降りの雨の後
10cmほどシャベルで掘り起こしても下半分程度が乾いていることからも分かります。

雨の日、蟻が巣の中でおぼれることがないのも同じ理由に因ります。

水の表面張力は思いのほか強く
膨大な数の細かな土の粒子間にしっかり働いて水の侵入を防ぎます。

また、雨が降り出すと浸水を防ぐため蟻が巣の入り口を土で覆うと言われ
あれだけの数が数粒ずつくわえたとしても一体何センチのフタになるのか
想像もできませんが、その効果は絶大なのでしょう。

一方では、蟻の巣はメイン通路の縦穴から根っこのように横方向に掘られた
居住空間としての数多くの部屋があり、中には上に向かって傾斜がついたものもあるそうで
縦穴に流れ込んでも中の空気が圧縮され空気圧が高まるため
ある程度以上の水は入って来ないのだとも聞いています。

雨水の浸入し易い巣はすぐに放棄して新たな場所に移住してしまうことも
生きるために身に着いた知恵というものです。

ちなみに、畑や空地でよく見られる5mm程度の大きさのクロナガアリの巣の深さは
4mに達するものもあるそうです。

元気がなかったキュウリとナス、トウモロコシでしたが
蟻の巣のことを考えながら“タップリ”とやった水やりと昨夜からの雨のおかげで
ずいぶんと葉の勢いが回復したように見えるのですが、これで大丈夫なのかどうかまだ半信半疑です。

念のため、追加で接木苗を購入しましたので今週末には植える予定です。

キュウリのない夏など考えられないからですが
これで現在、苗床で種から生育中のものまで順調に育ったとしたら
とてもとても夫婦2人が一夏で食べきれる量ではなくなってしまいます。

植える場所も、もうありませんし…

 

 

コメント
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