保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

葬儀社の「互助会」から脱退

2018年11月28日 | 葬祭と相続の記録&自らの終活

この地方の多くの葬儀社は、JA(農協)を含めて「互助会」方式です。

互助会は、冠婚葬祭にかかる費用を
毎月一定の金額を支払う会員同士が助け合う組織です。

戦後の所得水準が低く物資がなかった時代にできた相互扶助のシステムで
全国に約300社の会社があると言われます。

経済産業大臣の許可を受けないと営業ができない
割賦販売法の
対象業種に当たり、これによって会員(加入者)は
万が一、この互助会が倒産などに立ち至った場合でも
前払いした会費の2分の1は保証されることになります。

例えば葬儀・葬式の場合、選ぶコースによって
会員価格と提供されるサービス内容は予め決められていますので
不要なものを削除しても減額されず、一方追加になったものは
後日きちんと請求されます。

結果としてこの価格だけで済んだ話は聞いたことがなく
「この価格で葬式が出来る」と誤解している方とのトラブルが多いと聞いています。

また、一般価格に対する会員価格のお得感が謳われてはいますが
含まれる
サービス一つ一つの単品価格が明示されていないのですから
それらの合算であるはずの一般価格の算出方法も曖昧で
最初から上乗せされた高い価格に設定されているのではとの噂も耳にします。

義母、実父ともにB社のこの互助会を利用して葬式を挙げましたが
この経験からはっきりしたことは、現時点では
葬式仏教に則った様式のコースしか用意されていないことです。

他のA社の互助会も、この点が同じであることは直接確認済みです。


(A社の一例)


(B社の一例)

いずれ近い将来、自分の葬儀の具体的な形を
「終活」の重要な項目の一つとしてまとめるつもりですが
すでに葬式仏教の様式を採らないことは決めていますので
そうなるとこの互助会の会員である意味は何もないことになります。

そこで先月ちょうど24万円コースが満期を迎え
会費を払い終えたのを機会に解約を申し出ることにしました。

15~20㌫の解約手数料が差し引かれるケースが多いことは
過去にも1度、当時加入していたA社の際に調べてあり事実そうでした。

この時は、すぐには葬儀または婚礼等が必要になる状況とは思えず
まとまったお金が手に入って大いに助かったとはいうものの
20㌫近い解約手数料の高さにビックリしたものです。

確か数年前にこの解約手数料に関する裁判があり
「是正せよ」との判決があったためでしょうか
今回の解約手数料は約8%に当たる1万8千円で済みました。

ただ、預けておいた自分のお金を返して欲しいという話なのに
運用益を頂けるどころか、減額されること自体に対する不満が
ないと言えばウソになりますが、入会した当時はまだ終活前でしたので
止むを得なかったものと考えるようにし、来月中旬には手元に届くはずの
この払戻金を新しい祭壇作りに回すことにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする