現在二女の住む家は
私が33歳の昭和57年7月に地上権を取得した土地(43坪)に
2階建て(延べ床面積36坪)を新築したものです。
36坪(119㎡)にしたのは、住宅ローンの利率が1世帯住宅は
120㎡までが安く設定されていたからで、それにしても8%という
0.4%が普通の現在の20倍という暴利の時代でした。
ちなみに自動車ローンは銀行13%、消費者金融17.5%
市中高利貸に至っては25%~が当たり前でした。
もちろん世の中の全てがこうした高金利で回っていた高度成長時代のこと
10年後の昭和から平成に変わった直後には定期預金金利が
年6%なんて時代もありました。
年6%と言ったら、危険性をまず考えなくてよい銀行の定期預金に
11年間預けておくだけで勝手に2倍に増えてしまうということです。
そんな古き良き時代に建てた木造住宅も築38年。
様々な不具合が発生するのもしょうがない話で
これまでも業者依頼でトイレ水洗化、風呂場周りリフォーム等
do-it-yourself でも照明器具交換、床&壁張替、2階ベランダ補修
昨年は窓用エアコン設置等を行っています。
つい数日前に二女から依頼があったのは、洗濯機の水漏れと
以前から私も気付いていた玄関ドアの不具合つまり「バタン!」と
激しい音を立てて閉まることでした。
洗濯機の水漏れは以前にも修理していてその時は
裂けた排水パイプをビニールテープで補修しただけだったため
今回は1000円程度で新品に交換してやや難儀しつつも終了。
ドアについては、開閉をスムーズにする役目を担っている部品がこれ。
ドアを手で開く⇒スプリング圧縮⇒ドアから手を離す
⇒スプリングの反発力でドアを閉める⇒油圧で閉めるスピードを制御
以前から内部構造が気になっていたリョービ製のこの装置
住宅の開き戸タイプ玄関ドアにはほぼ100%設置されています。
中でもこのメーカーの市場占有率は相当高いはず。
「開いたドアをスムーズに確実に、そして静かに閉める装置」とされますが
強風下の開放時に一気に持って行かれることを防いだりストッパーとしての
役目もあり一般的な名称は「ドア開閉装置」と言うようです。
ただし「ドアクローザー」との呼び名もあるような・・・。
名前はともかく、「リョービ」HPにあった構造の画像がこちら。
なるほど、いわば車のサスペンションの
コイルスプリング+アブソーバーと同じ理屈の構造なんだ
と言うことは、スピード制御の役目を担うオイルがどこかから
漏れてしまっているわけで事実、本体下部にオイルの滲み痕が。
基本的にオイル漏れはオイルシールの交換が必要ですが
すでに40年も前の製品のオイルシールが部品供給されているはずもなく
アフターマーケット用がホームセンターで新品「ドアマン(リョービ製)」
約6000円が手に入るのですから敢えて悩む必要はありません。
このメーカーからは「取替用」もネットで売り出されていて加工なしで
取付可能なようですが、すぐに結果を出したいのが素人というもの
即購入しドリル穴6個の加工で無事取付を完了しました。
以上、気持ちの良い閉まり具合を久しぶりに取り戻した玄関ドアのお話でした