ゲイライフのユルイ感覚？

クイアジャパンリターンズ01号でポストマッキー世代（今の２０代前半？）の感覚が書かれていて
興味深く読んだ。

カミングアウトなんてやりたい人はやればいいし、
ゲイの権利なんて別に熱くなりたくないし、
ゲイライフのモデルケースは３０代以上の先輩方には頑張っていただいて、見せていただきたい。
そうしてくれたら、それに沿って、また失敗も含めて参考にして、美味しいトコ取りをして生きていくからヨロシク！
みたいな感じに書かれていた・・・

包み隠さずの発言ですが、まあ同じような意見は年代問わずによく聞く話。
ただ、２０にも過ぎたら大人ですから自分で切り開いて行こうやね。
３０代４０代もどんどん自分たちが行きやすい社会を作って行こうや、
社会をリードする立場になってきているはずだし！

この日本では、多くのゲイの現状はただモラトリアムしてるだけなんだろうと思う。

昔ほど結婚を求められなくなった。
晩婚化でヘテロの独身者もいっぱい。
それを幸いに紛れ込み今を楽しんでいるだけって感じだろうか・・？

多くを性処理としてのみゲイ活動をし、女性と家庭を持つことをせいいっぱい拒みながら時間稼ぎをしている。
黙って生きてれば今はこなせる。
夜は息抜きにゲイバーで過ごし、エッチの相手はネットで手軽に出会え、会えば大した駆け引きなしに実行。
明らかにヘテロも羨む状況。充実した性生活？
一人身で家族持ちより自由な金もある、とりあえず波風立てなければ密かながらも結構幸せにやっていける。

ゲイにかかわらず、この国では国中に停滞感が満ちているのも確か。
ヘテロたちも自分探しのあてを失い彷徨い、自分らしくと言いながら実際のところはでとりあえずの幸せの人生設計のレールに沿って、家庭を持ち・家を建て・・・
そんなことで子育てやローンを抱え生活することに精一杯、社会のことまで気にかけられない。

ヘテロとゲイの大きな差が出るところ、それは自分自身をどれほど見つめてきたか？じゃないかと思っている。
自分自身と向き合い、一般の社会で由とされている道とは外れた生き方をしてでも自分の思うように生きることが幸せだ！と気がついて生きていくのがゲイという生き方で、強さだと俺は思う。

今は時間稼ぎしてモラトリアムしているゲイであっても、
いづれは年貢を納めないといけない時ってくるのだろうか？

「若いうちは遊べるだけ遊んで、先のことは分からないけど・・まあどこかで落ち着くんだろうけど今を楽しむよ！」とは２０代でよく聞く話。

でも３０代になっても変わらず聞く話。
でも特に落ち着いてるふうでもない。

どこまで引っ張れるだろうかなあ？
俺たち３０代が４０代になったときはどうなってる？
そうだなーゲイの４０代は若々しいに違いない！！んじゃ～まだいける・・？？

とはいえ、別にカミングアウトしてなくても３０代後半、４０代になっても結婚に逃げず？に独身でいる事は、
それはそれで並々ならぬ社会からの圧力を抑えて来たからであって、
女性と偽装？結婚などという年貢の納め方をしない、４０代以上のゲイがこれからも増えていくなら、
消極的ながらも何か変わっていく・・かな？