前座の「アメリカ」(名前のない馬のヒットで知られている)が
定刻通り7時に登場、9曲か10曲、演奏する
やはりヒットした「金色髪の少女」では盛り上がった
コーラスがいまいち期待ほどでないのが残念だったが
悪くない演奏で少し会場を暖める事に成功してた
約1時間の演奏後、30分のステージチェンジのアナウンスに驚きの声があがるが
僕はその間にPA類を見におりた
今の機材は昔に比べシンプルになったものだ
それはさておき
30分後の8時半にいよいよビーチボーイズ登場
Do it againで始まってヒット曲のノンストップ演奏
おそらく簡単なMCをやるまで30分ぐらい続いたと思う
それぐらい世界的ヒット曲を持つグループは少ないだろう
それだけでも功績が如何に凄いかというのが分かった
やはりマイク・ラヴが盛り上げてくれる
グループの音楽的存在としてのマイク・ラヴは歌も一番下手だし
ビーチボーイズの方向性でブライアンと揉めてたので
もう少し音楽的才能があったらな~と思っていたが
ステージを見ると、マイク・ラヴが好きになる
本当に観客思いでサービス精神が素晴らしい
それと、ボーイズの歌詞を多く彼は手がけている
能天気な歌詞が多いが、こういう歌詞は逆に書くのが難しいものだ
作詞の能力は一般に評価されてないが、非常に高いと個人的に思っている
それからもほとんどMCを挟まず
1時間15分、10時15分までほぼノンストップで
演奏を続けた
おそらく幾つかの曲ではパクパクもあったかも知れないけど
最後はドラマーのタムタムの皮が割れるというトラブルも起こっている
こういうのは逆にライブ感があって興奮した
マイクにシンバルの歪んだような音が何度かしたなと思ってたら
スタッフが飛んで来てタムタムを交換していた
「じじい」と言われて良い歳の5人だが
さすがに但者ではない凄さを感じたステージだった
90点ぐらいはつけて良いと思う
いままで見たものの中でも5本の指に入るし
ブライアンだけの来日のステージよりずっと素晴らしかった
ただ照明がイマイチだったのと
大型画面にメンバーが写らずビデオばかりが写ってたので
双眼鏡を持っていかなくても良いと判断したのも失敗だった
最後ぐらいは大スクリーンに映して欲しかったな
セイル・オン・セイラーという曲が大好きなので
この曲をブライアンヴァージョンで聴けて良かった
この曲は日本の山下達郎さんの音楽など
大瀧詠一さんや、KATSUMIさんなどのサマー系のニューミュージックの
ベースになっている曲と言っていいと思う
日本ではその影響でそういう音楽が80年代を席巻した
おまけ
アメリカの曲(これは名曲です)
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