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酒と釣りの友 天国の mさんヘ

推薦図書 香子(かおるこ)紫式部物語 全5巻

2024-10-17 15:13:20 | 推薦図書

NHK大河ドラマ「光る君へ」の興味から読み始めたが、いつも児童向けの本しか読んでいない僕には全5巻を読破するのは骨が折れた。詠まれている和歌には現代語の訳がついているものの一応和歌については原文も目を通さなければ読み進めないのでとっても疲れた。この本は後に紫式部と呼ばれる香子の物語と源氏物語が同時並行的に進んで行く構成となっている。源氏物語の話の筋はいくつかの現代語訳で承知していたが54帖書き進むその時点、時点の香子の心持が慮れてとても面白かった。テレビを見た後か事前の一読をお薦めしたい。ドラマがもっとたのしめるでしょう。全5巻はかなりの文字数量となるので覚悟されたし。

香子 紫式部物語 帚木蓬生著

千年読み継がれる物語は、かくして生まれた――
帚木文学の集大成にして最高到達点の長編小説〈全五巻〉

父や祖母の薫陶を受けて育った香子(紫式部)は、「いつの日か、『蜻蛉日記』を超えるものを書いてほしい」という早世した姉の想いを胸に、物語への素養を深めていく。夫との短い結婚生活、家族とともに向かった越前での暮らし……その中で、香子はまったく新しい物語を紡いでいく。香子の人生とともに、1巻では『源氏物語』「桐壺」~「末摘花」の帖についても描き出した、著者渾身の長編小説。

 著者について

1947年、福岡県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。

 

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福岡伸一さんの本 動的平衡3 チャンスは準備された心のみ降り立つ

2024-05-29 10:58:42 | 推薦図書
福岡伸一さんの本をまた読んだ。この方は専門の分子生物学だけではなく絵画にもかなり詳しいと見た。この本の中に出て来た話によって忘れていた昔の記憶が鮮やかに蘇ってきた。時は1980年代前半 場所はサンフランシスコだ。ジャパンタウンの日本食レストランに行ったとき、たまたま店内に数点のサクランボの画が展示されていた。絵を見て感動を覚えたのはその時初めだった。実際には絵画ではなくメゾチントと云う銅版画だった。作者の名前は浜口陽三(ウイキペヂア)さん いままでレストランの名前も作者の名前も忘れていたがその時の感動だけは心に残っている。浜口さんは1981年に活動の拠点をサンフランシスコに移して日本に帰国されるまでシスコとパリを行ったり来たりしていたらしい。僕がシスコに滞在していた時と一致するのでどこかのレストランでひょっとしたら遭遇していたのかもしれない。お話したかったな~



【アマゾンの宣伝文句】 友よ、答えは流れのなかに
6年ぶりのシリーズ最新作がついに登場! 動的平衡を組織論に応用すれば? 科学者とねつ造、記憶は遺伝するのか、プロフェッショナルの定義、生命と芸術の局在論など、生命現象の核心を解く福岡生命理論はさらに拡張する! 

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推薦図書 福岡伸一さんの本 3冊

2024-05-11 11:02:38 | 推薦図書

久々に大人向けの本をまとめて読んだ この方の本はとても読みやすい 科学者のわりにとても文章が旨いと思う とても面白かった記事を「動的平衡2 生命は自由になれるか」の中から一つ紹介しよう 

それはフェロモンに関するあるクモの習性だ。このクモはナゲナワグモと呼ばれるグループの一種で独特の方法で捕食活動をするが捕られるのはある種の蛾のオスばかりだそうだ。何故そうなるのか。このクモの作る粘液球にはメスの蛾がオスを誘引するフェロモンと類似の物質が含まれていた。このため投げ縄の術中に落ちるのはオスばかりだったのだ。

怖いですね~皆さんも性フェロモンにはくれぐれもお気を付けください。

書籍名 1 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか 2 動的平衡 生命は自由になれるか 3 動的平衡ダイアローグ 世界観のパラダイムシフト

アマゾンの書評・宣伝文句

生命よ、自由であれ
生命の本質は、自己複製ではなく、絶え間のない流れ、すなわち動的平衡にある。鮮やかに喝破した前著から2年。生物学の新しい潮流エピジェネティクスは、ダーウィン進化論の旧弊を打ち破るか。動物を動物たらしめた必須アミノ酸の意味とは? 美は動的平衡にこそ宿り、遺伝子は生命に対して、自由であれと命じている。さらなる深化を遂げた福岡生命理論の決定版がついに登場。

Amazon.co.jp: 動的平衡2 生命は自由になれるのか : 福岡伸一: 本

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推薦図書 ポストカード アンヌ・ベレスト

2023-11-01 10:45:02 | 推薦図書
いつもたいてい子供向けの本を読む僕であるが少し年齢が上の読者向けの

本を決して読まないわけではない。昔居たことがあるフランスが舞台のようなので

読んでみたが久々に読み応えがあった。僕が住んでいたすぐ近くのリュクサンブール公園や

カルチェラタン等の風景も出てきて懐かしくストーリー展開は謎に満ちていてとても面白かった。

しかし内容はヨーロッパにおいて差別を受け続けて来たユダヤ人の悲惨な人生を描いており暗いが

是非必読をお薦めしたい。

ポストカード by アンヌ・ベレスト


受賞続々!!!
フランスの高校生が選ぶルノードー賞
アメリカの学生が選ぶゴンクール賞
ELLE読者大賞
パリ政治学院学生賞

2003年1月、パリ。
著者アンヌの母のもとに差出人不明のポストカードが届けられた。
メッセージ欄には、祖母の両親と妹と弟の名前だけがあった。
4人は1942年にアウシュヴィッツで亡くなっていた。
誰が、なんのために60年の時を経てこのポストカードを投函したのか。
調査を続けるうち、著者の母方の一族の知られざる過去が明らかになる。

ロシア革命から逃がれ、東欧やパレスチナをへてパリに安住したものの、
その後ナチスにより離散したユダヤ人一家と、一人だけ生き残った祖母。

なぜ祖母だけが強制収容所への送還を免れ、生き延びたのか。
著者の母のもとに実際に届いたポストカードをもとに
あるユダヤ人家族の苦難の歴史をひもとく感動の長篇小説。


(散歩記録 5千歩越え 10月実績 31分の22 一日平均 4,422歩)
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推薦図書 中野京子 怖い絵

2023-02-20 16:13:10 | 推薦図書
画家 ルドン  画題 キュクロプス


怖い絵 (角川文庫)

本の中に確かどこかで見た絵が一枚あった。

まさかこれが以前ブログに書いた「アキスとガラテア」と同じ題材であったことに驚いた。

キュクロプスとはポリュフェモス(一つ目の巨人)のことで裸で横たわるガラテアを一目見て恋に落ち、嫉妬のあまり

ガラテアの恋人であるアキスを大きな岩を投げて打ち殺してしまう。

もう12年も前のブログのため見てない方が多いと思うので再度掲載することをお許し願いたい。

中野京子さんの本初めて読みました。西洋文化史、西洋美術の造詣が深く読み応えがありました。

このシリーズは何冊も書かれている由。読破するのが楽しみだ。

【以下 2010年4月19日 のブログ】



以前パリに住んでいた頃、よくこの噴水に来たものです。

フランスはパリの6区 ルクセンブルグ公園の中にあるメディシスの噴水。

比較的細長い池を取り囲んだ木立の下にはいくつもの椅子が置かれていて、訪れた時にはいつも何人か熱心に本を読んでいました。パリの公園は読書をする場所なのです。日本とは大違いですね。

下の写真をご覧ください。



正面の壁龕(へきがん)の下の方は若い恋人たち。アキスとガラテアです。

アキスは人間の羊飼い、ガラテアは半神の海の妖精。じっと見つめ合うふたり。
あれ? 上の方に人影が・・・。



少し遠いのでも~少し近づいてみましょう。










誰か上にいますね。気がつきましたか?
二人の背後から覗き込んでいるのは片目の巨人ポリフェモスです。

この場面はガラテアに恋心を抱いているポリフェモスが嫉妬心から二人を押しつぶそうとする瞬間を捉えています。

アキスは巨大な石で殴り殺され、ガラテアは発狂します。その後、アキスは生まれ変わり
この噴水(川とする説も)になったとギリシャ神話は伝えています。





彫像 オーギュスト・オタン 1866年作

Photo by Google Search



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推薦図書 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

2022-04-20 14:42:07 | 推薦図書
やっと読み終えた。あ~疲れた。

推薦図書としながらこんなことを云ったら元の子もないのだが読み始めたことを後悔した。苦しかった。

日頃から興味のある内容だったので本の題名に引かれて手に取ったのだが児童向けに書かれた

本に慣れ親しんだ僕の脳ミソにとってはこの本はレベルが高すぎて全く理解することが出来なかったのだ。

それではなんで推薦するかと云うとたまには理解できないことでも理解しようとして挑戦してみる

ことに意義があるのではないかと感じたからである。

この本の中で筆者のブライアン・グリーン氏は150人を超える古代からの哲学者、音楽家、小説家、科学者など

の言葉を引用、紹介しているんだが第一線で世界的に活躍する理論物理学者の知識の広さ、深さには恐れいりやした。


(以下はアマゾンから借用した本の概要です。)

世界的ベストセラー『エレガントな宇宙』著者の最新作

なぜ物質が生まれ、生命が誕生し、私たちが存在するのか?
進化する宇宙は私たちをどこへ連れてゆくのか?
ビッグバンから時空の終焉までを壮大なスケールで描き出す!

素粒子から星や銀河まで、生命誕生から意識の謎まで、さまざまな秩序と構造をもたらす物理的な原理を見ていきながら、宇宙の年表に沿って読者を時空の旅へといざなう。人の寿命は限られているが、宇宙における生命と心という現象もまた、限られた時間しか存在しない。そしてはるか先には、物質すら存在できないときが訪れる。この進化する宇宙の中で、ほんの束の間、まったく絶妙な瞬間に存在する私たち人間を基点に、時間の始まりであるビッグバンから、時間の終わりであるこの宇宙の終焉までを、現代物理学の知見をもとに、「存在とは何か」という根源的な問いから描き出す。第一級のポピュラーサイエンス!

〈著者紹介〉
ブライアン・グリーン Brian Greene
理論物理学者。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在はコロンビア大学物理学・数学教授。超弦理論や宇宙論の分野で数々の業績をあげ研究者として第一線で活躍するかたわら、科学の普及のための活動にも力を注ぐ。超弦理論を解説した一般向けの著作である『エレガントな宇宙』は各国で翻訳され、全世界で累計100万部を超えるベストセラーとなった。続く『宇宙を織りなすもの』『隠れていた宇宙』も全米ベストセラーとなる。



〈目次〉
第1章 永遠の魅惑 始まり、終わり、そしてその先にあるもの
第2章 時間を語る言葉 過去、未来、そして変化
第3章 宇宙の始まりとエントロピー 宇宙創造から構造形成へ
第4章 情報と生命力 構造から生命へ
第5章 粒子と意識 生命から心へ
第6章 言語と物語 心から想像力へ
第7章 脳と信念 想像力から聖なるものへ
第8章 本能と創造性 聖なるものから崇高なるものへ
第9章 生命と心の終焉 宇宙の時間スケール
第10章 時間の黄昏 量子、確率、永遠
第11章 存在の尊さ 心、物質、意味

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推薦図書 源氏物語解剖図鑑

2022-02-16 12:47:06 | 推薦図書
源氏物語は百万字現代の原稿用紙で2,400枚に及ぶ世界最古の長編小説とか。

古文の知識のない僕が原文を読める訳はなく、また最初から挑戦する気もない。

多くの日本人小説家が現代語版を出されているが、あろうことかドナルド・キーンさん他数人の外国の方も

原文から外国語訳を出されているとは。僕からするととても信じられないのだ。

この人たち一体どんな頭脳をしているんかしらん。

僕は以前「田辺聖子」さんの「新源氏物語」をちょっとかじった程度であるがこの度

たまたま面白い本を見つけたので是非ともご紹介したい。

全54帖が見開きの2ページにおさめられたイラスト付きのダイジェスト版で小説を文学的に

味わうと云うよりは登場人物の人間関係と各帖のエピソードを整理・再確認するのにとても便利だ。

笑ってしまうのは登場するメインキャラクターは男性はすべて犬、女性はすべて猫になっていて

まるで漫画を読んでいる楽しさだ。そろそろボケかかっている我ら(失礼)にぴったりの本です。


こんな感じ


以下はアマゾンから引用した推薦文句。

源氏物語 解剖図鑑

『源氏物語』全54帖を徹底解剖!
物語の全体像を分かりやすく解説するのはもちろんのこと、
当時の皇族・貴族の暮らし、風習、文化、信仰などについても
詳しく紹介しています。
物語の中では熾烈な権力闘争が繰り広げられており、
当時の社会情勢と比較しつつ歴史も学べるようになっています。

誌面では各帖の代表的な絵巻などをイラスト化し、
その魅力も紹介しています。
これを読めばその後の日本美術に影響を与えた場面やアイテム、
表現方法などもばっちり分かります。

『源氏物語』を描いた源氏絵は、江戸時代には皇女・女三の宮が
遊女に見立てられるなど、
元絵からギャップがあるほど面白いとされてきました。
本書でも人気イラストレーターの伊藤ハムスターさんによって、
登場人物を擬猫化・擬犬化してユーモラスに描いていただきました。
令和時代の源氏絵として、こちらも必見です。

■章構成
巻頭1:キャラで分かる! 『源氏物語』
巻頭2:データで分かる! 『源氏物語』
巻頭3:『源氏物語』で「日本美術」が分かる
第一部:若かりし光源氏(1桐壺~33藤裏葉)
第二部:老いを迎える光源氏(34若菜上~41幻)
第三部:光源氏の子孫たち(42匂宮~54夢浮橋)

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推薦図書 寄生生物の果てしなき進化

2022-01-25 10:05:12 | 推薦図書
久しぶりに大人向けに書かれた本を読んだ。

ここのところ易しい本ばかり読んでいたので読み終わるのに時間がかかったがとても面白かった。

是非一読をお薦めしたい。

寄生生物の果てしなき進化

著者はフィンランド人で新進気鋭の生態学、進化生物学者のTuomas Aivelo氏。

原書は新型コロナウイルスの出現する2018年に書かれたが日本語版(2021年12月15日発行)では

IX コロナウイルス大流行が世界を大混乱に陥れた の章が書き加えられている。



以下はアマゾンによる解説と目次である。

■内容
サナダムシ、コロナウイルス、HPV、エキノコックス、マダニ、ヤドリギ……
これらの、他の生物を搾取して生きる寄生生物たちは、どこで誕生し、
どのように進化し、今日まで生きながらえてきたのか。
また人類は、どこで彼らに出会い、その拡大に影響を与えてきたのか。
その先に、人間や動物と寄生生物が共存する未来はありえるのか。
北欧の気鋭の生物学者が、進化生物学の観点に人類史を交えて、
ウイルス学、細菌学、寄生虫学の垣根を軽々と越え、寄生生物の壮大な進化の旅について語りつくす。

■解説
目黒寄生虫館 館長 倉持利明

■目次
I なぜ感染症があるのか
II どこから感染症はやってくるのか
III なぜ人間はこれほど多くの感染症を持つのか
IV なぜ危険な感染症とそうでないものがあるのか
V いかに感染症から逃れるか
VI なぜ特定の感染症は撲滅できないのか
VII なぜ新たな感染症は次から次に生まれるのか
VIII 環境はどのように感染症拡大に影響するのか
IX コロナウイルス大流行が世界を大混乱に陥れた
X 人間は感染症無しに存在しうるのか



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推薦図書 驚異の珪藻世界

2021-05-17 14:20:31 | 推薦図書
先日訪れた由宇町「潮風公園みなとオアシスゆう」内にある「ミクロ生物館」

で見た顕微鏡の体験によって珪藻の魅力にはまってしまった。

これを見てください。極めて精巧に作られた工芸品としか思えない。

いや人間技とはとても思えない完成度だ。

しかも大きさは0.5ミリメートル以下らしい。

本の解説によると良く知られている赤潮は珪藻の集まりでコンブやワカメの仲間だ。海だけではなく川にも湖にも陸地にも

空気中にも、すなわち地球上のいたるところに生存している。

すべて単細胞で出来ており今みている写真は細胞の細胞壁で弁当箱のような構造になっているとのこと。

その材料はケイ酸すなわちガラスと同じものだ。極めて丈夫で軽い素材で細胞内の核や組織を守っている。

この生物は常圧、常温の環境下で1時間以内でその姿になってしまうと云う。

まさに脅威の能力で今の科学水準では到底人間が作ることは不可能だ。

様々な形がありその種類は10万種以上あるのだそうだ。





その細胞の中に葉緑素を持っており光合成により地球上の酸素の五分の一は珪藻が作り出しているんだって。

びっくりしたでしょう!




画面に見える穴は胞紋と云うナノレベルサイズの穴で細菌が小穴から侵入することが出来ない極小(10nm)の世界だ。

しかしウイルスはこのサイズであっても通過するので珪藻でさえもウイルスに感染する。ウイルスって怖いですね~。 

驚異の珪藻世界 The Amazing World of Diatoms

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推薦図書 ことばにできない宇宙のふしぎ

2020-08-03 17:18:21 | 推薦図書
ここ何年か僕が図書館で借りる本は小学生か中学生向けに書かれた本ばかりだ。

高校生以上だと内容が高度になってきてもはや手におえない。

その点、子供向けに書かれたものはイラストや写真が多いこともあり誠によろしい。

図鑑などは字も大きくすっかり目が悪くなっている僕にはありがたい。

ページ数も少ないものが多くてあっという間に読み切れるのがいい。

今回読んだ「 ことばにできない宇宙のふしぎ 」は面白かった。

作者はイギリス在住の エラ・フランシス・サンダースさん。本人が描いたイラストを見るだけでも楽しい。

51のふしぎの27番目「 あなたの大部分は細菌 」だって?! 本当かよ。

我々の身体の表面や内部には無数の細菌が住んでいる。

その数は自分の身体を構成している体細胞の10倍はいるらしい。

体細胞と細菌の比率は1対1。自分の身体の半分は細菌で占められているって訳だ。

10倍もいて比率が同じなのはどうしてかな? おそらくサイズの違いだろう。

本当かいな? 真偽のほどは定かではないが生物が生きていく上で細菌の存在が重要であることは

間違いないと思われる。

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アンドロメダ病原体ー変異ー

2020-07-01 10:15:54 | 推薦図書
[まとめ買い] アンドロメダ病原体-変異-


久々に面白いと思って読んだ。

1969年に発表され世界的ベストセラーとなったマイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」の続編である。

いやしかし、同氏は既に2008年に死亡しているので、この作品を基に別の作家ダニエル・ウイルソンが物語を

発展させた新作と云った方が良いかもしれない。原作者の遺族のお墨付きをもらっているので一応続編としておこう。

原作は映画化されている。僕は原作を読まずに映画の方を見た。

今回の続編は初版が2019年11月にアメリカで出版され本邦の出版は2020年5月25日だ。まだ湯気が出ている。

まさに新型コロナウイルスの出現が最初に疑われている時期と時を同じくして出版されたバイオ・ミステリーである。

全人類が変異を遂げたアンドロメダウイルスによって絶滅の危機に瀕したその時、50年前のアンドロメダ病原体による大惨事

の生存者の一人(当時赤ん坊)の科学者・ロボット工学者によって全人類が救われる。彼は変異を遂げたアンドロメダ病原体の抗体を持っていたのである。

是非一読をお薦めしたい。

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Moribito Gardian of the Darkness

2019-05-27 16:29:17 | 推薦図書
Moribito Gardian of the Darkness

僕が図書館で借りる本は子供向けに易しく書かれた理科系の解説本が多い。

図形、写真、イラストなどが多く、理科系理解力ゼロの頭を持つ僕でも楽しく学べるためだ。

しかしたまには洋書を借りることもある。今回借りたのは上橋菜穂子さんの守り人シリーズの一冊「闇の守り人」英語翻訳版ハードカバー。

既に原作を日本語で読んで筋が分かるから250頁全部英語でもほぼ辞書なしでラクチンなのだ。

僕の住んでいる町にある図書館には洋書の蔵書数が少ないがリクエストすれば取り寄せてくれるのだ。

「これ知ってた? 知らなかったでしょう。」

ネットで調べれば立ちどころに本名、作者、出版社が分かる。それどころかISBN番号さえ分かればどんな本でもリクエストできるのだ。

ほんと便利な時代になったもんですね。まづは県内、そこになければ次は中国5県の図書館を探してくれる。前回は島根県内で見つけてくれた。

仮に中国5県になければその先を探してくれるはずだから、日本で出版されているどんな本でも取り寄せられると思って間違いないだろう。

貸出期間は3週間と1週間長く設定されているのもうれしい。注文してから若干待たされるのが玉に瑕だが遅くとも1週間後には頼んでおけば

「届きました」と親切にも電話が入る。好きな娘とのデートと同じで多少待たされる位の方が期待が膨らんで会えた時の楽しみが増すと云うものだ。

僕の友人が住んでいる柳井市では新しく図書館を建てる計画が進んでいるそうだ。現行図書館では蔵書数が少なく市民の期待に応えられないことが

理由の一つに挙げられていると聞いた。

「 ばっかじゃなかろか! 」 蔵書数が多ければいいと云うものではないんじゃないの。 超大型のハイパーマーケットに行ってお目当ての食材がどこに

あるのか分からず結局買えなかった時の腹の立つことと云ったら・・・

僕にはスーパーも図書館もこじんまりとした方が好みだな。


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男か女かの話

2019-04-20 15:35:17 | 推薦図書
図書館で借りた1冊の本。本の題名は「サイエンス・ミレニアム立花隆」

サイエンス・ミレニアム


ジャーナリストの立花氏と著名な科学者6名との対談集です。

日本で性転換手術を行っている医師原科孝雄氏との対談「性転換最前線を行く」の中に気になる内容を発見。

古い話で恐縮ですが2014年6月30日の投稿記事「お袋の好物金メバル」を思い出して下さい。

読んでいない方は是非ともこの際読んでね。

さてあの時、僕はブログの中で「昔、本で読んだことがあるのだけれど人間も母の胎内に宿った最初の性別はすべて女性で、その後男性ホルモン量が多くなった固体が

男性になるんだとか。男にも乳首が存在するのはもともと女性として生を受けた証拠なんだそうです。」と書き、僕の竹馬の友である神戸の産婦人科医より僕のブログには

珍しくも科学的、医学的なコメントが寄せられたのでありました。



今回はこの論争の続編です。以下、対談の一部を抜粋いたします。

抜粋 性の多様性 中略

立花 一般に生物学的な性は精子と卵子が結合した瞬間に決まり、染色体のXXが結合すれば女性、XYが結合すれば男性になるといわれていますね。

原科 ところが最近、XY型でもSRYという遺伝子の存在によって女になりうることがあるとわかってきたんです。また性は受精の段階ですべて決まるんじゃなくて、発生の段階で決まるファクターもある。発生の段階で性を決める重要な因子としてY染色体のTDF(testis determining factor)と呼ばれる精巣決定因子がある。この働きで胎児に精巣ができるかできないかが決まる。性は、受精しても七週までは非常に未分化なわけです。XXでもXYでも、どちらにでもなりうる時期があって、それを「性的両能期」といっています。しかし八週になると、男性になる場合、先程のTDFの働きで胎児の中に精巣ができて、睾丸が盛んに男性ホルモンを分泌し始める。これが胎児の全身をめぐり、それまでお母さんの体の女性ホルモンを受けていたのが、男性ホルモンのシャワーを浴びるのです。すると、骨格も脳も男性化していくわけですね。これが起こらないと女性になる訳です。生物学的性の決定にはいろいろなメカニズムがあって、その一つに少しでも欠陥があると、体は女性なのに脳は男性になってしまうとか、その反対とかが起こりうるわけです。 後略 抜粋終わり


と云うことは受精後、七週までは男か女かはまだ決まっていないと云うことなのか知らん?



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推薦図書 「風と行く者」

2018-12-13 13:17:41 | 推薦図書
風と行く者 (偕成社ワンダーランド)
上橋菜穂子
偕成社



上橋菜穂子さんの最新作を待ってました。

「精霊の守り人」を初めとする『守り人』シリーズ全12巻の続編となる守り人外伝です。

6歳であったバルサも今や40歳近くの中年女性になっていました。養父であるジグロは既に逝き

この度はジグロの忘れ形見かもしれない娘を助ける役回りです。

若かった頃とは違い護衛士、用心棒としての技量も身に付き、すっかり落ち着いた大人の女

に成長を遂げていました。仕事が終われば連れ合いと云ってもよいタンダの元へ帰って行く彼女

にはまだ子供は出来ていませんでした。これからも続くであろう守り人シリーズで母親になった

バルサも見てみたいものです。バルサも既に40近い御年、作者の上橋さん次作の執筆急いで下さいね。




上橋菜穂子さん グーグル画像より借用いたしました。


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ホーキング博士のスペース・アドベンチャー 宇宙の生命

2017-11-18 14:05:50 | 推薦図書
ホーキング博士のスペース・アドベンチャーII (2) 宇宙の生命 青い星の秘密 (ホーキング博士のスペース・アドベンチャー 2-2)
クリエーター情報なし
岩崎書店


科学と物語がひとつになったスペース・アドベンチャーシリーズ。お嬢さんとの共著で同シリーズの5冊目だ。

僕はこの頃もっぱら子供向けの本を読むのが好きだ。大人向けに書かれた本にはもう頭がついていけないのか読んでも面白くない。

とは云え、このシリーズは偉大な物理学者が書いているだけあって知的好奇心を大いに刺激してくれる。


「地球にはどうして海が存在しているのか?」

雨が地上に降ってそれがたまったのだろうと漠然と思っていたがどうやら違うらしいのだ。

物語の進行の合間に挿入されている科学エッセイ「地球の海」によれば・・・



地球の面積の4分の3を占める海は宇宙からやってきたらしい。「どうして見たこともないのにそんなことが分かるん?」

もともと地球には水は存在しなかった、いや存在できなかったそうだ。なぜならば、地球が形成されつつある時期は熱すぎて

気体が液化することはなかった。従って地球の外から水はもたらされたと科学者は考えているのだ。

大昔から、地球には小惑星帯から水分を含む隕石や彗星が無数に衝突や落下を繰り返し、海の元となるものが地球に残された。

地球外から来た水分子はそれ以降あらたに生成されることもなく壊されることもなかったとある。

そうして今日まで水は2つのサイクルで循環している。1つ目は太陽の熱で水は蒸発し、それが雲となり雨を降らせ

再び海に流れ込む。2つ目のサイクルは水は大地の裂け目や海溝から地球内部に浸透するが地熱で温められて火山や

海底の熱水噴出口から地表に戻ってくる循環。

疑り深い僕は「ほんまかいな? あんた見たん?」と思うのであるがどうやらそう云うことらしいのであります。

皆さん、お孫さんへの知的なクリスマスプレゼントに一冊でどうですか?


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