画家 ルドン 画題 キュクロプス
怖い絵 (角川文庫)
本の中に確かどこかで見た絵が一枚あった。
まさかこれが以前ブログに書いた「アキスとガラテア」と同じ題材であったことに驚いた。
キュクロプスとはポリュフェモス(一つ目の巨人)のことで裸で横たわるガラテアを一目見て恋に落ち、嫉妬のあまり
ガラテアの恋人であるアキスを大きな岩を投げて打ち殺してしまう。
もう12年も前のブログのため見てない方が多いと思うので再度掲載することをお許し願いたい。
中野京子さんの本初めて読みました。西洋文化史、西洋美術の造詣が深く読み応えがありました。
このシリーズは何冊も書かれている由。読破するのが楽しみだ。
【以下 2010年4月19日 のブログ】
以前パリに住んでいた頃、よくこの噴水に来たものです。
フランスはパリの6区 ルクセンブルグ公園の中にあるメディシスの噴水。
比較的細長い池を取り囲んだ木立の下にはいくつもの椅子が置かれていて、訪れた時にはいつも何人か熱心に本を読んでいました。パリの公園は読書をする場所なのです。日本とは大違いですね。
下の写真をご覧ください。
正面の壁龕(へきがん)の下の方は若い恋人たち。アキスとガラテアです。
アキスは人間の羊飼い、ガラテアは半神の海の妖精。じっと見つめ合うふたり。
あれ? 上の方に人影が・・・。
少し遠いのでも~少し近づいてみましょう。
誰か上にいますね。気がつきましたか?
二人の背後から覗き込んでいるのは片目の巨人ポリフェモスです。
この場面はガラテアに恋心を抱いているポリフェモスが嫉妬心から二人を押しつぶそうとする瞬間を捉えています。
アキスは巨大な石で殴り殺され、ガラテアは発狂します。その後、アキスは生まれ変わり
この噴水(川とする説も)になったとギリシャ神話は伝えています。
彫像 オーギュスト・オタン 1866年作
Photo by Google Search
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