half moon bay

酒と釣りの友 天国の mさんヘ

2020年よ さらば

2020-12-31 17:08:30 | 日記
後7時間もすれば今年もお別れを告げる。

2020年と云う年は決して忘れられない年として記憶に残ることだろう。

世界中で多くの人が苦しみ、悲しみ、亡くなった。

僕にとっても最愛の母を失い、ぽっかりと胸の中に穴が空いた気持ちが続いている。

その年もまもなく終わりを迎える。

喪が開けたらまた海に出よう。僕が来ないので瀬戸内の魚がどうしたのかと心配して待っているに違いない。

きっと来年はいい年だ。

皆いい年を迎えるようぜ!

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離れ

2020-12-29 17:20:30 | 日記
母屋の裏手にある離れに座っている母である。

僕は10年間海外に居たため気がつかなかったが今改めてアルバムを整理してみて

母と父はほとんどこの離れで生活していたようだ。

母屋はやたらと広い上、段差だらけなので身体が不自由である父を介護するには

この狭い離れの方が便利だったのだろうと思う。トイレも水道もガスも完備していた。

絵の好きな父はよくこの離れにモデル(きれいな女性のみ)を呼んで絵を描いていた。

なにかと手伝いがいるので母も常に一緒に。

数えきれないほどの女性の絵があるが何故かお袋の絵がほとんどないのは不思議だ。

ただ父が撮ったであろう母のスナップ写真はどれも絵描きとして母をモデルとして

見ている父の視線を感じる。

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母と次女と初孫

2020-12-28 11:15:48 | 日記
次女が抱いているのが母の初孫だ。母が抱いているのはお隣の女の子(訂正しました)。

母には子供が4人もいるのに孫が3人、ひ孫が2人だけだった。

97歳と9か月で亡くなった場合、孫・ひ孫の数が二桁でも決して珍しくないと

思うが我が家はやや尻すぼみの家系と云えるのかも知れない。

毎年夏には孫やひ孫が帰省してくるので一気に大家族になるのだが

今年の夏はコロナ禍で誰も帰って来れなかった。

母としてはさぞかし残念だったろうと思う。コロナが終息し一周忌に親族大集合できればよいのだが果たして・・・

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孫を抱く母

2020-12-26 19:47:30 | 日記
この時、母は還暦を過ぎたばかりだ。

次女の長男が生まれた時で既に二人目の孫がいる立派なおばあちゃんである。

この赤ちゃんも今や37歳の高校の先生である。

絵が好きだった僕の父の血を継いで画家を目指しており美術を教えている。

我が家には僕の父、姉、この甥っ子の絵が山ほどあって

始末におえないのであります。


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グラバー邸の窓ガラス

2020-12-23 16:14:30 | 日記
数年前母と姉を軽四輪自動車に乗せて九州旅行をしたことがあった。

目的地は薩摩川内市であった。僕は桜島が見たかったが訪れた時、PM1.5の影響か視界が極めて悪く

濃い霧がかかって何も見えなかった。以前同じメンバーで大村市に住む親戚を訪ねた折、運悪く台風が接近

して来たため長崎訪問はあきらめて大村に一泊しただけでとって引き返したことがある。

今回は有明海を船で渡って長崎を目指した。台風で断念した長崎行きの復讐戦である。

長崎に来たからにはグラバー邸とチャイナタウンを訪れないわけにはいかない。

グラバー邸を訪れて驚いたことがあった。

窓に使われていたガラスが我が家のガラスとそっくりなのである。

我が家は明治41年に建てられたのでガラスもその当時のものでいままで同じようなものを

見たことがなかった。今にして思えば写真をとって置けばよかったのだが後の祭りである。

これが我が家の窓ガラスである。割れてしまったらもうどこにも売っていないので大切にしよ~っと。









チャイナタウンの入り口にて 長崎ちゃんぽんを食べました。



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フランスのカフェにて

2020-12-22 09:45:17 | 日記
この写真はゴッホが住んでいた家の1階のカフェ”ラヴェー亭”だったと思う。

この建物の3階にゴッホの借りていた部屋があってそこで亡くなったのだ。

この建物の目の前にオーヴェール・シュル・オワーズ(AUVERS SUR OISE)の町役場がある。



親父は今も当時のまま建っている町役場を見ることができてどんな感慨を持ったのだろうか?

このカフェでお袋はとんだ災難にあった。

店を出る前にお袋はトイレにたった。ところがいつまで経っても出てこない。

心配になって見に行ったら青い顔をして出て来た。

聞いてみれば入ったのは良かったが鍵が閉まって開け方が分からない。

助けを呼ぼうとしたがどうしてよいか分からず体当たりをしてやっと出られたとのことだった。

「 やれやれ  」僕

お袋は何故かトイレによく閉じ込められる。これまで僕が知っているだけでも3回ある。

菩提寺の屋外にあるトイレに入った時にも閉じ込められたそうでその時は

小さな窓をよじ登って脱出したがあの時は参ったと云っていた。

体力で突破するあたりさすが元広島県女の走り高跳びの選手だっただけのことはあるのだ。


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日本画家石本正さんが描いた母

2020-12-20 10:13:10 | 日記
皆さん 故石本正さんをご存じですか?

彼は親父の戦友で1951年に我が家に暫く滞在したようです。

画家志望の彼は滞在中に親父、お袋、長女、長男のデッサンを残しています。

僕のデッサンがないのは残念ですが僕はまだ二歳だったので恐らく動き回って

いてモデルになれなかったのでしょうか?

この絵はお袋が29歳の時でちょうど次女(僕の妹)がお腹にいた年です。

画用紙の一部が裂けていますがこれは僕が額縁から外そうとした時に

傷つけたもので本当に悔やんでいます。

我が家にあるものの内、最も価値のあるものはこの4枚のデッサンと

画伯にいただいたまだ画学生の内に描いたと思われる風景画かな。

この風景画は来年4月2日から5月24日までの47日間、島根県立美術館において

開催される「石本正 生誕100年回顧展」で展示される予定で美術館に貸出中です。

石本正さんの浜田市立美術館 石正美術館はこちらをクリック

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母の泣きぼくろ

2020-12-19 11:51:30 | 日記
母の右目の下には泣きぼくろがあった。

別に気にかけているようではなかったが母の表情にある風情を形づくっていたように思う。

とても恥ずかしがり屋で控えめな性格はこのほくろのせいかも知れない。



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ベルサイユ宮殿

2020-12-17 15:52:13 | 日記
パリ滞在中何か所か郊外も訪れた。

ベルサイユ宮殿もその一つだ。

生憎訪れた日は閉館日で絢爛豪華な宮殿内には入れなかったが広大な庭園内は

見学自由だった。あまりにも広いので車椅子で見て回るのは大変だったが

休館中にも関わらず周回ミニバスが運行しており大いに助かった。

前に訪れた時にガイドに聞いた話では宮殿が出来た当時は宮殿内にはトイレの設備はなく

建物の外で用を済ませていたらしい。要するに立ちションに野〇〇だったのだ。

当時の服装を見るとご婦人の足首まで届くスカートはそんな時のためによく出来ていると思うが

紳士は野〇〇の時は一体どうしていたのかしらん。



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母と猫 その二

2020-12-16 16:17:48 | 日記
頭の上にタオルを乗っけて大掃除でもしてるのかな?


釣りに行って帰ってくるといつもお袋と一緒に魚のシゴをする。

要するにウロコを取って内蔵を掻き出す作業のことだが匂いを嗅ぎつけて

どこからともなく猫が現れる。別に我が家で飼っているわけではないが

裏庭はどこからでも入れる構造なので野良猫の出入り自由である。

数年前には勝手に侵入して来て床下で子猫を4匹出産したのでひょっとすると

きゃつらは自分の家と思っているのかも知れない。

そんな時いつもお袋は魚の内蔵やあらを裏庭の畑に埋めたがる。

猫は鼻がいいので必ず掘り返してあさるため僕は居つかれると

困るのでいつも止めさせていた。

「 トラやシロが生きていたら大喜びしたのにもったいない。 」と母は残念がるのだ。

母によると前に飼っていた猫は口が贅沢で天然ものは大喜びで食べるのに

養殖ものは匂いを嗅いだだけでプイとそっぽを向き決して口をつけなかったそうだ。



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母とおばあちゃん

2020-12-15 16:02:42 | 日記
母がおばあちゃんの話をする時いつも必ずウナギの調理の話になる。

僕がまだ小さい頃はまだ生きたウナギの物売りが行商していた。

「 うなぎ~ 捕りたてのうなぎはいらんかねっ 」

この声が通りでするとお袋が鍋を携えて通りに走って出る。

おばあちゃんは台所の流しのところで既に出刃包丁を持って待ち構えている。

「 早よ~ 裏に行ってイチジクの葉っぱを摘んできんさい。 」

おばあちゃんはうなぎの頭をつかんでまな板に目貫で打ち付ける。

「 しっかりイチジクの葉の裏で尻尾を押さえんさい。 」

ぬるぬるしているのでなかなか押さえられない。

「 もっと しっかりと押さえんかい。   」

そうこうするうちにおばあちゃんは見事に蒲焼用にさばいてしまうのだ。

母は嫁に来て何が嫌だったかと云えばうなぎの尻尾を押さえる作業だったようだ。

何か動くものは怖かったようで釣りが趣味の僕が獲物をさばく時はいつも手伝ってくれたが

どんな小さい魚でも動いている奴は僕のほうに回して来た。

白魚や車エビの踊り食いなどもってのほかで一度四国の金比羅さんに参詣した折の宿でアワビの踊り焼きを

僕が注文したが決して手を出さなかった。その時の様子がこれだ。

金比羅温泉 つるや旅館 鮑の踊り焼き


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愛犬タイニー その二

2020-12-14 11:18:52 | 日記
タイニーはとても可愛い犬だったが変にプライドが高かった。

本家の裏手に親父の弟一家の新宅があったがそこの飼い犬、確かチコと云う名前だったと思うが

まるで軽くみて相手にしていなかった。

「 フンなによ あんた。 分家の分際で。 あたいは本家の犬よ。 身分が違う身分が・・・」 てな感じ。

犬と思って甘くみてはいけない。主張すべきところはするのであった。








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サツマイモの収穫 2020

2020-12-13 09:48:13 | 日記
やっと芋堀を敢行できた。

本来であれば11月中の方がよいのであろうがお袋の満中陰法要も終わって

一段落したのでやる気になったのだ。

ちょうど松の剪定で庭師が入っていたので10個ほどおすそ分けし

全部で111個収穫できた。小ぶりサイズが多かったが写真のような

特大サイズもあった。



実はお袋が大のサツマイモ好きのため家庭菜園で春先に植えたのだが

とうとう食べさせることができなかった。

小さい頃からイモが好きだったようでそのお蔭か娘時代の写真を見ると

ずいぶんふっくらとしていた。



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ひなたぼっこが好きだった母

2020-12-11 16:27:34 | 日記
母は亡くなる直前まで家事一切をこなすことが出来た。

ここ数年は食事は僕と代わりばんこに作っていたが洗濯はすべて母がやっていた。

僕が少しまとめてやればいいよと云っても雨がふってなければ毎日のようにやっていた。

物干しざおに干したり畳んだりするのがとても好きだったような気がする。

なかなか終わらないので心配になって見に行くと写真のようにいつも日向で

陶器の椅子に腰かけてひなたぼっこをしていたものだ。

この椅子は僕が子供の頃から親父の盆栽場にあったもので今でも健在だ。


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海水浴と母

2020-12-11 03:24:45 | 日記
両親と妹 シャターを押したのは僕かな?


海のない三次は三つの川が合流している。

母の実家はその合流地点にかかっている巴橋に近かった。

小さい頃から川でよく泳いでいたそうだ。

僕がまだ小さくてあまり遠くまで泳げないころ近くのK島海水浴場に行くと

一人で頭がやっと見えるほどの沖合まで遠泳をしていた。

彼女にとっては淡水の川で泳いでいたから海で泳ぐのに何の苦労もなかったのであろう。

骨上げをした後、妹と共に骨壺を抱えて子供のころよく家族で訪れた

瀬戸内の海を母に見せに行った。

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