夢ぐらいは勝手に見させてくれよ！

Sweet dreams … do soundscapes influence them? Photograph: Thomas Northcut/Getty Images

記事　英国ガーディアン紙　電子版

確かに便利な時代になった。機械音痴である僕も今はパソコンを使ってブログを書いたり、メールもやるし、デジカメで撮った写真はパソコンがアルバムのかわりを果たしている。パソコンのない世界を考えるとやや手持ち無沙汰で暇を持て余しそうだ。

ところで昨今の若者は僕らの時代のデスクトップからさらに先に進んで携帯端末や薄型のタブレットやらを縦横無尽に使いこなす時代に突入している。

アップル社が開発した　iPad,iPhone は世界中で売れに売れてアップルは笑いが止まらない活況でアップアップルだとか。

僕はまだ　iPhone を持っていないので知らないが携帯のアプリで遂にこんなものが出てきたのでご紹介しよう。日本でも既に利用している人がいるのかな？


アプリの名前は　Dream:ON　app.（クリックしてリンク） 開発したのはイギリスの　Yuza社。

利用者はアプリを無料でダウン・ロードできる。

「さて明日は何時に起きようかな？」

「７時にセットしよう。」

「何の夢を見ようかな？　何なに？　小鳥のさえずりを聴きながら森の中を散策コース？　打ち寄せる真っ白な波を見ながら砂の上に寝転んで冷たいビールをグイーッとコース？」

「よし決めた。グイーっとコースで行こう。iPhone に起床時刻と夢の番号をセットしてこれでよしと。ビキニのかわいこちゃんが出てくるかも。うっしっし！」



さて、起床時刻の２０分前になると　iPhone の　Dream：ON　アプリは貴方の身体の動きをモニターし始める。携帯が貴方の動きの突然の静止を感知した（夢の始まる指標のサインとか）時、静かに予約された　Soundscape が音声の再生を始める。そしてしばらく後、夢見ごこちで貴方はセットされた時刻に優しくアラームの音で目覚めると云う訳だ。


まだまだ実験段階で用意されている無料の夢のアプリは３種類。実験に参加した被験者は起床後ただちにどのような夢を見たか報告する義務があるがお金さえ払えば３種類以外のアプリも買えて報告の義務もないそうだ。

これらのデータはデータベースに記録、蓄積されさらなるアプリの開発に役立てられると云う。



このプロジェクトの総指揮をとっているのはイギリスのハートフォードシャー大学の心理学のリチャード・ワイズマン教授。


すごいと云うか馬鹿ばかしいと云うべきか。

いや持てよ、SF映画の世界ではないが夢が現実なのか現実が夢なのか分からなくなる恐ろしい洗脳技術の先駆けとなり得るか？

開発者の方、よこしまな考えを抱く気ちがいにくれぐれも拉致されないようにご注意下さい。



「夢ぐらい俺に勝手に見させてくれよ！」


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