ホーキング博士のスペース・アドベンチャーII (2) 宇宙の生命 青い星の秘密 (ホーキング博士のスペース・アドベンチャー 2-2) | |
クリエーター情報なし | |
岩崎書店 |
科学と物語がひとつになったスペース・アドベンチャーシリーズ。お嬢さんとの共著で同シリーズの5冊目だ。
僕はこの頃もっぱら子供向けの本を読むのが好きだ。大人向けに書かれた本にはもう頭がついていけないのか読んでも面白くない。
とは云え、このシリーズは偉大な物理学者が書いているだけあって知的好奇心を大いに刺激してくれる。
「地球にはどうして海が存在しているのか?」
雨が地上に降ってそれがたまったのだろうと漠然と思っていたがどうやら違うらしいのだ。
物語の進行の合間に挿入されている科学エッセイ「地球の海」によれば・・・
地球の面積の4分の3を占める海は宇宙からやってきたらしい。「どうして見たこともないのにそんなことが分かるん?」
もともと地球には水は存在しなかった、いや存在できなかったそうだ。なぜならば、地球が形成されつつある時期は熱すぎて
気体が液化することはなかった。従って地球の外から水はもたらされたと科学者は考えているのだ。
大昔から、地球には小惑星帯から水分を含む隕石や彗星が無数に衝突や落下を繰り返し、海の元となるものが地球に残された。
地球外から来た水分子はそれ以降あらたに生成されることもなく壊されることもなかったとある。
そうして今日まで水は2つのサイクルで循環している。1つ目は太陽の熱で水は蒸発し、それが雲となり雨を降らせ
再び海に流れ込む。2つ目のサイクルは水は大地の裂け目や海溝から地球内部に浸透するが地熱で温められて火山や
海底の熱水噴出口から地表に戻ってくる循環。
疑り深い僕は「ほんまかいな? あんた見たん?」と思うのであるがどうやらそう云うことらしいのであります。
皆さん、お孫さんへの知的なクリスマスプレゼントに一冊でどうですか?
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