おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


ロマンスカーミュージアム 涙のジオラマ

2021年06月09日 07時31分00秒 | 博物館、イベントなど
今年4月に海老名にオープンしたロマンスカーミュージアム。
コロナ禍のため入館は事前予約制となってる。

平日に比べ土日の予約は取りづらく、5月半ばに取れた日曜の予約は3週間後、しかも17時15分の最終入館。
閉館が18時なので45分間というのは如何なものか?と懸念してたら案の定ギリギリになってしまった。



最初に出迎えてくれるのは初期の小田急線車両。
わたしは乗り鉄でも撮り鉄でも鉄子でもないので詳しいことは全くわからない。

歴代ロマンスカーが並ぶメインギャラリー。
近くで見るとさすがに大きい。こう見るとロマンスカーのデザインってやっぱり素敵だ。



車両内に入って座席に座れたりもする。



噂の小田急沿線ジオラマ。
これは本気ですごかった。こんなんあるのに45分で出ろなんてひどい。
ちょうど夜の風景の時に入ったのでプラネタリウムのようでフワフワ気分。


複々線って言うんだっけ。小田急線が地下になった下北沢。
整備の人たちがなんか叫んでる(笑)
わたしが大学生だった頃は、下北沢って狭くて暗くて汚くて🙏雨降ると最悪だった。




おもむろに鎌倉、そして江ノ島。
このあたりで夜明け。


酒匂川渡るとこ、だよね。大山のケーブルカーと東名高速が見える。



小田原に帰ってきた✨お城見るとホッとする。

わたしは大学時代、小田急線で片道2時間の遠距離通学をしていて、ロマンスカーもしょっちゅう利用していた。当時の特急券は新宿までたしか500円。

大学生活は楽しかったけど遠距離通学はハードだった。体力的にも精神的にもしんどかった。
貧血で目の前真っ白になって倒れたこともある。
ジオラマ見てたら忘れかけてたつらい思い出も甦ってしまって複雑な気持ち。泣きそうになってしまった。

でもロマンスカーは昔も今も大好きなのよ。





キッズが作ったペーパークラフト。
カラフルでかわいい。


ショップで買ったもの。
このコースターはちと使いづらいかも。




瀬戸屋敷とあじさいの里

2021年06月08日 06時32分00秒 | お出かけ
いつの頃からか開成町はあじさい推しになり、
近隣ではすっかり「あじさいの里」「あじさい祭り」というイメージが定着している。
そしてキャラクターは「あじさいちゃん」

この画像は「開成町あじさい祭り」より)

そんな開成町にあじさいを見に行ってきた。
残念ながら昨年に引き続き今年も「あじさい祭り」はコロナ禍で中止ではあるが。









花見客は当然少ないけど、あじさいの美しさは例年と変わらない。
今週が見頃のピークらしい。間に合って良かった。





途中、前々から行きたかった
あしがり郷 瀬戸屋敷 に立ち寄る。

このあたりの地名は金井島という。
足柄平野には吉田島、下島、牛島、千津島、小田原市内に至っても藤島、中島など島のつく地名が非常に多い。
島というのは酒匂川の氾濫時に水没せず細長いボートのように残った地形のことで、
つまり島のつく地名は氾濫の被害を免れて村が発展しやすかった場所、なのだそうだ。
(詳しくは田代道彌「西さがみの地名」で)

瀬戸屋敷はその金井島の名主瀬戸氏のお宅で
築300年。町の重要文化財に指定されている。







修復され公開されてる古いお屋敷は全国に数え切れないほどあるけど
瀬戸屋敷は他とちょっと違っててスゴい。

何がスゴいかって
まず入場無料である(イベントによっては有料になる時も)
立ち入り禁止箇所がほぼ無い(大抵はここから先立ち入り禁止とか撮影禁止とか制約が多い)
建物内に勝手に入れる(靴は脱ぐのよ)蔵にも入れる。
子供が遊べる昔の手作りゲームが置いてある(竹馬とかぐるぐる回すアレとか)
お庭が綺麗。裏庭まで整備されている。植物の説明書きがある。
敷地を流れる水路の水量がたっぷりで気持ちいい(枯れててもへっちゃらな史跡も多い)
カフェやショップが併設されている(アイスが美味しそうだった)

などなどがスゴい理由である。
小さい子供が大人と一緒にゲームや水路で遊んでる姿が印象的だった。



蔵内のこのドアのなんて重量感。





蔵の裏は竹薮の小径になってる。
タケノコ狩りのイベントも行われてるそうだ。羨ましい。




素晴らしい水路。水車小屋もある。


瀬戸屋敷の門の外は一面の田園風景。
足柄平野らしいこの景色がいつまでも見られますように。




突然の座間神社 

2021年06月07日 01時02分00秒 | お出かけ

谷戸山公園を歩いたあと、次の目的地の予約時間まで間があったので

それまで道すがら何度か案内看板が目に入った
座間神社
に寄ってみることにした。
 
地図で見ると座間キャンプのすぐ脇、谷戸山公園からは10分もかからない位置なんだけど
駐車場がわかりにくく結構迷ってしまった。
 
やっと見つけた駐車場は神社併設の会館の1階部分という変わった場所でとても狭い。
(帰る時にちょっと離れた所に広い第二駐車場を発見)
 
さらに神社入り口がわからず、その会館内から境内に行けるという案内書きを見つけ、
その通りに進んだら楽器を演奏してる方や食事してる方と遭遇し、なんだかとても…気まずかった。
 


会館横にはこんな立派な鳥居と石段があったのになぜ気づかなかったのか不思議である。
普通はここから行く。絶対行く。
 
なお、この石段にはひな祭りの時期にひな人形がズラリと並べられるらしい。
是非見てみたいがネットで調べると激混みっぽい。
 


祭神は日本武尊。
日本武尊をデンッと一神ってあまり見ないような。
創祀は欽明天皇の御世の500年代とも鎌倉時代とも。
 
 



境内の裏にある伊奴寝子社。
全国でも珍しいペットを守る神社。
元は家畜の健康を守る蚕神社だったものを現代のペット事情に合わせて変化させたそうだ。
もちろんペットと一緒の参拝も可。
 
これはズルい。
可愛くてズルい。
 
 
 
 

座間 谷戸山公園

2021年06月06日 01時28分00秒 | お出かけ



広い。
とても広い公園。

広さの割に駐車スペースが少なく
3箇所のPの内、北入口が一番大きいようだが
それでも帰る頃には駐車待ちの車が列を成していた。




ゆっくり1周歩くと1時間以上はかかりそう。
私達はマップの3分の2くらいしか回れなかったけど
木々や草花を楽しみながらのんびり歩いて1時間半ほど。











わきみずの谷 で群生していたこの大型シダが美しくてうっとり。
あとで名前を調べたら「ミドリヒメワラビ」らしい。さっそくメモメモ📝

シダを見分けるのは難しく、こんなにあっさり判明するのは珍しい。間違ってるかもしれないけど。
 


 
園内には府中街道など古道が走っていたそうで
庚申塔や道祖神がまとめられた箇所があった。
これは板碑や宝篋印塔の欠片が集められていた場所。