その１６１．あんただけじゃない！みんな、さみしい…

どんなに裕福でも、どんなに愛されていても、
さみしいと感じる時がある。
そのさみしさに引き込まれてしまうと、
人はとんでもないことをしでかしてしまう。
犯罪の動機の根底にあるのは、人の持つさみしさという
得体の知れない力ではないか…
殺人や放火、虐待や性犯罪などジャンルは違っても、
さみしさが動機の根底にあると思う。
それでも大人になると、さみしさをコントロールする術を学ぶ。
一言でいえば気分転換ってやつだ。手っ取り早いのはお酒やたばこ。
しかしそれでもさみしさが襲ってくる。
中にはさみしさに勝てず薬にハマる人もいる。
さみしさは始末におけない。


　　宮古島の安全は彼が守っている

「孤独を愛する」と言い切る人もいる。
だからといって山に一人でこもる人はいない。
「ワイワイガヤガヤ」と「お一人様」が同居しているからこそ、
どちらかと言えば「孤独を愛する」かなぁと
腹の中で思ってから、口では言い切るのだ。
私には孤独を愛すると言う人を理解できない。
たいていの人は、面倒くせ～と思っても、
面倒なことをついしてしまう。おせっかいとは違う。
わかっていても、時にはわからないのに
つい面倒なことをしてしまうのだ。人とはまか不思議な生き物だ。
恐らく「ココロ」を持つからだろう。
だから動物を見て擬人化できるし、神という存在を産み出した。
神が人を作ったのではなく、人が神を創造したのだ。
その根底にあるのはさみしさ＝愛だ。
愛を知るとさみしくなる。さみしいから愛する。
愛とさみしさは表裏一体だ。
だから酒や薬ではさみしさをごまかせないし、
ましてや、愛は酒や薬では実らない。