私は映像の監督をしてかれこれ35年になる。
当時、商業映像は16ミリフィルムに変わって
ビデオが登場した頃であり、
現像がない、即みられるビデオは次世代の映像として
またたくまに市場に受け入れられた。
ビデオを使った新しいコンテンツも生まれた。
カラオケビデオが登場し、
企業の入社案内や会社案内はビデオになり
当時は採用難時代でもあったことから
学生宅に直接宅配していた。
劇映画だけでなくノウハウもののビデオソフトも登場
そんな流れの中、素人同然の私のような新人にも
監督としての仕事はわんさか流れてきた。
20分ものならロケが4日から、
大作なら1ヵ月というものまで、
お陰様で月平均2~4本という
乱造若手監督として悪名が高かった。
にもかかわらず監督は作品契約なので忙しいだけで
懐具合は皆さんヒイヒイしていた。
妙な状況だが、日銭契約の撮影助手や照明助手は
いいマンションに住み、自家用車にも乗っていた。
徹夜には残業代がつくし、作品が多ければ多いほど日銭部隊は潤い、
監督やカメラマンなど作品契約者はそれほど潤わなかった。
監督なんて責任が重いだけでソロバン弾いたらやっとれんなぁ。
とはいえ今に比べれば単価は良く、今思えば本当に「いい時代」であった。
時代は進み機材が進化しワンマン撮影になり、多少暗くても映るので
撮影助手や照明助手、いや照明技師がつく仕事もガクンと減った。
もはや継続とは力なり!続けている者が残っている。
そんな中で今でも私は年2~3本の監督をさせてもらっている。
社長業もあるしイベントや印刷物の演出もあるので、
ちょうど良い加減の本数である。
「ゴッドファーザー」カットも今の機材なら簡単に撮れます
この仕事をしていて思うのは
「始まったものは必ず終わる。しかし、いかに約束の期限までに
スポンサーの期待を超える作品を提供するか」
プロである限りは己の鍛錬で、より良い作品を作るのは当たり前!
大切なのは、たいていはタイトな期限までに
より良いものを作るということだ。
締切りを守らなければ、せっかく上がった作品も無駄になる。
いや不要になるのだ。
例えばONエアーに間に合わなければ、
画面は真っ黒のまま放送されることになる。
真っ黒で放送しなければならなくなったら
監督は業界から永久追放され、担当プロデューサーは
間違いなく翌日から離島の出張所に島流しされることになる。
だから遅刻を簡単に考えてはいけない。
遅刻に見無頓着な人は、必ず締切りにも穴をあけるようになる。
穴をあけたら最後、希望の星は流れ星となって消え失せるのみ。
納期を守れないプロは、社会人として認められない。
タイム・イズ・マネー!製作費は時間の対価である。
当時、商業映像は16ミリフィルムに変わって
ビデオが登場した頃であり、
現像がない、即みられるビデオは次世代の映像として
またたくまに市場に受け入れられた。
ビデオを使った新しいコンテンツも生まれた。
カラオケビデオが登場し、
企業の入社案内や会社案内はビデオになり
当時は採用難時代でもあったことから
学生宅に直接宅配していた。
劇映画だけでなくノウハウもののビデオソフトも登場
そんな流れの中、素人同然の私のような新人にも
監督としての仕事はわんさか流れてきた。
20分ものならロケが4日から、
大作なら1ヵ月というものまで、
お陰様で月平均2~4本という
乱造若手監督として悪名が高かった。
にもかかわらず監督は作品契約なので忙しいだけで
懐具合は皆さんヒイヒイしていた。
妙な状況だが、日銭契約の撮影助手や照明助手は
いいマンションに住み、自家用車にも乗っていた。
徹夜には残業代がつくし、作品が多ければ多いほど日銭部隊は潤い、
監督やカメラマンなど作品契約者はそれほど潤わなかった。
監督なんて責任が重いだけでソロバン弾いたらやっとれんなぁ。
とはいえ今に比べれば単価は良く、今思えば本当に「いい時代」であった。
時代は進み機材が進化しワンマン撮影になり、多少暗くても映るので
撮影助手や照明助手、いや照明技師がつく仕事もガクンと減った。
もはや継続とは力なり!続けている者が残っている。
そんな中で今でも私は年2~3本の監督をさせてもらっている。
社長業もあるしイベントや印刷物の演出もあるので、
ちょうど良い加減の本数である。
「ゴッドファーザー」カットも今の機材なら簡単に撮れます
この仕事をしていて思うのは
「始まったものは必ず終わる。しかし、いかに約束の期限までに
スポンサーの期待を超える作品を提供するか」
プロである限りは己の鍛錬で、より良い作品を作るのは当たり前!
大切なのは、たいていはタイトな期限までに
より良いものを作るということだ。
締切りを守らなければ、せっかく上がった作品も無駄になる。
いや不要になるのだ。
例えばONエアーに間に合わなければ、
画面は真っ黒のまま放送されることになる。
真っ黒で放送しなければならなくなったら
監督は業界から永久追放され、担当プロデューサーは
間違いなく翌日から離島の出張所に島流しされることになる。
だから遅刻を簡単に考えてはいけない。
遅刻に見無頓着な人は、必ず締切りにも穴をあけるようになる。
穴をあけたら最後、希望の星は流れ星となって消え失せるのみ。
納期を守れないプロは、社会人として認められない。
タイム・イズ・マネー!製作費は時間の対価である。
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