株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
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その103.あっちち、あっち。ホンマに暑い…猛暑来襲

2013-08-20 13:14:23 | 制作会社社長の憂い漫遊記
昨年6月にスタートしたこのブログも、ついに100話を通過した。
これからもチマチマ書きますのでよろしくお願い致します。


愛媛県産コシヒカリ(8月17日撮影)

こんなに暑いのに今年は早稲の生育が1~2週間遅れ、
毎年8月9~10日に行われるイベントが一週間遅れで、
17~18日に行なわれることになった。
今週は四万十で40度越えが続いているが、
同じ四国の愛媛県西条に向かう。
毎年7~8月は高知→徳島と巡り、最終が西条だが、
もはや日焼けで皮がメクレるなんてヤワなこともなくなった。
暑さにも慣れてきたから、
もはや漁師体質か百姓体質にDNAが変質したようだ!?
人間の適応力はスゴい。

その適応力を倍増させるのが温泉??
現場近くに地元の湯治場として栄えている「湯之谷温泉」に、
ホテルに帰る道中入った。360円と銭湯価格。
硫黄臭が漂う湯船に浸かると疲れが癒えた気にはなるが、
風呂を出ると再び汗だくに。何のために風呂に入ったのやら…

湯之谷温泉
足湯は無料

先週、ロケハン先の豊橋で
農学部出身のスポンサーから聞いた「接ぎ木」の話。
接ぎ木(つぎき)とは、2個以上の植物体を、
人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることである。
私たちの食べているキュウリのほとんどは接ぎ木をして作っている。
根の張ったカボチャの幹に接ぎ木すると、
キュウリは土壌伝染性病害虫を回避することはできる。
完全に回避とはいかないようだが、
一つでも二つでも病害回避が可能であれば、
農薬に頼ることが軽減されることになる。
身が大きくなったり、味がミックスされたり、形を変えたりできる。
しかしそもそもキュウリの個体分子数は大きくても小さくても同じなので、
大きいキュウリは水分を取り込み大きくなっただけ、
つまり水増ししているので味が水っぽくなるというのだ。
接ぎ木にすると生育のための水消費量はハンパなく多いと言う。
確かにスーパーのキュウリは水っぽい。
私はてっきり種、もしくは株から育てていると思っていた。

好奇心の塊なので念のため「ワード:キュウリの育て方」で調べてみた。
さすがに農学部卒。恐るべし、その知識。
やはりキュウリは接ぎ木だった。しかも人海戦術だ。
あまりに手間がかかるので、
どっかの国が日本の「接ぎ木」をバカにしたらしいが、
病害虫回避からその国も「接ぎ木」を導入するとのこと。
福島の震災で残った松も「接ぎ木」にすれば安価で丈夫な松に再生されたが
それでは劇的でないので、メチャ手の掛かる&金の掛かる方法で
チマチマ再生させているらしい。
「接ぎ木」は作物の持つ貪欲さをプラスに変換する手法だ。
ダメージを与えて生きる力を強くする。
しかしキュウリの水っぽさはいただけない。
世界が「接ぎ木」に注目するなら
日本はあえてキュウリは「接ぎ木」を止め、種から作ってもらい
「うまい!」と唸らせるのもいかがなもんでしょうか…

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