川村監督にドラマ編の編集を任せて私は別件の2作品を編集する。
うち1本は素材をまとめるだけなので、週末にササッと終わらせたが、
問題は入社案内VPの編集だ。
この作品は、足掛け一年がかかりだが、
撮影は4日間というドキュメンタリー系VP大作。素材はタンマリある。
ドキュメンタリー系は私のオハコだ。
ドキュメンタリー系の編集とは捨てること。
大きな構成はあるが、取材した素材によって構成は変わる。
前に持ってきたり後ろにしたり。
バッサバッサ切ってはつなぎ、つないでは捨てる作業。
着地点は視聴者が入社したいという気になればよい。
フリー時代の私がドキュメンタリー系VPを監督をすると、
台本をゴロリと平気で変えるので、
たいていのプロデューサーは対応できなくなる。
そこで台本ではなくラブレター的な完成イメージ案で代用したものだ。
ドキュメンタリー系は台本をトレスしながら撮影するのではなく、
撮りながら発見していく。
そのスタイルは今でも変わらず、今でも台本は書かない。
その分、愛のこもったラブレターを書く。
そして編集しながら台本化していく。
つまり編集完了と同時に台本が完成するのだ。
年内編集upを目指して粛々とつないでいく。
簡単に粛々とはいうが、今まで粛々といった試しがない。
だから編集は楽しい。
一方川村監督はドラマなので台本通りにつなぎながら
ブローアップしていく。
14日のスポンサー試写後に修正を加えて、20日に録音となる。
ドラマ編のナレーターは前回と同じ浦島嬢。
彼女との付き合いは長いが、
20歳台の頃の彼女はチョー美人売れっ子MCだった。
私が彼女と出会ったのは30歳前半か。
ナレーションを読んでもらうと、気持ちのいい声がスッと入ってくる。
私もフリー監督として油ギッシュな時で、
しばらくは私の監督作品の常連ナレーターとなった。
しかし美人の彼女と私的に呑みに行くことはついぞなく、
いわゆる高嶺の花。
あれから何年経っただろうか、2作目のナレーターを誰にしようかと、
ふと思い立ったのが彼女だった。
久方振りの彼女のナレーションは実に気持ちよかった。
歳を重ねる毎にナレーションの腕をあげた軌跡が、
マイクを通じて伝わってくる。
美人ゆえに、顔を全面に押し出したキャラ性で生きていくのか、
声を武器にナレーションで生きていくのか、
苦悩して人知れず努力してきたことが、
何気ない会話からも感じ取れて嬉しかった。
いくら才能があっても、努力して突き詰めないと絶対に開花しない。
継続はチカラなりとはいうが、漫然と継続しても花は開かない。
突き詰める努力をしてこそ花は開く。すべては覚悟が決める。
浦島嬢しかり、今回のスタッフしかり、皆この仕事が好きで、
人知れず努力してきた人ばかりだ。
私の監督作の入社案内VPも、
来年1月に浦島嬢にお願いする予定で編集している。
編集段階から彼女の声やリズムをイメージしながら台本化するのだ。
そうするとピタリと音楽までハマってくるから摩訶不思議。
ナレーターは同じ浦島嬢だが、録音スタジオは異なる。
私の入案はドキュメンタリー系を得意とする
サウンドシードの山城氏に選曲を依頼。
そして川村監督のドラマは、CMやドラマ系を得意とする
スタジオマックスの増南氏に選曲を依頼する。
いずれも関西を代表する海千山千の強者で、
監督の持つイメージを音楽で越えさせるチカラを与えてくれる。
例えるなら、センター前のライナーかと思いきや、
そこから引力に逆らいバックスクリーンまで伸びて
ホームランにしてしまう川上哲治全盛期の打球のように。
まだいずれの作品も編集完成版はできていないが、
浦島嬢のナレーションに音楽がついた状態を想像するだけで・・・
・・・ワクワクする。
お供します、最後まで。
うち1本は素材をまとめるだけなので、週末にササッと終わらせたが、
問題は入社案内VPの編集だ。
この作品は、足掛け一年がかかりだが、
撮影は4日間というドキュメンタリー系VP大作。素材はタンマリある。
ドキュメンタリー系は私のオハコだ。
ドキュメンタリー系の編集とは捨てること。
大きな構成はあるが、取材した素材によって構成は変わる。
前に持ってきたり後ろにしたり。
バッサバッサ切ってはつなぎ、つないでは捨てる作業。
着地点は視聴者が入社したいという気になればよい。
フリー時代の私がドキュメンタリー系VPを監督をすると、
台本をゴロリと平気で変えるので、
たいていのプロデューサーは対応できなくなる。
そこで台本ではなくラブレター的な完成イメージ案で代用したものだ。
ドキュメンタリー系は台本をトレスしながら撮影するのではなく、
撮りながら発見していく。
そのスタイルは今でも変わらず、今でも台本は書かない。
その分、愛のこもったラブレターを書く。
そして編集しながら台本化していく。
つまり編集完了と同時に台本が完成するのだ。
年内編集upを目指して粛々とつないでいく。
簡単に粛々とはいうが、今まで粛々といった試しがない。
だから編集は楽しい。
一方川村監督はドラマなので台本通りにつなぎながら
ブローアップしていく。
14日のスポンサー試写後に修正を加えて、20日に録音となる。
ドラマ編のナレーターは前回と同じ浦島嬢。
彼女との付き合いは長いが、
20歳台の頃の彼女はチョー美人売れっ子MCだった。
私が彼女と出会ったのは30歳前半か。
ナレーションを読んでもらうと、気持ちのいい声がスッと入ってくる。
私もフリー監督として油ギッシュな時で、
しばらくは私の監督作品の常連ナレーターとなった。
しかし美人の彼女と私的に呑みに行くことはついぞなく、
いわゆる高嶺の花。
あれから何年経っただろうか、2作目のナレーターを誰にしようかと、
ふと思い立ったのが彼女だった。
久方振りの彼女のナレーションは実に気持ちよかった。
歳を重ねる毎にナレーションの腕をあげた軌跡が、
マイクを通じて伝わってくる。
美人ゆえに、顔を全面に押し出したキャラ性で生きていくのか、
声を武器にナレーションで生きていくのか、
苦悩して人知れず努力してきたことが、
何気ない会話からも感じ取れて嬉しかった。
いくら才能があっても、努力して突き詰めないと絶対に開花しない。
継続はチカラなりとはいうが、漫然と継続しても花は開かない。
突き詰める努力をしてこそ花は開く。すべては覚悟が決める。
浦島嬢しかり、今回のスタッフしかり、皆この仕事が好きで、
人知れず努力してきた人ばかりだ。
私の監督作の入社案内VPも、
来年1月に浦島嬢にお願いする予定で編集している。
編集段階から彼女の声やリズムをイメージしながら台本化するのだ。
そうするとピタリと音楽までハマってくるから摩訶不思議。
ナレーターは同じ浦島嬢だが、録音スタジオは異なる。
私の入案はドキュメンタリー系を得意とする
サウンドシードの山城氏に選曲を依頼。
そして川村監督のドラマは、CMやドラマ系を得意とする
スタジオマックスの増南氏に選曲を依頼する。
いずれも関西を代表する海千山千の強者で、
監督の持つイメージを音楽で越えさせるチカラを与えてくれる。
例えるなら、センター前のライナーかと思いきや、
そこから引力に逆らいバックスクリーンまで伸びて
ホームランにしてしまう川上哲治全盛期の打球のように。
まだいずれの作品も編集完成版はできていないが、
浦島嬢のナレーションに音楽がついた状態を想像するだけで・・・
・・・ワクワクする。
お供します、最後まで。
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