11月18日以降、毎日全国で2000人超のコロナ患者が出ている。
尾身会長はコロナの行方を「神のみぞ知る」と語ったが、
その最中、コロナ禍初のロケがスタートした。
先週は岡山県津山に。
現場近くでクラスターが発生したらしく
「大阪よりヤバイかも」と脅された。
さすがに山間地、7月~10月はマスクなしの人も多かったが
今回のクラスター以降マスクをつけるようになったとのこと。
▲朝冷え込み、霧のJR津山駅
マスク着用で消毒薬やフェイスシールドも準備したが
コロナ禍のドキュメンタリー系取材は非常に難しくなった。
しかし、不謹慎ながらコロナ禍初のロケで
私は現場に出られるだけで嬉しくワクワクした。
今週はコロナ禍初の飛行機に乗り、青森ロケだ。
▲飛行機の中から見えたブロッケン現象(真ん中の円の虹)
▲冠雪の岩木山、当機は着陸体制に入りました
ダウンジャケットをタンスから引き出し
竜飛岬にワシは舞い降りた。
「ごらんあれが竜飛岬、北のはずれと♪」
知らず知らずの内に口ずさむ。
さらに続けて「津軽平野に雪降る頃はよ♪」
若手のスタッフならば「さ迷ぉ~お~、この世界中を♪」
天気は東北の冬らしく、
晴れたり降ったり曇ったりの繰り返しだったが、
撮影時のみ降られることなく、
加えて現場の皆さんの協力もあり快調に進んだ。
しかし寒い。
予想した通りダウンがいる寒さだった。
▲宿泊したホテル竜飛の地下に青函トンネルが走っている
▲朝、竜飛岬から津軽海峡、北海道を望む
来週は新潟ロケが待っている。
毎年この時期にはロケが多い。
しかし今年はロケもないかとあきらめていたが、
こうしてできるだけで幸せだ。
「映画屋殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降ればよい」
といわれてきたが、3日どころか8ヶ月続くコロナ禍で、
映画屋はすでに死に体。
この先も全く見えないが
「やっぱりこの仕事が好きなんだ」
と改めて思った。
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