白い月

白い月

ビギナーズ ラック

2014-05-14 15:03:53 | 心事ポエム
無為の日のひととき 

ゆらぐ異界に身を置くと  

あなたは わたしになれないが

わたしはいつでもあなたになれる


娘と孫が、何故ここで笑うのか? 笑えるのか? 

ときおり判らないわたしではあるけれど

大木を揺らす五月の風が吹き抜けて葉を揺らせ

きらきらと光の粒子が声を挙げているのは聴こえる。


溢れるひかりの中に居るわたしたち。

屈託のない時間を刻みながら

あなたと共に生きた日に溺れている。


あなたの眼差し、息遣い、五月の風の匂いに包まれて

嬉しくて 愉しくて 懐かしくて 哀しいが

もはや哭く事も 嘆くことも無いから 

来る日 去る日 眩しく微笑んでいよう。