ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

グスタフ・ノレンPUNK最終兵器論:Mando Diao

2009-09-26 00:38:29 | 音楽:オルタナティヴ、プリーズ!
ここ一ヶ月弱、饅頭大王(=Mando Diao)を聞いて、考えた。プロのミュージシャンなら歌が上手いのは当たり前、しかしこのグスタフ・ノレンのヴォーカルはなぜこんなに下手なのか?!下手でしかも声質がざらざらでカラスの鳴き声みたい。しかし下手なのに、聞けば聞くほどこの下手さが気持ち良くなってしまうのはなぜだろう?
人を感動させるには技術の上手い/下手ではなく、声の質でもなく、それ以外の要素が重要なんだ!と再確認したこの一ヶ月。芸術とは「感情や思想を形に表したもの」と定義されるそうですが、彼の歌には感情がある。何かを伝えたいという感情とエネルギー、そして溢れんばかりのセルフ・コンフィデンスが彼の体という楽器を共鳴させ、調子っぱずれの歌で私たちを振り向かせる。下手なんじゃない、これはりっぱな個性です。この個性がこのバンドを特別な物にしていると言ったら言い過ぎかな?


PUNKなんて、歌なんて上手くなくていい、演奏なんて下手でいい、とにかく聞いて欲しくて歌うんだし。え?Mando DiaoはPUNKじゃないって?いいえ、60'sブリット・ポップの素朴でSweetな皮を被ったPUNKだと思いまああす。この皮が美味しいんだ。


お気に入りの曲は
Song For Aberdeen(歌詞が可愛い)
Lady(ビヨルンもいいよね)
Mean Street(まあFratellisに似てっけど)
そしてOne Blood

Mean Street
このチープでゆるい感じがGood! AfterEffects万歳!

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2 コメント

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Unknown (ptd)
2009-09-27 22:42:25
masaさんこんにちは。


>そんなにひどいヴォーカルなんですか?

そんなにひどいかと聞かれると、曲によっては笑ってしまった・・・
このバンドは2人ヴォーカルがいますけど、グスタフ君の方だけそっとエコーがかけられている?なんて疑惑まで浮かんでしまったり。

だけどこの調子はずれた歌がいいんだなあ・・・

スウェーデン週間、あと1記事で終わりです。
ちょっと飛ばしすぎたので一休みしてます。

そう、イラスト久しぶりに描きました。
似てない・・でも似てる・・いや似てない・・
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パンク? (masa)
2009-09-27 12:34:34
お早うございますっ!

このバンドはあまり詳しくないけれど、人気ありますよね。
そんなにひどいヴォーカルなんですか?
好きになっちゃうとそれもまた、可愛くなるのですよね。

スウェーデン週間はこれで終わりですか?

イラスト、久しぶりですね!
返信する

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