MIKA The Imaginarium Tour 2010 in Japan
6月7、8日 ZAPP TOKYO
10日 ZAPP NAGOYA
11日 なんばHATCH
怖くて楽しい、奇妙だけど美しい、ちょっと意地悪いけど可愛い。不思議な生き物MIKAのカーニバルの様にカラフルな初の日本ツアー、テーマはDEATH?
大阪ではデビュー前にショウケースでライブをした事があり、名古屋のみが実質初公演。今回のThe Imaginarium Tourのテーマは「死」の臭いが漂う。ステージのデザインはカルト的人気を持つファションブランドUNDERCOVERの内装を手がけたクリエイターによるものとか。東京公演2日目(1日目は行きたかったけど結局不参加)のステージは円形のスクリーンの両脇に花をあしらったスカルと、ステージ脇の巨大な布で出来たツリーの根元には十字架。去年のスタジオコースト、今年のダブリン公演とも違うダークネス漂うセットは私の狭いストライクゾーンど真ん中である。名古屋、大阪はフランス公演DVDのサーカスの道化師の様な巨大なクラウンの絵の口にスクリーン。
写真はginaaxtonさんからお借りしています。
http://blivet.gnax.jp/
"RELAX,take it easy"で始まった東京2日目、ほぼアンプ前のステージ脇で見る。期待していた空中遊泳もオープニングの芝居もなく、しかもなんだかMIKA顔が疲れているような。1日目は声が十分出ていなかったなんて言っている人が何人かいることを後で知ったので、2日目はまだ回復途中だったのか。もちろん十分満足したけど、自分の中では名古屋、大阪の予行演習みたいな気分でありました。東京公演2日目で一瞬はっとした瞬間は、最後の方で彼が「東京で2回、前回の2倍の観客の前で演奏できることが嬉しい」と、観客にお礼を言った時。彼は消え入りそうな小さい声で、今にも泣き出すのか?と。どうしたんだろう、なんかこれが最後のステージみたいな雰囲気だなあなんて思ったほど。
巨大な人形とじゃれたり、花が生えたハットの演出が東京と名古屋&大阪と違ったところかな?日本公演全て同じ衣装、同じ靴だと思う。楳図かずお風赤白ボーダーシャツに靴はベージュのスニーカータイプ、ヘマタイト風のカット石がびっしり散りばめられた大変凝った作り。もうキラキラでそばに来るとそっちに目がいってしまう。そして下着はいつものグレー(今回はっきりGAPのロゴが見えた・・意外に庶民的w)。
去年のスタジオコーストの時のように一曲一曲演出を付ける事はせず、比較的演奏中心の印象。大好きな"Over My Shoulder"を3日とも聞けたのは大変ラッキー!彼の持つクラシックな声楽の技能を堪能出来る素晴らしい一曲。自分の体を楽器の様に共鳴させるその豊かな声の素晴らしさはCDじゃなかなか実感出来ない。想像通り難しい曲らしく、大阪では最初声が出ていなかったし、驚くほど強く自分の腰の当たりのジーンズを握りしめて歌っていたことに皆気づいたのかなあ?マジで凄い握り様だった。
演出はあの巨大骸骨人形こそ出てこなかったけど、そこかしこに「死」が顔を出すイメージ。 The Imaginarium Tourのツアーパンフのイメージは完全にメキシコの「死者の祭り」風で、骸骨とそれを飾る花とレース、色とりどりのテキスタイル、死体の様に見える人形、そして奇妙な異形の人々・・・いやでもMCRのブラック・パレードを連想してしまう。どちらにも共通なコンセプトは死とエンターテイメントの共通点、そして死とユーモア。ライブという非日常の空間はこの世に対する「あの世」、私たちは一旦死ぬ事で彼らの世界を体験しているという暗喩なのか。死をジョークとして笑い飛ばすブラックなユーモア感覚は私の好きな英国ジョークの十八番で、メンバーを殺して自分も死ぬ"Love Today"の寸劇や、自殺するジェスチャーで終わる"Blame It On The Girls"、"We Are Golden"の歌詞"hurt myself(自分を傷つける)"を"kill myself(自殺する)"と歌詞を変えて歌うところなど私にはMIKAのダークサイドが強く出ていて嬉しかったポイント。
寝転がって足ばたばたさせるMIKA。
ちょっと寂しげ。
名古屋では観客のリクエストに応え、KICKASSを演奏。「世界で初めて演奏するんだから、お手柔らかに」って言ってました。小耳に挟んだ所によると、名古屋のリハで何度もやっていたらしく、それを聞いていた観客がリクエストしたとのこと。あまり好きじゃなかった曲だったけれど、ライブではとても良かった。ライブ映えする曲なんだな。名古屋のセットリストには載っていなかった。(大阪のセトリにはアンコール一番最後にちゃんとあった。)日本で披露しようと計画していたらしい雰囲気だね。
名古屋公演では観客から貰ったドアラを嫌そうに後ろに放り投げるところ、完全に悪ガキなキャラで爆笑だったし。あのドアラを仕組んだのは実は私達だけど。受けていただけて本望です。めざとくドアラのマペットを見つけたMIKA、「なんだその醜悪な人形は」と言って手にはめてBlame it on the Girlsを歌わせ 、返してくれようとするのであげる!と言うと「要らない!!!!これはボク向きじゃない、君のだよ」と拒否。無理矢理受け取らせると、MIKAは手にはめて、キーボードの人がサイコの殺人鬼が現れる効果音を入れてくれて、自分に食いつかせたりキーボードの子に食いつかせたりして遊んだあげく、ぽいっと後ろ向きに放りなげる。それを見た私は思わず「ひどーい」って言ったら(もちろん冗談です)最前列だから思いっきり聞こえちゃって「ファァァック」って言いながら拾いに行ってるし。で、わざわざ拾って来て、にやにやしてまた捨てる。ぶーぶー言ってる観客に向かって「お前らおかしいんじゃないの」。
KICKASS(名古屋)とにかく、凄い。熱演。世界で最初ですからねえ
大阪では最後の日本公演という事で、アンコールは以下の6曲!KICKASSはアンコールじゃなくてライブ途中で演った。ノリは私の行った3日間では、大阪が一番良かったと思う。ベースのジミーをずっといじって遊んでたし。
ToyBoy
Lollipop
Grace Kelly
My Interpretation
Any Other World
Relax,take it easy(アコースティック)
2度目のアンコールでは、「何が聞きたい?」て聞いて、「One Foot Boy!!!」ってみんな言ったけど結局"My Interpretation"。もちろんこの曲も好きだけど。「Relax!」って誰か言ったら「それもう演ったし」って。結局また最後に演ったんだけど。
大阪公演終わってからステージの柵くぐってステージによじ上ってセトリ剥がそうとしてお兄さんに「ゴラァ」と怒られてたのは私でえす。セトリがそんなに欲しかった訳じゃなくて、なんか受けを狙ってやってみた。セトリはどうしたかって?お兄さん笑って私にくれようとしたけど他の人に取られた。
PS:今回の来日はハードスケジュールで、遊ぶ余裕が無かったに違いないMIKAがちょっと可哀想です・・・
6月7、8日 ZAPP TOKYO
10日 ZAPP NAGOYA
11日 なんばHATCH
怖くて楽しい、奇妙だけど美しい、ちょっと意地悪いけど可愛い。不思議な生き物MIKAのカーニバルの様にカラフルな初の日本ツアー、テーマはDEATH?
大阪ではデビュー前にショウケースでライブをした事があり、名古屋のみが実質初公演。今回のThe Imaginarium Tourのテーマは「死」の臭いが漂う。ステージのデザインはカルト的人気を持つファションブランドUNDERCOVERの内装を手がけたクリエイターによるものとか。東京公演2日目(1日目は行きたかったけど結局不参加)のステージは円形のスクリーンの両脇に花をあしらったスカルと、ステージ脇の巨大な布で出来たツリーの根元には十字架。去年のスタジオコースト、今年のダブリン公演とも違うダークネス漂うセットは私の狭いストライクゾーンど真ん中である。名古屋、大阪はフランス公演DVDのサーカスの道化師の様な巨大なクラウンの絵の口にスクリーン。
写真はginaaxtonさんからお借りしています。
http://blivet.gnax.jp/
"RELAX,take it easy"で始まった東京2日目、ほぼアンプ前のステージ脇で見る。期待していた空中遊泳もオープニングの芝居もなく、しかもなんだかMIKA顔が疲れているような。1日目は声が十分出ていなかったなんて言っている人が何人かいることを後で知ったので、2日目はまだ回復途中だったのか。もちろん十分満足したけど、自分の中では名古屋、大阪の予行演習みたいな気分でありました。東京公演2日目で一瞬はっとした瞬間は、最後の方で彼が「東京で2回、前回の2倍の観客の前で演奏できることが嬉しい」と、観客にお礼を言った時。彼は消え入りそうな小さい声で、今にも泣き出すのか?と。どうしたんだろう、なんかこれが最後のステージみたいな雰囲気だなあなんて思ったほど。
巨大な人形とじゃれたり、花が生えたハットの演出が東京と名古屋&大阪と違ったところかな?日本公演全て同じ衣装、同じ靴だと思う。楳図かずお風赤白ボーダーシャツに靴はベージュのスニーカータイプ、ヘマタイト風のカット石がびっしり散りばめられた大変凝った作り。もうキラキラでそばに来るとそっちに目がいってしまう。そして下着はいつものグレー(今回はっきりGAPのロゴが見えた・・意外に庶民的w)。
去年のスタジオコーストの時のように一曲一曲演出を付ける事はせず、比較的演奏中心の印象。大好きな"Over My Shoulder"を3日とも聞けたのは大変ラッキー!彼の持つクラシックな声楽の技能を堪能出来る素晴らしい一曲。自分の体を楽器の様に共鳴させるその豊かな声の素晴らしさはCDじゃなかなか実感出来ない。想像通り難しい曲らしく、大阪では最初声が出ていなかったし、驚くほど強く自分の腰の当たりのジーンズを握りしめて歌っていたことに皆気づいたのかなあ?マジで凄い握り様だった。
演出はあの巨大骸骨人形こそ出てこなかったけど、そこかしこに「死」が顔を出すイメージ。 The Imaginarium Tourのツアーパンフのイメージは完全にメキシコの「死者の祭り」風で、骸骨とそれを飾る花とレース、色とりどりのテキスタイル、死体の様に見える人形、そして奇妙な異形の人々・・・いやでもMCRのブラック・パレードを連想してしまう。どちらにも共通なコンセプトは死とエンターテイメントの共通点、そして死とユーモア。ライブという非日常の空間はこの世に対する「あの世」、私たちは一旦死ぬ事で彼らの世界を体験しているという暗喩なのか。死をジョークとして笑い飛ばすブラックなユーモア感覚は私の好きな英国ジョークの十八番で、メンバーを殺して自分も死ぬ"Love Today"の寸劇や、自殺するジェスチャーで終わる"Blame It On The Girls"、"We Are Golden"の歌詞"hurt myself(自分を傷つける)"を"kill myself(自殺する)"と歌詞を変えて歌うところなど私にはMIKAのダークサイドが強く出ていて嬉しかったポイント。
寝転がって足ばたばたさせるMIKA。
ちょっと寂しげ。
名古屋では観客のリクエストに応え、KICKASSを演奏。「世界で初めて演奏するんだから、お手柔らかに」って言ってました。小耳に挟んだ所によると、名古屋のリハで何度もやっていたらしく、それを聞いていた観客がリクエストしたとのこと。あまり好きじゃなかった曲だったけれど、ライブではとても良かった。ライブ映えする曲なんだな。名古屋のセットリストには載っていなかった。(大阪のセトリにはアンコール一番最後にちゃんとあった。)日本で披露しようと計画していたらしい雰囲気だね。
名古屋公演では観客から貰ったドアラを嫌そうに後ろに放り投げるところ、完全に悪ガキなキャラで爆笑だったし。あのドアラを仕組んだのは実は私達だけど。受けていただけて本望です。めざとくドアラのマペットを見つけたMIKA、「なんだその醜悪な人形は」と言って手にはめてBlame it on the Girlsを歌わせ 、返してくれようとするのであげる!と言うと「要らない!!!!これはボク向きじゃない、君のだよ」と拒否。無理矢理受け取らせると、MIKAは手にはめて、キーボードの人がサイコの殺人鬼が現れる効果音を入れてくれて、自分に食いつかせたりキーボードの子に食いつかせたりして遊んだあげく、ぽいっと後ろ向きに放りなげる。それを見た私は思わず「ひどーい」って言ったら(もちろん冗談です)最前列だから思いっきり聞こえちゃって「ファァァック」って言いながら拾いに行ってるし。で、わざわざ拾って来て、にやにやしてまた捨てる。ぶーぶー言ってる観客に向かって「お前らおかしいんじゃないの」。
KICKASS(名古屋)とにかく、凄い。熱演。世界で最初ですからねえ
大阪では最後の日本公演という事で、アンコールは以下の6曲!KICKASSはアンコールじゃなくてライブ途中で演った。ノリは私の行った3日間では、大阪が一番良かったと思う。ベースのジミーをずっといじって遊んでたし。
ToyBoy
Lollipop
Grace Kelly
My Interpretation
Any Other World
Relax,take it easy(アコースティック)
2度目のアンコールでは、「何が聞きたい?」て聞いて、「One Foot Boy!!!」ってみんな言ったけど結局"My Interpretation"。もちろんこの曲も好きだけど。「Relax!」って誰か言ったら「それもう演ったし」って。結局また最後に演ったんだけど。
大阪公演終わってからステージの柵くぐってステージによじ上ってセトリ剥がそうとしてお兄さんに「ゴラァ」と怒られてたのは私でえす。セトリがそんなに欲しかった訳じゃなくて、なんか受けを狙ってやってみた。セトリはどうしたかって?お兄さん笑って私にくれようとしたけど他の人に取られた。
PS:今回の来日はハードスケジュールで、遊ぶ余裕が無かったに違いないMIKAがちょっと可哀想です・・・
お返事遅くなりましたああ
サッカー馬鹿ですか?楽しいシーズンですね!!
>いつもながら、ptdさんの観察力の鋭さには驚かされますが、
いや、gapのパンツはみな見てましたw
大阪でも最後はものすごくジーンズがずり下がって凄いことになってました。
あれ、夢中だと気がつかないんでしょうね。
大阪が最後でしたから相当盛り上がりました。
もー可愛い!
サッカー見てる間に、
Mika終わっちゃいましたねーぁーぁ。
いつもながら、ptdさんの観察力の鋭さには
驚かされますが、Mika愛するが故のことですね。
パンツまで!w
私にはマネはできませんが、やっぱ行ってみたいライブの1つです。
大阪が一番良かったと言われれば、また悔しい思いもしますが。。。
それ悪夢ってことですか、あははは
怖いですね、そんなところまで・・・私の生霊ですねきっと。
すみません謝っときます!
はいMIKAはもじゃもじゃでした。
歌ってるうちにジーンズが下がって来てパンツ丸見えでした。
最前列だとその下着を見ないようにするのに大変苦労しましたww
ではでーは
ドキドキして目が覚めました。
live楽しそうですね~
客席にも愛が溢れていますね~
MIKAもじゃもじゃですね~
最近ブログさぼってます!!
やっと更新しました。
東京2日はやはり無理だったんで1日になりましたww
以前スタジオコーストで見た時、一回じゃ足りない!って思ったので、3回行っちゃいました。
>普段行っているライブと毛色が違ってはじめちょっと戸惑いましたが楽しかったです。
彼のライブにはエンターテイメントの要素が多いですしね。
以前見たライブに比べると今回はショーの要素は少なめでしたが。
>声が出ていないとは思いませんでしたが、あれで100%じゃないとすると本当はもっとすごいんですね!
2日目、特に声が出ていないとは思わなかったのですが、なんだか元気が無いって感じたんです。
あれで元気が無いって元気だったらどんなんだ!
でも1日目だけライブを見た方は、満足してましたから、明らかにひどいって訳じゃなかったと思います!
ではでは~
お元気ですか。
ドアラの件、爆笑でしたね。
あんなに受けてドアラも本望ですね。がんばってMIKAに受け取らせた(無理矢理??)りぐさんも凄いです。
Youtubeも感動するくらい良く撮れてました!!!
結局アジア限定版買っちゃいました・・・
スペシャエリアも見ました。かわいいですねーかわいいですよー服も可愛いし。
蟻食べるシーンは笑いました・・・
東京初日に行ってきました。MIKA初参加です。
普段行っているライブと毛色が違ってはじめちょっと戸惑いましたが楽しかったです。声が出ていないとは思いませんでしたが、あれで100%じゃないとすると本当はもっとすごいんですね!
ptdさんは東京・名古屋・大阪と参加したんですね。遠征含めて平日3日参加とは気合い入ってますね。
MIKAツアー、色々とお世話になりました。
私たちのドアラがあんなにいじられ、会場を湧かせられて良かったですね♡
私も書かなきゃ。
今夜書けるかな・・・。
無理だろうな。