空中を浮遊するようなSvefn-g-englarで始まった日本公演初日。会場は静かに席に座った行儀のいい観客でほぼ満員です。静かに演奏が始まると音の重なりは空気のように空間に満ち、ステージからゆっくり立ち上るスモークの中で呼吸するように体に入った音はそのまま体内に吸収されていくかのよう。このバンドほどスモークが似合うバンドはありません。
ヨンシーは両耳から伸ばした鳥の羽や首の羽飾りのついた服がとても個性的でメルヘンなステージ衣装、さらに時々見せる首を突き出しつつ左右に振る動作は嬉しい時や興奮した時の鳥の動作そのもの。多分この人は祖先は鳥なんでしょう。それもメルヘンな鳥。Svefn-g-englarでの最後のヴォーカルは息継ぎなしでどうなってんの??長すぎて気が遠くなりました。人間には理解不能の発声構造をお持ちのようです。
2曲目Glosoliの後、たぶんアイスランド語でヨンシーがMC。普通に語ってくれるんだけど誰もわかりません~!観客まったく反応なし~!アレだけの観客がいるんだから、中にはアイスランド語のわかる人もいたんでしょうが・・・「みんな座ってないで立ってエンジョイしてよ」って言っていたらしい。反応が無いので英語で言い替えて、やっとみんな立ちました・・・他の公演に行かれる方、今からアイスランド語を特訓してくださいね~ちょっと無理かな・・・
ライブで聴いて一番良かったのがSæglópur。海の中のシーンのPVと同じく、背景に藻の揺れる画像が。後半の厚いノイズのドライブ感、輝くようなヴォーカルの神々しさは歌うというより奏でるに近く、幾重にも重ねられたノイズとキーボードに紡がれた天国へのレイヤーを構成している音の階層が目に見えるような美しい曲でした。音が目に見える?アルバムの音にも感じたことですが、彼らの音はまるで目に見えるような気がします。
無音をただの音の途切れとしてではなく音の一形態として巧みに使った演出は、彼らが実験音楽というジャンルに属することを再確認させてくれます。音楽とは音を出すことばかりを表す言葉ではなく、音を出さない無音の状態に限りなく近い場所にこそ彼らの追求する「本当の音」があるのかもしれない。そこには時間も空間も存在しない。それを彼らは曲の途中一分近く一切の動きを止めることで、私たちに気づかせようとしているのでしょうか?一切の演奏を止め微動だにせず静寂を「魅せる」演出はまるで時間が止まったかのような異空間を作り出していました。
・・オリジナルであること、オリジナルであり続けること、Sigur Rosにはそのどちらも備わった類まれなアーティスト。見終わった後、憑き物が落ち生まれ変わったような気分になった小さな宝石のようなライブでした。
Sæglópur
ヨンシーは両耳から伸ばした鳥の羽や首の羽飾りのついた服がとても個性的でメルヘンなステージ衣装、さらに時々見せる首を突き出しつつ左右に振る動作は嬉しい時や興奮した時の鳥の動作そのもの。多分この人は祖先は鳥なんでしょう。それもメルヘンな鳥。Svefn-g-englarでの最後のヴォーカルは息継ぎなしでどうなってんの??長すぎて気が遠くなりました。人間には理解不能の発声構造をお持ちのようです。
2曲目Glosoliの後、たぶんアイスランド語でヨンシーがMC。普通に語ってくれるんだけど誰もわかりません~!観客まったく反応なし~!アレだけの観客がいるんだから、中にはアイスランド語のわかる人もいたんでしょうが・・・「みんな座ってないで立ってエンジョイしてよ」って言っていたらしい。反応が無いので英語で言い替えて、やっとみんな立ちました・・・他の公演に行かれる方、今からアイスランド語を特訓してくださいね~ちょっと無理かな・・・
ライブで聴いて一番良かったのがSæglópur。海の中のシーンのPVと同じく、背景に藻の揺れる画像が。後半の厚いノイズのドライブ感、輝くようなヴォーカルの神々しさは歌うというより奏でるに近く、幾重にも重ねられたノイズとキーボードに紡がれた天国へのレイヤーを構成している音の階層が目に見えるような美しい曲でした。音が目に見える?アルバムの音にも感じたことですが、彼らの音はまるで目に見えるような気がします。
無音をただの音の途切れとしてではなく音の一形態として巧みに使った演出は、彼らが実験音楽というジャンルに属することを再確認させてくれます。音楽とは音を出すことばかりを表す言葉ではなく、音を出さない無音の状態に限りなく近い場所にこそ彼らの追求する「本当の音」があるのかもしれない。そこには時間も空間も存在しない。それを彼らは曲の途中一分近く一切の動きを止めることで、私たちに気づかせようとしているのでしょうか?一切の演奏を止め微動だにせず静寂を「魅せる」演出はまるで時間が止まったかのような異空間を作り出していました。
・・オリジナルであること、オリジナルであり続けること、Sigur Rosにはそのどちらも備わった類まれなアーティスト。見終わった後、憑き物が落ち生まれ変わったような気分になった小さな宝石のようなライブでした。
Sæglópur
>多分この人は祖先は鳥なんでしょう。それもメルヘンな鳥。
いやあ、画像を見ていてちょっと驚いたのですが、割とキッチュなルックスで攻めてくるんですね。耳だけでなく、目でも彼らの音楽を体感してみたいものです。
スガーロス(なまってしまった)、死んだらお通夜にはこれ!と思ってしまったバンドです。
>わたくしめも遅ればせながら、シガー・ロスを聴き始めています。
仲間がふえましたね~!私は昔、環境音楽も聞いていた時期がありましたが、一部を除きすぐ飽きてしまいました。このシガーロスは環境音楽ともヒーリングミュージックとも違うんですよね。私は前作TAKK..が好きです。あとdvdのHeima。
>割とキッチュなルックスで攻めて
この方思ったより可愛かったです(笑)。顔にはラメ塗ってましたし・・両耳の羽根がつんつんしていて新鮮でした。
私も最近、久々にTAKK..を聴きましたよ♪
そろそろ冬の香りがしてきたので、
何となく聴きたくなって。
私にはいろんなものが憑いてるような気がします(^^;)
くだらない自分がイヤになる時もあるので、
彼らのライブを体感してみたかったですよ~!
このPV、うちの実家の海の中は
こんな感じですよ。。。
トリトンを思い出しました。(また古い話を…w)
行ってきました命の洗濯(違うか~!)。
しかも前から6列目でしたラッキー!
あちらではヨン様エルフ説があるそうで(爆)。
今では私もエルフ説に同感。
あの声は人間じゃないと思います。
東京は2公演ともソールドアウトだそうで、
人気ありますね。
>私も最近、久々にTAKK..を聴きましたよ♪
冬の香りですね!
TAKK...いいですよね。
訳すと「ありがとう」だってのが今ひとつ気になりますが・・
>私にはいろんなものが憑いてるような気がします(^^;)
>くだらない自分がイヤになる時もあるので、
>彼らのライブを体感してみたかったですよ~!
いろんなものですか・・・
みんな落としてしまいたいですよね。
私もここのところ、いろいろあるので判ります、その気持ち。
>このPV、うちの実家の海の中はこんな感じですよ。。。
>トリトンを思い出しました。(また古い話を…w)
海草だらけ?!オオダコも襲ってくる・・・?
トリトンてイルカに乗ってた??