FAIRYTALE OF NEW YORK(1988)/The Pogues
この季節になると俄然聞きたくなるのがこのFAIRYTALE OF NEW YORK。1982年ロンドンで結成されたパンク・アイリッシュトラッドバンド、The Poguesの1988年のアルバムIf I Should Fall Grace With Godからの名曲です。考える事は皆同じ、現在iTunes英国ではシングルダウンロード2位、アイルランドでは1位。この曲が愛されるのはいくつも理由があると思います。だみ声のシェーンとクリスティ・マッコール(2000年に事故で亡くなっています)のアイリッシュアクセント丸出しの掛け合い、しんみりしたイントロとそれに続く対照的なアイリッシュ・トラッドの効いた明るい曲調。そしてクリスマスにちなんだ、泣けるほろ苦い歌詞。ピーター・バラカンが訳した歌詞を探したのですが、見つからなかったのでしょうがないから自分で訳してみました。
ニューヨークに夢を叶えようと移住したアイリッシュ2人のお話。恋人同士男女の掛け合いなのですが、前半は若い頃の回想、後半は夢破れ、お互い年老いて・・・お互いを貶す部分が圧倒です。この辺の罵り単語は、教科書に出てこない単語満載ですので。夢は破れたのですが、女が「あんたにであった事で自分の夢をあきらめた」と歌うのに対し、男の「お前の夢は俺が大事に持っている、俺一人じゃ何も出来ないんだ」と返すところがハイライト。ってこれ、演歌の世界ですねぇ?そうかアイリッシュ演歌か。
そうそう、歌詞で出てくるニューヨーク市警にはアイルランド系が多い事で知られています。また、PVの最初に出てくるシェーンを連れて行く警官は俳優のマット・ディロン。
FAIRYTALE OF NEW YORK 歌詞和訳
It was Christmas Eve babe
In the drunk tank
An old man said to me, won't see another one
And then he sang a song
The Rare Old Mountain Dew
I turned my face away
And dreamed about you
あれはクリスマス・イヴの夜だった
酔っぱらいの吹きだまりで
老人が俺に言った、もう一人はどうした?
老人は歌を歌い始める
"The Rare Old Mountain Dew"を
俺は顔を背け
君を思った
Got on a lucky one
Came in eighteen to one
I've got a feeling
This year's for me and you
So happy Christmas
I love you baby
I can see a better time
When all our dreams come true
大穴を当てた
18倍だよ
今年は俺たちの年だって気がした
だからハッピークリスマス
愛してる
俺たちの夢を叶えるためには
辛いときもあるだろう
They've got cars big as bars
They've got rivers of gold
But the wind goes right through you
It's no place for the old
When you first took my hand
On a cold Christmas Eve
You promised me
Broadway was waiting for me
奴らはバーのサイズの車を持ってる
金の川も持っている
でも風が私を吹き抜ける時
老いぼれにはどこにも行き場所はない
あの凍えるクリスマス・イヴの夜
初めて私の手を取って、あなたは約束してくれた
ブロードウェイが私を待っていると
You were handsome
You were pretty
Queen of New York City
When the band finished playing
They howled out for more
Sinatra was swinging,
All the drunks they were singing
We kissed on a corner
Then danced through the night
あなたはハンサムだった
お前は可愛かった
ニューヨークの女王様
バンドが演奏を終えると
アンコールの嵐
シナトラが歌い
酔っぱらいたちは皆歌う
片隅でキスをして
夜どうし踊ったね
The boys of the NYPD choir
Were singing "Galway Bay"
And the bells were ringing out
For Christmas day
ニューヨーク市警のコーラス隊が
"Galway Bay"を歌っていた
クリスマスの鐘が鳴り響く
You're a bum
You're a punk
You're an old slut on junk
Lying there almost dead on a drip in that bed
You scumbag, you maggot
You cheap lousy faggot
Happy Christmas your arse
I pray God it's our last
お前は飲んだくれ
あんたはちんぴら
お前はゴミの上のあばずれ
酒浸りで死んだ様にベッドに横たわる
あんたは小汚い負け犬、ウジ虫
あんたはけちなろくでなし
ハッピークリスマスをあんたの尻に
神様への最後の祈りよ
I could have been someone
Well so could anyone
You took my dreams from me
When I first found you
I kept them with me babe
I put them with my own
Can't make it all alone
I've built my dreams around you
俺には他の選択肢があったかも
そうね、あんたは誰かになれたかも
私があんたを見つけた時
私から夢を奪ったのよ
俺はお前の夢を大事に持っている
俺の夢と一緒に
俺一人じゃ無理なんだ
おまえの周りにしか俺の夢は築けない
The boys of the NYPD choir
Were singing "Galway Bay"
And the bells were ringing out
For Christmas day
ニューヨーク市警のコーラス隊が
"Galway Bay"を歌っていた
クリスマスの鐘が鳴り響く
注:ちょっと分からない部分:
Got on a lucky one
Came in eighteen to one
賭け事のことかな、と。
この季節になると俄然聞きたくなるのがこのFAIRYTALE OF NEW YORK。1982年ロンドンで結成されたパンク・アイリッシュトラッドバンド、The Poguesの1988年のアルバムIf I Should Fall Grace With Godからの名曲です。考える事は皆同じ、現在iTunes英国ではシングルダウンロード2位、アイルランドでは1位。この曲が愛されるのはいくつも理由があると思います。だみ声のシェーンとクリスティ・マッコール(2000年に事故で亡くなっています)のアイリッシュアクセント丸出しの掛け合い、しんみりしたイントロとそれに続く対照的なアイリッシュ・トラッドの効いた明るい曲調。そしてクリスマスにちなんだ、泣けるほろ苦い歌詞。ピーター・バラカンが訳した歌詞を探したのですが、見つからなかったのでしょうがないから自分で訳してみました。
ニューヨークに夢を叶えようと移住したアイリッシュ2人のお話。恋人同士男女の掛け合いなのですが、前半は若い頃の回想、後半は夢破れ、お互い年老いて・・・お互いを貶す部分が圧倒です。この辺の罵り単語は、教科書に出てこない単語満載ですので。夢は破れたのですが、女が「あんたにであった事で自分の夢をあきらめた」と歌うのに対し、男の「お前の夢は俺が大事に持っている、俺一人じゃ何も出来ないんだ」と返すところがハイライト。ってこれ、演歌の世界ですねぇ?そうかアイリッシュ演歌か。
そうそう、歌詞で出てくるニューヨーク市警にはアイルランド系が多い事で知られています。また、PVの最初に出てくるシェーンを連れて行く警官は俳優のマット・ディロン。
FAIRYTALE OF NEW YORK 歌詞和訳
It was Christmas Eve babe
In the drunk tank
An old man said to me, won't see another one
And then he sang a song
The Rare Old Mountain Dew
I turned my face away
And dreamed about you
あれはクリスマス・イヴの夜だった
酔っぱらいの吹きだまりで
老人が俺に言った、もう一人はどうした?
老人は歌を歌い始める
"The Rare Old Mountain Dew"を
俺は顔を背け
君を思った
Got on a lucky one
Came in eighteen to one
I've got a feeling
This year's for me and you
So happy Christmas
I love you baby
I can see a better time
When all our dreams come true
大穴を当てた
18倍だよ
今年は俺たちの年だって気がした
だからハッピークリスマス
愛してる
俺たちの夢を叶えるためには
辛いときもあるだろう
They've got cars big as bars
They've got rivers of gold
But the wind goes right through you
It's no place for the old
When you first took my hand
On a cold Christmas Eve
You promised me
Broadway was waiting for me
奴らはバーのサイズの車を持ってる
金の川も持っている
でも風が私を吹き抜ける時
老いぼれにはどこにも行き場所はない
あの凍えるクリスマス・イヴの夜
初めて私の手を取って、あなたは約束してくれた
ブロードウェイが私を待っていると
You were handsome
You were pretty
Queen of New York City
When the band finished playing
They howled out for more
Sinatra was swinging,
All the drunks they were singing
We kissed on a corner
Then danced through the night
あなたはハンサムだった
お前は可愛かった
ニューヨークの女王様
バンドが演奏を終えると
アンコールの嵐
シナトラが歌い
酔っぱらいたちは皆歌う
片隅でキスをして
夜どうし踊ったね
The boys of the NYPD choir
Were singing "Galway Bay"
And the bells were ringing out
For Christmas day
ニューヨーク市警のコーラス隊が
"Galway Bay"を歌っていた
クリスマスの鐘が鳴り響く
You're a bum
You're a punk
You're an old slut on junk
Lying there almost dead on a drip in that bed
You scumbag, you maggot
You cheap lousy faggot
Happy Christmas your arse
I pray God it's our last
お前は飲んだくれ
あんたはちんぴら
お前はゴミの上のあばずれ
酒浸りで死んだ様にベッドに横たわる
あんたは小汚い負け犬、ウジ虫
あんたはけちなろくでなし
ハッピークリスマスをあんたの尻に
神様への最後の祈りよ
I could have been someone
Well so could anyone
You took my dreams from me
When I first found you
I kept them with me babe
I put them with my own
Can't make it all alone
I've built my dreams around you
俺には他の選択肢があったかも
そうね、あんたは誰かになれたかも
私があんたを見つけた時
私から夢を奪ったのよ
俺はお前の夢を大事に持っている
俺の夢と一緒に
俺一人じゃ無理なんだ
おまえの周りにしか俺の夢は築けない
The boys of the NYPD choir
Were singing "Galway Bay"
And the bells were ringing out
For Christmas day
ニューヨーク市警のコーラス隊が
"Galway Bay"を歌っていた
クリスマスの鐘が鳴り響く
注:ちょっと分からない部分:
Got on a lucky one
Came in eighteen to one
賭け事のことかな、と。
私の中ではラスト・クリスマスでベタベタしてますw
ゲイのジョージ・マイケルも好きだし!
アイリッシュのメロディもいいし、歌詞も良い曲なんですね~
アイルランドの方はいい歌詞書きますね、U2も歌詞、良いんでしょ?
マット・ディロンだ!
アウト・サイダーでしたっけ?観に行きましたw
ランブル・フィッシュも!息の長い俳優さんですね!
こんばんは。
この歌は日本ではあんまりですが、英国やアイルランドではクリスマスの定番ソングの一つなんですね~!歌詞も人気の理由でしょうね。カラオケでも歌われるらしいです。まさに演歌ですね。
>U2も歌詞、良いんでしょ?
はい、奥が深いですね。あの国は演劇と文学が盛んで、有名なんですけど、そういう背景もあるんでしょうね。
ワムのあの曲も好きですけど。昔カラオケでラスト・クリスマスを歌って終電のがした事があって、今でもラスト・クリスマスを聞くと思い出す(爆)!!
>マット・ディロンだ!
本物友情出演。最近みないなぁ・・・・