大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

大阪府と交渉

2010年07月08日 | ノンジャンル
 お知らせしていました大阪府と障害者・家族・関係者の要求大集会実行委員会との交渉が半分終わりました。とはいえ、ぽぽろが関わる放課後保障(7日)と教育(8日)の交渉はとりあえず終わりました。
 その様子は障連協のホームページにあるブログ「事務局長のつぶやき」の写真(昨日)をご覧ください。

 ご参加いただいた皆さん、本当にご苦労さまでした。

 放課後保障ではスタッフのKさんが児童デイサービスの利用定員問題について発言しました。府交渉ではデビューですが写真がないのが残念。私は司会で頑張りました。
 今日は教育の交渉で、「学校から社会へ」「子どもから大人へ」という二重の意味を持つ移行支援教育の必要性に関わって、支援学校高等部に専攻科を作って欲しい(あればよかった)という主張をわがぽぽろヤンクラメンバーのMiさん(途中からNaさんが代読)とOくんが当事者として発言。とても立派でした。私は今日も司会でバックアップというか、司会なのに全く無知で専攻科などは眼中にない府教委をしゃべりまくって追求しました。この写真を貼り付けようとしたら動画で無理でした。デジカメを頼んだ人が悪いのか頼まれた人が不慣れだったのか…。

 今日は特別支援学校整備など教育環境改善や通学保障、障害児学級の認可と定数配置、人事異動と専門性の確保、通常学校での特別支援教育の問題などで会場いっぱいのお母ちゃんたちであふれ、模造紙を使って絵や表を掲げて訴える発言者と参加者が一体となった熱気と怒りと涙の交渉となりました。強制異動で支援学校(特に聴覚支援学校)の専門性がずたずたにされようとしているという訴えに当局は回答不能になって再交渉となる場面もありました。

 ぽぽろの相談を通じてケース会議に持ち込んだ学校のお母さん方も初参加でしたが、終わってから「帰って校長先生にも府に声が届くようにさっそくお願いします。(創意をこらした迫力あるお母ちゃんたちの)やり方に学んで、来年はもっとたくさんの人と一緒に来ます。」と帰って行かれました。

 支援学校の新設問題では4校を新設するまでの間に分校設置で対応したものの、スプリンクラーもない、食堂に空調もない等のひどい状況が訴えられましたが、この運動の積み重ねが新規施策はしないと言った橋下知事をして4校新設を約束させたのですから、怒りや悔しさも胸にさらなる運動をねばり強く広げていく決意を固めさせてくれたと思います。

 スタッフのTさんは「今日は親の立場で参加しています」と言ってました。発言したくてウズウズしていたようですが、通常学級に在籍する発達につまづきのある子どもの教育支援の充実!是非とも来年は多くの親御さんと一緒に参加して訴えてください。