大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

マットすべり台?

2012年03月08日 | 児童デイサービス
(アルバイトの学生スタッフさんからの投稿でしょうか?早くから下書きしてあったのにアップが遅くなりました。ごめんね。ありがとう。) 

先々週の土曜日の午前の学童の様子です。
学生スタッフが、子どもたちがくる前に小さい滑り台を作ってくれていました。

この日、Yuくんは男性スタッフと思いきりジャレていました。
スタッフに、わざと「ばか」と言ってみたり、後ろからちょっかいをかけてみたりして、ニヤニヤ悪い顔をしています。
「なんやてー!?」と、スタッフがとびかかってくるのを期待しているようでした。
覆いかぶさるスタッフに、「はなしてー」と言いながら、顔は楽しくてしかたないようです。
一回そんな風に遊んでもらうと、そのスタッフの名前をバッチリ覚え、ずっとくっついて、甘えています。

ダンボールで作った銃を握って、バンバン!と、スタッフを撃つYuくん。

滑り台を滑り始めたと思ったら、滑りながら銃を構えてバン!と撃ちました。
その姿はアクション映画顔負けで、本当にかっこよかったです!!
スタッフもみんな「おー!!」と歓声をあげました。


すぐに携帯を構えて「もう一回やって!」と言ったのですが、そう何回もできることではないようです。
いいところが撮れなくて、Yuくん、ごめんなさい…


Haくんは、年末にジャンボ滑り台をやったとき、なかなか参加できませんでした。
他の子どもたちが滑るのを見て、本当にニコニコ笑顔で、「楽しそうだなぁ」という顔をしているのですが、誘ってみると、イヤ、とします。ちょっとずつ近付いてみたりしていたのですが、葛藤の末、滑り台から離れました。
公園の滑り台にも、何歩か足をかけてみるのですが、なかなか上まで登れません。
「やってみたい」「でも、こわい」「みんなみたいにうまくできないかも」という気持ちが伝わってきます。

でもこの日、半分の高さの滑り台に挑戦してみることができました。
YuくんやHiちゃんが滑るのを見ていたHaくん。
「やってみる?」と、誘うと、走ってやってきて滑り台に登りました。
まず1回滑ってみて、「なるほど!」というような表情でした。
そしてすぐにもう一回、滑り台に登って来ました。
写真ではなんだか怒っているような顔ですが…この後声を出して笑っていたんですよっ!

まわりで見ていたスタッフからも拍手がわきました(*^^*)

「やってみる」一歩を踏み出せさえすれば、運動神経バツグンのHaくんには少し物足りなかったかもしれません。
次はぜひ、もう少しこわいというか、「手ごたえ」のある滑り台遊びをやってみたいです。

また、この日はボールゲームもしました。前回、Haくんはみんなから少し離れたところで大好きなボールが飛び交うのを笑顔で見ていました。
ところがこの日、「Haくんもやろう!」と手を出して誘うと、手をとってみんなの中へ入って行きました。初めは私たちが手渡したボールを相手の方へ投げていました。遊び方が分かったのか、段々と笑顔になり、自分でボールを拾っては相手の方へいくつもいくつもボールを投げました。
大活躍で、Haくんのチームが勝ちました!!!


最近のHaくんを見ていると、「もっと楽しい遊びがしたい!」「手ごたえのある遊びがしたい!」「僕のねがいをわかってよ!」と訴えているように思えてしかたありません。
Haくんはどんな遊びを求めているのか、どんな風にして「手ごたえ」を作るか、どんな風にしてHaくんのねがいを受けとめるか、まだまだまだまだまだ修行、勉強を積まなければと思う日々です。


…感動的なシーンはいつあるか分かりません…
写真におさめるのはなかなか難しいです。
どなたかHaくんのボールゲームの写真を持っておられたら、アップしていただきたいです。