連休二日目の4月29日は新潟市へ小旅行に行きました。
北前船で財を成した小澤邸と新潟の三大財閥の一つ旧齋藤家別邸を見学するためです。
北前船はどうやって莫大な利益を稼いでいたのか?
営業職としては、興味をそそられます。
高速バスを新潟市古町バス停で降車して、まず訪れたのが旧齋藤家別邸です。
大型連休中だから多くの人で賑わっています。
黒い塀に囲まれた広大な敷地。
漆黒の塀は青空にとてもよく映えるが、雪景色の方が見応えがあるでしょう。
四代、齋藤喜十郎が大正7年に建てた別荘で、砂丘地形を巧みに利用して作られた庭園は見応えがあります。
綺麗な庭園をバックにモデルの撮影をしていたり、庭園に出てうららかな日差しを浴びて散策していたりと、思い思いに休日を楽しんでいるようです。
どれだけ儲けていたのか?
政治家、銀行、海運、化学工業。
「これだけやれば、あの豪邸がいとも簡単に建つな」それが率直な実感です。
下手な大名屋敷より、よほど見応えがあります。
自分とのレベルがあまりにも違い、全く学ぶことがありません。
次は、歩いて15分ほどの距離にある小澤邸へ。
私は小路を歩くのが好きです。
古さと新しさが混ざりあい、それが生活感となって現れて、そんな雰囲気に惹かれます。
ですが、小路をおっさんが一人で歩いいると不審がられます。
そんな時、観光パンフがあると助かります。
これを見ながら歩くと、いかにも観光客然として怪しまれることなく歩けます。
木々には新緑の葉が力強く茂っていました。
小路歩きを楽しんでいるうちに小沢邸に到着です。
こちらは旧齋藤家別邸と違い明らかに商売を営んでいた作りとなっています。
そのため豪華という点では旧齋藤家別邸にはかないませんが、ここに多くの人が出入りし商売をしていたと思うと、感慨深いものがあります。
建物自体は見応えがあり十分堪能しましたが、北前船については特に資料もなく残念に思いました。
そこで本で学ぶことにします。
「銭屋五兵衛と北前船の時代」
木越隆三著
北国新聞社
加賀藩で活躍した海商、銭五の障害をまとめた伝記。
このかた商売で成功するも最後は罪人として投獄され生涯を終えました。
星の数ほどビジネス書はありますが、結局、商売の基本は「安く仕入れて高く売る」
どんな本も同じことが書いてあります。
江戸時代の商人を学ぶのも参考になります。
さて、その後、新潟駅まで戻り遅い昼食をビールと共に楽しみ、ビックカメラでパソコンバックを購入し帰宅の途につきました。
ビックカメラで調達したプラスチックバックは小判形に抜きたものでした。
この形状のプラスチックバックは、どうも正式名称がないようです。
私は大手メーカーに倣い「アームバック」と呼んでいます。