数年に一度必ず読みたくなる本がある。
安部公房著
「箱男」
コロナウィルス早期収束を目指し、週末は自宅に篭るが、それも一月も経つと嫌気が差してくる。
そんな時はお笑いが一番、ということでサンドイッチマンのコントを観る。
いくつか観ていると「キャップ」が始まった。
伊達さんが一人でキャップをしていると、テントを被った富澤さんが現れるというオープニングだ。
その富澤さんの姿を見て「箱男」を思い出した。
箱男はダンボールを被って生活する話。
私は人と接触するのがストレスになる。
変えなけれいけないと思い、自分なりに努力をするが改善されない。
一人では生きていけない事は重々承知だが、自分の殻に篭りたい。
ダンボールで外の世界と壁を作れたら、そして生きていけたらと妄想する。
私の心が疲れたら読み返す本。
ただしファンタジーではないから読んだからといって楽になるわけではなく、そんな生き方をしたところで幸福がまっているわけでもない。
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