フィリピン人は世界一フレンドリー?
表面的には、フィリピン人はとても友好的で親切だが、フィリピン社会には利己主義と利己主義の大きな底流がある。
誤解しないでほしいのだが、フィリピンには私にとってかけがえのない友人たちのネットワークがある。
しかし、この国で起きている問題のほとんどは、年齢や社会階層に関係なく、この国を支配する法律や、
礼儀正しい社会を支配する基本的なルールから免除される多くの理由を持っている人々が大多数を占めているという
事実に起因している。
その原点は、その時々に誰が政治権力を握っていようと、この国は事実上、一握りの一族によって所有されており、
彼らは個人的な富のために国の富の多くを蓄え、社会的地位の低い人々が苦しむ一方で、
常に覇権をめぐって互いに争っているからだ。
法執行機関を含むあらゆる政府の階層は、根底から腐敗したままだ。
新政権が選出されるたびに、汚職撲滅を公約に掲げても、結局は汚職の蔓延のバランスを自分たちに
有利なように変えるだけだ。
警察は、汚職やしばしば非能率だけでなく、十分な資源にも恵まれていないため、法律を執行することがまったくできず、
誰もがそれを知っている。
マニラ首都圏のひどい交通事情は、慢性的なインフラ投資不足のために、赤信号無視や夜間の無灯火、
交通量の多い交差点の立ち入り禁止などで処罰されるドライバー1人につき100人以上のドライバーが、
同じ警察官や交通巡査の前を通り過ぎ、同じことをしているという事実によって、そうでない場合よりも10倍も悪化している。
フィリピンでの法律違反は、アフリカの平原を群れで走るヌーのようなものだ。
当局はライオンで、1人か2人は捕まるだろうが、大勢は自由の身だ。
フィリピン人はまた、お互いにとって最大の敵でもある。
カルト的な富の崇拝があり、自分で稼いだかどうかに関係なく、お金を持っている人は皆、自分が貧しい人より優れていると考える。
多くの企業が最低賃金法やその他の雇用法に従おうとしないのは、前述べたヌーの例えのような理由もあるし、捕まったとしても
汚職役人に金を払えば簡単に問題が片付くからでもある。
しかし、そのような扱いで忠誠心が得られることはほとんどなく、多くの貧しい民衆は驚くほど定期的に雇い主から搾取する。
もしあなたがタワーマンションを建てるために建築会社を雇えば、現場から資材を盗み出すことによって、おそらく多くの建設労働者が
自分たちの家を建てたり、改良したりする手助けをすることになるだろう。
フィリピンの友情と忠誠心は非常に部族的なものであり、日々の人間関係の多くは、他者を本当に尊重するというよりも、
相互の必要を満たすためのものであるように思える。
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