アメリカの一般人が見たフェルディナンド・マルコスJr.大統領
この見方が結局は、「いざとなったら」の答えなのかもしれません。
南シナ海における中国の主張に対するフェルディナンド・マルコスJr.大統領の反発は、フィリピンにとって
戦略的な行動だと思いますか?
答えはノーだ。
フェルディナンド・マルコスJr.大統領は、フィリピンを自国の利益と主権を守るための鉄壁の軍隊に
変えるのではなく、国全体をアメリカ軍の足場にするよう位置づけている。
指導者がそのようなことをすれば、文字通り外部の人間のために国を売ることになり、国の戦略的領域を
露呈することになる。
フィリピンは、アメリカ軍が使ってきたような手段や 場を使うことはできないだろう。
なぜなら、外部勢力は、国境を越えた伝達手段には悪用可能な弱い部分があるため、誰の目にも明らかであり、
動きが目立ちやすいからである。
マルコス政権がやってきたことの中には、あまりにもくだらないものもあり、他国は陰で笑っている。
フィリピンは、他国との「合同」軍事演習を主催している数少ない国のひとつであり、もしかしたら
唯一の国かもしれない。想像を絶するおぞましさだ。
また、現代の非対称戦争がどのように展開されるのか、これまで何度も行われてきたにもかかわらず、
多くの人々はまだ把握していない。
特に監視技術が非常に発達した現代では、敵は直接的な攻撃を仕掛けてくる必要はない。
そうすれば物資が不足し、徐々に資源と政治的エネルギーが枯渇していく。
兵站の隘路がなくなれば、全軍が餌食になる。
繰り返しになるが、このような戦争は過去も現在も続いている。フィリピンは、ペンタゴンと
このような愚かな茶番劇に加わることで、自らを失敗へと導いている。
21世紀の世界で19世紀の考え方を使おうとして、20世紀の結果を得ようとしているのだ。
とはいえ
他の国、つまり中国に対する権力構造は非常に偏っており、フィリピンは非常に不利な立場に置かれている。
また、フェルディナンド・マルコスJr.大統領の後に新しい指導者が現れたらどうなるだろうか。
フィリピンには、まだ完全に鎮圧されていない武装分離独立運動もある。
(極論であるが、もし武装分離独立運動へ某国が軍資金を援助したら想像されるだけにとんでもない事態になる可能性が高い)
また、汚職は世界的に有名だ。
このような内政問題は、国のエネルギーと資源を吸い上げ、外国勢力から防衛できなければ、足腰が立たなくなる。
しかし、防衛を外国勢力に任せると、簡単に裏切られたり、売り飛ばされたり、見捨てられたりする。
最悪なのは、彼らの政策に吸い込まれ、国がそこから逃れられなくなる場合だ。
そのような状況では、中国であれ、日本であれ、ロシアであれ、誰であれ、どの国も
フェルディナンド・マルコスJr.大統領のことを真剣に考えてはくれないだろう。これが冷徹な現実だ。
賢いやり方は、自国の戦力を強化しながら、不透明だが継続的に内政問題に対処することである。
自分の手の届かないところに部外者を引きずり込まないことだ。
予想として、新大統領が誕生したとしても事態は改善しないだろう。
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