1年半近く放置していたこのブログですが、久々の更新です。
羊毛フェルトを止めていたのではなく、単にUPする完成作品が無かっただけで、
このオーダーメイドの製作自体はほぼ毎日、行っていました。
オーダー頂いたのが2014年の10月27日ですので、
24ヶ月かかって、ようやく1体完成しました。
約2年間も苦情一つ言わずに、ただひたすら信じて待ち続けてくれたオーナー様に心から感謝です。
今回の作品は、以前、コメント頂いたmegさんご依頼の茶トラ猫の「ティビー」くんです。
高さ166mm
前後幅240mm(しっぽナシ140mm)
横幅89mm
重さ136g
目はスワロフスキー2090/4の8mmを使用したオリジナル
まずは本物のティビーくんのお姿を。
顔はなかなかのイケメンですが、大柄な骨格に10kg近い体重という、魅惑のムッチリボディーの持ち主で、おっとりした性格の賢い猫ちゃんだったそうです。
また、megさんに四六時中ベッタリで、帰宅時には玄関でお出迎えしてくれる、飼い主さんが大好きな男の子でした。
頭部は模型の球体関節を使用した着脱式になっていて、可動範囲は広くないですが動かす事ができます。
体のいろんな所にある「肉ムニュ」が再現してあります。
首の下、二の腕、脇の下、お腹、しっぽの横のは太もものお肉がムニュっとなったものです。
肉球は、着色した粘土で作って貼り付けてあります。
完全に乾燥しても少し弾力の残る粘土で、手触りも肉球っぽいです。
耳の薄さに注目して下さい。
本物の猫並みとは言いませんが、過去最高に薄くできました。
ヒゲは今回も本物の猫と同じように先が細くなっていくテーパー毛です。
生前に使っていた首輪が大切に保管されていたので、画像を頂き、再現してみました。
バックルとアジャスターはエポキシパテからの削り出しです。
ただし形の再現だけで、その機能はありません。
手乗り写真
最初に見た時、あまりの迫力に「ん?剥製?」
と思ってしまいました。猫フェルトで有名な作家さんは多々いらっしゃいますが、どの方も猫の可愛らしさに特化した方々なので、生きた猫の迫力ある姿を再現された作品にはびっくりしました。
長い時間をかけられる作品ほど丁寧ですし、やっぱり精密さが違いますね。
植毛の御写真がありましたが、あんなに綺麗に等間隔で植えられるなんてすごい!
ブログ楽しみにしています。
これからも、素敵な猫さんを作っていってください。
長文失礼しました。
このブログをやっておりますProgress Unlimitedの西岡と申します。
長い間ブログを放置していた事もあって、
新しい記事をUPしても誰からもコメントを頂けなかったので、とても嬉しいです。
自分には可愛くデェフォルメして作るセンスが無いというのもありますが、
猫はそのままで十分可愛く、十分美しいと思うので、何も足さず、何も引かず、ありのままの姿を作っていこうと思っています。
植毛についてはまだまだ模索中で、あんなにビッシリ植えなくてもフワフワが維持できて、身体のラインの美しさが再現できる方法を見つけたいと思っています。
今回のティビーくんもかなりのビッシリ植毛です。
もっともっと本物の猫さんにそっくりなものが作れるよう頑張りますので、
これからも時々、覗きにきて下さい。
とてもリアルなねこちゃん....。
うちのねこもつ作って貰いた~い!!ってすごく思いました。
もし製作お願いできましたらおいくらほどかかりますか?
年度末ということもあり、残業、休日出勤の日々で返信が遅くなり、申し訳ありません。
さて、お問い合わせの件ですが、
羊毛フェルトの猫人形の相場はだいたい6万円くらいだと思いますが、
このティビーくん人形はその2割増しくらいの価格でした。
ただ、モデルの猫ちゃんの毛の模様や、ポーズによっても価格は変わってきます。
gooブログは商業利用が禁じられていますので具体的な数字はここでは書けませんが、
必要であれば、右上のプロフィール欄の下にある「メッセージを送る」からメールでお問い合わせ下さい。
ご予算に合わせたご提案もさせて頂いておりますので、お気軽にどうぞ。
現在製作中の作品は、オーナー様が顔以外の植毛をご自身でされるという事で、相場の半額くらいの価格です。