作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

言葉の森・小4の作文 小さいころから大切にしているもの

2011-12-13 | 作文
 言葉の森の小学校4年生の12月1週の課題は、「小さいころから大切にしているもの」です。みんなそれぞれ、小さいころに買ってもらったぬいぐるみや旅行先で拾った石など、大切にしている宝物についての思いを書いてくれます。そんな中で、こんな作文を書いた生徒がいました。

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 ぼくが一番大切にしているのは命です。ぼくは、命が一番大切です。なぜかというと、なかったら「死」だからです。ぼくは、小さいとき、かわさきびょうというけっかんがぼろぼろになる病気になりました。
(中略)
 ぼくが(入院しているとき)たくさんねつが出ていたのにねつけなくて、お母さんは、ぼくが泣いたままはなれるのがつらくて、(自分が帰った後も)このままねつけなかったらどうしようと思っていたそうです。
 ぼくは、命をまるでたからもののように大切にしたいです。

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 普段はやんちゃな男の子がこんなことを考えていたとは……。この生徒のお母さんもとても驚いていらっしゃいました。ちなみに、この男の子が二番目に大切にしているものは「外遊び」。「命」と「外遊び」、小学校中学年で、抽象的なことを宝物として考えられるのはすばらしいと思います。お母さんは、ぬいぐるみや石のように、小さいころから大切にしている物が特になかったからだとおっしゃっていましたが(笑)。


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