子供の作文につきあっていると、注意するところばかりが目について、つい叱ってしまうという話をよく聞きます。このような保護者の方の気持ちは、本当によくわかるのですが、いくら注意しても、いくら叱っても作文は上達しません。
子供を作文嫌いにさせないために必要なことは、事前指導とほめることです。事前指導は、敷居を低くし、まずは、子供が無理なくできることから始めます。そして、子供の様子を見ながら少しずつ敷居を高くしていきます。どんなに簡単なことでも、指導したことができていたら、たっぷりほめます。これは、幼稚園児であろうと、小学生であろうと、中高生であろうと同じです。(大人になっても、ほめられると嬉しいものです(笑)。)
表記ミスについては、指摘はしますが、叱ることはしません。もう過ぎてしまった失敗については、本当はどうすればよかったのかが重要なだけで、その失敗の穴を掘り下げる必要はないのです。子供も、ミスをしたくてしたわけではありません。
さらに、ミスではないけれど、平凡な文章でつまらないというような理由で作文が下手だと決めつけてしまうこともよくあるようですが、これも大きな間違いです。作文の勉強というものは、縦軸の勉強です。同じ学年の人たちと比べて順位を出すような横軸の勉強ではありません。その子供の成長過程を如実に表すのが作文です。以前書いた作文より少しでもいいところが見つかったら、その子供は、着実に力をつけているということなのです。もちろん、そのためには、読書や長文音読、親子の対話などの日々の積み重ねが大切です。
『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』(鈴木亮著)という本の中に、親子の関わり方について、なるほどと思うことが書かれていました。著者の鈴木亮さんは、新聞社に勤務する多忙なお父さんです。毎晩、息子さんの就寝後に、答案をチェックしていたそうですが、後で振り返って、「これが食卓の横に座り、そのたびに「。を忘れているぞ」「縦書きなら漢数字だ」などと怒鳴っていたら、次男もうんざりしていたのではないか。」と記しています。(注:鈴木家では、長男も次男も食卓で勉強をしているそうです。)
子供を作文嫌いにさせない一つのコツは、子供が作文を書いているときには近寄らないということになるのかもしれません(笑)。対話の時間はほとんどなく、作文を書くときだけ子供にべったりというのは本末転倒と言えそうです。
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子供を作文嫌いにさせないために必要なことは、事前指導とほめることです。事前指導は、敷居を低くし、まずは、子供が無理なくできることから始めます。そして、子供の様子を見ながら少しずつ敷居を高くしていきます。どんなに簡単なことでも、指導したことができていたら、たっぷりほめます。これは、幼稚園児であろうと、小学生であろうと、中高生であろうと同じです。(大人になっても、ほめられると嬉しいものです(笑)。)
表記ミスについては、指摘はしますが、叱ることはしません。もう過ぎてしまった失敗については、本当はどうすればよかったのかが重要なだけで、その失敗の穴を掘り下げる必要はないのです。子供も、ミスをしたくてしたわけではありません。
さらに、ミスではないけれど、平凡な文章でつまらないというような理由で作文が下手だと決めつけてしまうこともよくあるようですが、これも大きな間違いです。作文の勉強というものは、縦軸の勉強です。同じ学年の人たちと比べて順位を出すような横軸の勉強ではありません。その子供の成長過程を如実に表すのが作文です。以前書いた作文より少しでもいいところが見つかったら、その子供は、着実に力をつけているということなのです。もちろん、そのためには、読書や長文音読、親子の対話などの日々の積み重ねが大切です。
『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』(鈴木亮著)という本の中に、親子の関わり方について、なるほどと思うことが書かれていました。著者の鈴木亮さんは、新聞社に勤務する多忙なお父さんです。毎晩、息子さんの就寝後に、答案をチェックしていたそうですが、後で振り返って、「これが食卓の横に座り、そのたびに「。を忘れているぞ」「縦書きなら漢数字だ」などと怒鳴っていたら、次男もうんざりしていたのではないか。」と記しています。(注:鈴木家では、長男も次男も食卓で勉強をしているそうです。)
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