血液型による性格判断がはやったのはもう一昔前のことになりますが、当たっているような気がするのは私だけでしょうか。生徒の作文を読んでいると、「きっと●型だろうなあ。」と見当がつくことがあります。
A 名前や数字をとにかくくわしく書くA型の男の子。しばらくそんな調子が続きましたが、ひたすらほめ続けたら、会話やたとえも上手に書けるようになりました。どうしても書けないと頭をかかえていたこともありましたが、そんなときもちょっとしたアドバイスをした後、ひたすらほめる。そうしたらすらすらとすばらしい作文を仕上げてくれました。初めて感想文を書いたときも、「○○君は感想文が得意だね。」と言うとすっかりその気になった様子で、次の月も「僕、感想文得意だから。」と、はりきって書いてくれるようになりました。
B 中学生の○○君はB型。小学生の間は、むらのある作文が続きました。もちろん、自分ては毎回精一杯書いているのですが(それは伝わってくるのですが)、言いたいことがうまく伝わるときとそうでないときがありました。でも、ひたすらいいところだけをほめ続けていると、中学生になってからは、個性的ないい作品が続くようになりました。実例がユニークで、読む人を飽きさせない作品です。また、小学生の○○君は、「いちばん書きたかったことを丸で囲んでね。」と言うと、単語ではなく、一文字ずつ丸で囲みました。このような丸の囲み方をする生徒は初めてでした。思わず、「B型?」とたずねると、「どうしてわかったの?」とのこと。この○○君も今は感想文などもとても上手に書けるようになりました。
O O型の○○ちゃんは、とにかく豪快。特に会話などは、つつみかくさず、そのままを書いてくれます。会話なので、まあいいかなと思いながら、これもまたほめ続けていると、おうちの人にたくさん話を聞いてきて、そのまま書いてくれるようになりました。お母様も非常に協力的で、作文でも、感想文でも、聞いた話が必ず入るようになったのです。同じくO型の○○君は、とにかく話すのが大好き。キーボードに乗せた手よりも口の方が活発に動いていました。やっと入力した作文は、事実だけのオンパレード。それでも「よくがんばったね。」と言うと、非常に満足気な顔。自分の気持ちを書くようにアドバイスをすると、少しずつ思ったことも書けるようになりました。
AB 最後になりましたが、AB型の○○君。お休みせずに、毎回まじめによくがんばっていいます。むずかしい課題にもポーカーフェイスで、積極的に挑戦し、じっくり仕上げてくれるのですが、どうしてここにこの話が来るのかと思うくらい極端な実例が挙げられていたりして、講評に悩むことも少なくありませんでした。見守り続けて数ヶ月。いつの間にか、コンスタントにまとまりの良い作品が書けるようになっていました。得意分野がはっきりしていたので、そこを生かしながら毎回うまくまとめています。
もちろん、血液型と作文に関係があるとは言い切れません。同じ血液型でも、一人一人その性格は違っています。書いた作文もそれぞれに個性のあるすばらしいものです。でも、共通して言えることは、見守り、ほめることがいかに大切であるかということです。最初から完璧を求めないことが大事だと思います。
A 名前や数字をとにかくくわしく書くA型の男の子。しばらくそんな調子が続きましたが、ひたすらほめ続けたら、会話やたとえも上手に書けるようになりました。どうしても書けないと頭をかかえていたこともありましたが、そんなときもちょっとしたアドバイスをした後、ひたすらほめる。そうしたらすらすらとすばらしい作文を仕上げてくれました。初めて感想文を書いたときも、「○○君は感想文が得意だね。」と言うとすっかりその気になった様子で、次の月も「僕、感想文得意だから。」と、はりきって書いてくれるようになりました。
B 中学生の○○君はB型。小学生の間は、むらのある作文が続きました。もちろん、自分ては毎回精一杯書いているのですが(それは伝わってくるのですが)、言いたいことがうまく伝わるときとそうでないときがありました。でも、ひたすらいいところだけをほめ続けていると、中学生になってからは、個性的ないい作品が続くようになりました。実例がユニークで、読む人を飽きさせない作品です。また、小学生の○○君は、「いちばん書きたかったことを丸で囲んでね。」と言うと、単語ではなく、一文字ずつ丸で囲みました。このような丸の囲み方をする生徒は初めてでした。思わず、「B型?」とたずねると、「どうしてわかったの?」とのこと。この○○君も今は感想文などもとても上手に書けるようになりました。
O O型の○○ちゃんは、とにかく豪快。特に会話などは、つつみかくさず、そのままを書いてくれます。会話なので、まあいいかなと思いながら、これもまたほめ続けていると、おうちの人にたくさん話を聞いてきて、そのまま書いてくれるようになりました。お母様も非常に協力的で、作文でも、感想文でも、聞いた話が必ず入るようになったのです。同じくO型の○○君は、とにかく話すのが大好き。キーボードに乗せた手よりも口の方が活発に動いていました。やっと入力した作文は、事実だけのオンパレード。それでも「よくがんばったね。」と言うと、非常に満足気な顔。自分の気持ちを書くようにアドバイスをすると、少しずつ思ったことも書けるようになりました。
AB 最後になりましたが、AB型の○○君。お休みせずに、毎回まじめによくがんばっていいます。むずかしい課題にもポーカーフェイスで、積極的に挑戦し、じっくり仕上げてくれるのですが、どうしてここにこの話が来るのかと思うくらい極端な実例が挙げられていたりして、講評に悩むことも少なくありませんでした。見守り続けて数ヶ月。いつの間にか、コンスタントにまとまりの良い作品が書けるようになっていました。得意分野がはっきりしていたので、そこを生かしながら毎回うまくまとめています。
もちろん、血液型と作文に関係があるとは言い切れません。同じ血液型でも、一人一人その性格は違っています。書いた作文もそれぞれに個性のあるすばらしいものです。でも、共通して言えることは、見守り、ほめることがいかに大切であるかということです。最初から完璧を求めないことが大事だと思います。