作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

言葉の森作文講師資格講座 表記指導レベル1(1)

2010-03-05 | 作文
 低学年のうちは、楽しく書くことがいちばんです。表記ミスはあってあたりまえ、学年が上がるにつれて、自然に直っていくものなので、深刻に考える必要はありません。正しい表記を教えることよりも、楽しく読んだり書いたりする習慣をつけることが第一です。ここでは、一応、低学年のうちに身につけておきたい表記について説明しますが、徹底的に叩き込むようなやり方はお勧めしません。

●行を続ける

 段落をつける前段階の指導として、会話以外はすべて行を続けて書きます。一文ずつ行を変えたりせず、「。」の後は続けて次の文を書いていきます。

●会話行がえ

 会話のカギかっこの前と後は行を変えて書きます。行を続けて書くことが間違いというわけではありませんが、特に小学生の場合は、行を変えた方が読みやすいので、会話の前と後は改行をします。

 これは、言葉だけの説明ではわかりにくいので、実際に書き示しながら指導します。

●それで少なく

 低学年の子供は、「それで」「そして」「それから」「そうしたら」などの接続語を多用しがちなのですが、これらの接続語は少ない方が文章が引き締まります。

 「『それで』という言葉は一枚の作文用紙に一回だけは使っていいから、あとは読み返して消しておこうね」と具体的な数字を挙げて指導すると、子供は自分で気をつけるようになります。


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