作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

作文講師のひとりごと(4)

2013-07-14 | お知らせ
 一般的に、男の子は数字や名前をくわしく書くのが得意である。

 自動車や電車やポケモンの名前を次々に覚え、披露してくれるのは、だいたい男の子だ。また、物の色や形状を冷静に観察し、ありのままに書くのがうまい。

 先日、小2の男の子が、新しく買ってもらったスニーカーについて作文を書いてくれた。

 そのスニーカーを机の上に置き(私はあわてて新聞紙を敷いた)、さまざまな角度から眺め、色や形をくわしく書いていた。底にある細かい模様まで見逃すことなく、ほぼ正確に表現している。その描写力に感心させられた。

 一方、女の子は、たとえを工夫したり、思ったことを書くのが得意な子が多い。

 一つの作文にいくつものたとえを入れることもある。たとえを考えるのが楽しいようだ。ときには、たとえが重たすぎて、しっくりこないこともあるが(笑)、想像力が豊かなことに関心させられる。

 また、思ったことも、ストレートに、感情たっぷりに表現するところがほほえましい。

 このようなことは、あくまでも私が感じた傾向であって、誰にでもあてはまるものではないが、少なくとも、男女に関係なく、その子供なりの個性があることは確かである。

 そして、大事なことは、その個性を認め、伸ばしてあげることだと思う。多くを求めすぎて、長所をつぶしてしまうのはもったいない。大きな花を咲かせるためには、あれもこれもと欲張るよりも、今ある長所を伸ばす方が近道なのだ。


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