リオデジャネイロ市北部のモーロ・サン・ジョアンとモーロ・ドス・マカコで、二十五日の深夜から早朝にかけて、麻薬密売嫌疑の二区を同時捜索した警察と密売グループの間で激しい銃撃戦が起き、少なくとも三人が死亡した。
密売グループは昨年末、警察の捜索から逃れた一味。重要容疑者の数人が、勢力を取り戻して密売を再開していたため、警察では五十人を動員して再び一斉捜索した。
作戦では一味が、二区にまたがるボン・レチーロ大通りやアサレ街から逃亡するのを防ぐため、二区を同時急襲。両通りを遮断して、逃げ降りて来る密売グループとの間で、四時間にもわたる銃撃戦が繰り広げられた。
〇八年十一月の捜索では六人を射殺。幹部のダニエル・デ・ジェススや七十二歳の老人も含まれていた。リーダーと見られるアントニオ・ロペスは、まだ一団を指揮しており、今後も特捜班による監視が続けられる。