工業界の好調さと同じく、農業も砂糖黍とコーヒーの生産増で農業収入が増加、経済危機以前の水準に戻りつつある。主要農産物の収穫額は、大豆が昨年480億レアルで本年度予想440億レアル、トウモロコシが昨年180億レアルで本年度予想160億レアルと大豆とトウモロコシは不調だが、コーヒーは昨年160億レアルで本年度予想190億レアル、砂糖黍が昨年270億レアルで本年度予想360億レアルと好調。大豆とトウモロコシの減産を十分に補えると見られている。
穀物全体として見れば、08年には穀物970億レアル、その他770億レアルの合計1・74兆レアルだったが、09年には840億レアルにプラス810億レアルの1・85兆レアル、10年は820億レアルにプラス930億レアルで1・76兆レアルと予想され、穀物としては収穫減になるものの、農産物全体を見れば09年を超える収入となるという。